(写真:神秘の湖、羅臼湖です)
ヒグマとのニアミスの後、さらに進み、羅臼湖へ向かいます。
途中、自然解説員の浅野さんから、知床に咲く花や植物、生息する動物などの話を聞きながら、楽しく歩きました。
単独で歩くより、こうして話を聞きながら歩く方が、絶対勉強になりますね。
これまでも何度か知床には足を運んでいますが、ただ漫然と景色を見て回っていました。
解説を聞きながらモノを見ると、こんなに違って見えるものかと思いました。
今回は、知床の自然について、本当にいろいろなことを学ぶことができました。
そして、ほどなく羅臼湖到着。
羅臼湖は、水面標高740mの自然の宝庫。湖へ続くルートはここ1箇所しかなく、冬期は立ち入る人もほとんどいないそうです。
背後にそびえる天頂山と前方にそびえる西知別岳に囲まれ、神秘的な水面をたたえていました。
案内板によると、羅臼湖は、面積0.43平方キロメートル、最大水深2.1m、湖岸延長線3.7km。3000年前の天頂山の噴火により溶岩でせき止められてできた湖で、魚類は生息していないそうです。
知床自然センターで用意いただいた弁当に舌鼓を打ち、しばしの休憩です。
この弁当、結構いけました!

体験プログラムに付いてくるお弁当なので、まったく期待していなかったのですが、なかなか美味しい弁当でした。
なんでも、以前の弁当は、入れ物がイマイチだったそうで、参加者の方が「このままではダメ」と、弁当箱を寄附されたそうです。
弁当箱を入れる袋も、解説員の浅野さんが出張の際に京都で“仕入れ”てこられたとのことで、いろいろと工夫されているようでした。
手づくり感があって、なかなか良かったです。
その後、どんどん気温が下がり、休憩もそこそこに帰途につきました。
帰りも、クマに出会わないように浅野さんの「ホイ、ホーイ」という掛け声の後を楽しく歩き、トレッキングルートの入り口には、14時に到着しました。
これから羅臼湖へ行かれる方へ。
体力的には、ハイキング並みと思っていただいて結構ですが、足元が悪いため、トレッキング・シューズまたは長靴の着用が必須です。
あと、個人で行かれる方は、ヒグマ対策を忘れずに!
自然解説員の浅野さん、本当にお世話になりました。
そして、同行した大津からの4人組のお姉さんたち、埼玉から来られたクマ好きでベテラン・トレッカーのスミさん、楽しい時間をありがとうございました!
★今日の教訓:その土地に詳しい人の言葉に耳を傾けると、単独(自力)で行くより、何倍も充実した内容になる!色々なことを知ることは、ものすごく大切。見えないものが見えてきたり、ただ漫然と見ていたものが意味を持つようになる。