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ピークをめざして ROAD TO PEAKS

山が好き。自然が好き。初心者トレッカーのひとり言

アルペンルート旅日記(11)~雪の大谷・1~

2006年05月07日 20時58分11秒 | アルペンルート
(写真:これが「雪の大谷」だっ!)

ホテルでの朝食後、9:30からオープンしたばかりの「雪の大谷ウォーク」へ。

そこは、今年できたばかりの“雪の壁”をひと目見ようと、集まった旅行者で賑わっていました。


・・・雪の大谷。

長い冬を越え、厚く積もった雪の層を切り通した「雪の回廊」。

除雪作業によってできる、見上げるような雪壁は、アルペンルートの春の風物詩です。

当日の気温、4℃。

雪壁の高さ、19m。

室堂ターミナルから徒歩5分、標高2,390mの高所に続く約500mの大雪壁。

・・・壮観でした。



★今日のひと言:道の両側にそそり立つ雪の壁・・・圧倒されました。

アルペンルート旅日記(10)~ライチョウくん~

2006年05月06日 08時37分16秒 | アルペンルート
(写真:アルペンルートのライチョウくん)

え~~~、ライチョウについて。

雷鳥(ライチョウ)は、学名をLagopus mutus japonicusといい、キジ目ライチョウ科に属する鳥です。

太古の昔より、神の使いとして大切にされてきた雷鳥・・・。

氷河時代の生き残りと言われ、今では国の特別天然記念物に指定されています。

雷鳥の最大の特徴は、なんといってもその毛色。

岩肌があらわになる夏は茶色のまだら模様、辺り一面が雪で覆われる冬は純白の保護色を身にまといます。

立山全体で約330羽生息している雷鳥は、特に室堂平周辺で多く見られます。

10数年間、その個体数がほとんど変化していないという事実は、立山の環境が雷鳥の生息地として安定しているという証拠でしょう。

今回の旅は、このライチョウに出会うことを大きな目的としておりましたが、ついぞ、その姿を見ることは、叶いませんでした・・・。(涙)

一日目の夕方、エンマ台のところで三脚を立てているカメラマンがたくさんいましたが、「人が多すぎて、出てこんな~」との声を聞きました・・・。


えっ?・・・・・・、この写真ですか?

よく撮れてるでしょ?

これ、お土産コーナーにあった「ライチョウ下敷き」を撮ったものですけど何か?(爆)


★今日のひと言:う~ん、ものすごく残念。(涙)

アルペンルート旅日記(9)~峠の群像~

2006年05月05日 01時06分44秒 | アルペンルート
(写真:一列で迫ってくる団体・・・)

室堂の夜は、星空を観察。

日本最高所のホテルだけあって、怖くなるほど星が出ていました。

UFOも確認できました。(うそ)

・・・星がたくさんありすぎて、わかった星座は、北斗七星だけでした。(笑)

流れ星も見えたりして、素晴らしかったです。

・・・デジカメで星空を撮ろうと試みましたが、うまく撮れませんでした。(涙)


翌朝は朝食後に再度、ライチョウの姿を求めて、室堂の周辺を散策。

天気が良く、雪の照り返しが眩しすぎて、足元がよく見えず、何度も転びそうになりながらの散策でした。(笑)

みくりが池の南側に着き、北側を見ると・・・、写真のような団体さんが・・・。

ふと、脳裏に浮かんだのは・・・『峠の群像』でした・・・。

近づいてみると、中高年のトレッカーの団体さんでした。


★今日のひと言:朝からの散策は、人でいっぱいでした。

アルペンルート旅日記(8)~アルプスの夕景~

2006年05月04日 00時05分17秒 | アルペンルート
(写真:あたり一面がブルーに染まりはじめました)

室堂周辺を散策していると、あっという間に時間が経ち、午後6時を過ぎてしまいました・・・。

とりあえず、来た道をホテルに戻ります。

途中、大日岳の後ろに夕焼けが見え始めたと思うと、あたり一面がブルーに染まりはじめました。

初めて見るアルプスの夕景・・・。


★今日のひと言:あたり一面が白からブルーに・・・感動的な色合いでした。

アルペンルート旅日記(7)~雪原を散策~

2006年05月03日 23時50分11秒 | アルペンルート
(写真:大日岳をバックに記念撮影)

室堂を代表するスポットのみくりが池。

この周辺を、とりあえず雪に足をとられながら散策。

・・・といっても、おぼつかない足取りでの雪中行軍。

ところどころ、ズボズボと雪の中に足を突っ込みながら歩きます・・・。

みくりが池は、6月までは、すっぽりと雪で覆われますが、7~10月はその美しい紺碧の水面に立山の姿を映します。

「夏のみくりが池は、きっと美しいんだろうな~」と想像しながらズボズボ歩いて、北側のエンマ台に。

大日岳が、その勇壮な姿を見せています。

ここで、記念写真。

足元は、すっかり雪に埋まっています。(笑)


★今日のひと言:今度は、7~10月の間に、ぜひ。


アルペンルート旅日記(6)~立山~

2006年05月02日 08時15分18秒 | アルペンルート
(写真:室堂から見た立山三峰)

午後5時半に室堂に到着。
すぐさま、ホテル(ターミナルに直結しています)にチェックインし、部屋に荷物を置いて、外に飛び出しました。

「雪の大谷」は3時までの開放(おまけに今日は閉鎖されていた模様)なので、ホテルの裏口から、みくりが池の方面に出てみました。

・・・そこは一面、“白”。

見渡す限りの雪原で、まるでスキー場のようでした。

凍結した雪に足を取られながら、散策道を辿ると、立山三峰が目の前に現れました。(写真)


・・・・・・ところで、“立山”という「山」を地図で探してみても、どこにもその名が見当たらないのをご存知ですか?

