ピークをめざして ROAD TO PEAKS

山が好き。自然が好き。初心者トレッカーのひとり言

大雪山・黒岳~北鎮岳へ(1) ~出発~

2008年09月06日 09時48分43秒 | 北海道トレッキング
(5合目からの景色)

晩夏の北海道旅行2日目は、大雪山・黒岳~北鎮岳へのトレッキング。
今回からは、この黒岳・北鎮岳のトレッキング・レポートです。

トレッカーである私にとって、大雪山は憧れの存在。
大雪山トレッキングは、今回の北海道旅行のメイン・イベントです。


ここで、大雪山について、少しご紹介しますと・・・。

大雪山国立公園は、日本一広大な国立公園で「北海道の屋根」ともいわれています。
大雪山は一つの山の名称ではなく、北海道の中央高地を形作る山々の集まりを指しています。
アイヌの人々は石狩川源流域にあるこれらの山々を、
ヌタクカウシュペ(川が曲がりくねった場所の上に幾つもあるもの)、あるいは、カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と、雄壮かつ天上の美しい姿を表現しました。
一般に大雪山国立公園の山々は北大雪、表大雪、東大雪、十勝連峰の4山域に分けられ、2,000m前後の山々が連なっています。
北海道の最高峰である旭岳でも標高が2,290mで、全体的になだらかな山並みが続きますが、気象条件は緯度の関係で本州の3,000m級の山に匹敵する厳しい山岳環境でもあります。
そのため森林限界が1,500m前後と低く、この上部の高山帯が広く展開しているのが大雪山の特徴です。
大雪山国立公園の山の春は遅く、秋が早い・・・。7月上旬は未だ残雪が多く、8月下旬には稜線は早くも秋の気配が漂い、9月中旬には初冠雪を見ます。
いわゆる登山シーズンは6月下旬から10月初旬までで、残りの8ヶ月は雪に閉ざされることとなり、まさに神々の山になるのです。
(大雪山国立公園連絡協議会HPより)

今回は、私の尊敬する写真家・トレッカー・ブロガーのTAKEさんのアドバイスにより、
表大雪の玄関口に聳える「黒岳」から北海道第2の高峰「北鎮岳」までを歩いてきました。


昨日のユニ石狩とは違い、トレッキングの装備もしっかり。
気を引きしめて出発です。

TAKEさんからは、「人が多いので、できるだけ早いロープウェイがオススメ」とのアドバイスをいただいていましたが・・・。
ホテルの朝食が7時からということで、朝食後に出発。
ロープウェイの始発が6時だったので、その前後に行こう・・・と思っていたのですが、結局、7時半ぐらいのロープウェイに乗ることに。
・・・朝ごはん、パスするのもったいなくて。(笑)


情報板によると、山頂の天候は快晴。気温16℃。
ナナカマドがすでに色付いているとのことで、紅葉も期待できそう。


ロープウェイは・・・ほとんど人が乗っていませんでした。
そういえば、駐車場もガラガラでした・・・。
9月の平日だったからでしょうか・・・。


ロープウェイで、5合目まで標高を一気に稼ぎます。ラクチン、ラクチン。(笑)


5合目に到着。

さらに、リフト乗り場へ向かいます。


キタキツネの足跡が、コンクリートの道に・・・。


こっちは、エゾシカの足跡・・・。


リフト乗り場に到着。


黒岳の山頂付近は、美しく色付きはじめています。


さらに、リフトで7合目へ。
・・・ラクチン、ラクチン。(笑)


★今日の一言:さぁいよいよ、トレッキング開始です!