実は、立山とは、1つの山を指すのではないのです。

一般的には、主峰とされる雄山(おやま)、大汝山(おおなんじやま)、富士の折立(ふじのおりたて)の3峰の“総称”とされています。

よく言われる“立山三山”はまた別で、雄山、浄土山、別山を言うそうです。
そして、“立山連峰”とは、北の剱岳から南の薬師岳までを含めた範囲を指しているとのことです。


写真の立山三峰、右のピークが雄山3,003m、真中のピークが大汝山3,015m、左のピークが富士の折立2,999mです。

アルペンルートは、今、私が立っている(写真を撮っている)場所の真下を通り、大汝山の中腹「大観峰(だいかんぼう)」(2,316m)までのトンネルを、トロリーバスで結んでいます。

大観峰からは、黒部湖を抱く後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)の勇壮な姿が一望できます。
後立山連峰については、後日レポートします。


★今日のひと言:間近に迫る雄大な立山の姿に、圧倒されました・・・。

アルペンルート旅日記(5)~やっとのことで室堂到着~

2006年05月01日 08時27分25秒 | アルペンルート
(写真:高原バスで雪の壁の間を走り、室堂へ)

4時間半を立山駅で過ごし、午後4時に、ようやくケーブルカーに乗れました。

ケーブルカーはもちろん満員で、さながら通勤ラッシュの電車のようでした・・・。

到着駅は、「美女平(びじょだいら)」駅。
この「美女平」周辺も、いろいろと見どころがあるのですが、時間がないので素通りです。(涙)
ここから、高原バスに乗り換え、本日の宿泊地である室堂をめざします。

高原バスのルートは、ものすごい積雪量でした。

バスの車高より高い雪が、道の両側にそそり立っています。(写真)

これが有名な「雪の大谷」につながっているのですが・・・、室堂の「雪の大谷」については、翌日、実際に歩きましたので、あらためてレポートします。

こうして、約1時間のバスの旅を経て、室堂ターミナルには、午後5時過ぎに到着。

予定では、昼の1時半頃には着いていたはずなのですが・・・。(涙)


★今日のひと言:時刻は午後5時半。でもまだ陽は落ちていない。さぁ周辺を歩くゾー!


アルペンルート旅日記(4)~カモシカくんに遭遇~

2006年04月30日 21時41分20秒 | アルペンルート
(写真:ケーブルカーの線路近くの斜面にいたカモシカくん)

立山駅で4時間半の足止め・・・。

お昼ごはんに、富山名物「ますのすし」を食べ、食後に抹茶ソフトを食べて、売店でお土産物をひと通り見て・・・、ぜんぜん時間が経ちません!(泣)

・・・仕方なく、周辺を散策。

周辺には、雪解けの水を満々と湛える美しい川が流れていました。

・・・駅の周辺をブラブラを歩き回りながら、「ケーブルカー、早く動き出さないかなー・・・」と思いながら斜面を見上げると・・・、そこにカモシカくん(メス)が登場!(写真)

このニホンカモシカ、特別天然記念物で富山県の「県の獣」とされています。黒部峡谷の周辺でよく見られるようです。


★今日のひと言:やたらと長い待ち時間でしたが、カモシカくんの登場で、すこし和ませてもらいました。



アルペンルート旅日記(3)~とりあえず、アルペン牛乳!~

2006年04月29日 12時07分18秒 | アルペンルート
(写真:立山駅をバックに、アルペン牛乳!)

富山から約1時間で、立山駅に到着。

ここでひとまず、アルペンルート名物、アルペン牛乳!

奮発して、ヨーグルトも買っちゃいました。(笑)

写真のアルペン牛乳の後ろに写っているのが、立山駅の駅舎です。

ロッジ風の建物の1階は富山地方鉄道立山駅、2階はケーブルカー駅となっており、駅構内にはレストランや売店があります。

ここから先マイカーの乗り入れはでません。

この駅までは観光バスで来るツアーが多いようで、駅周辺の道路は、観光バスがたくさん停まっていました。

駅の中はというと・・・・・、人、人、人で、あふれ返っています。

いくら土曜日といっても、この人の多さって、異常・・・・。

なんで、こんなに人が???・・・う~ん、なんかおかしいな~・・・と。

駅員さんに聞いてみると・・・・・・、ケーブルカーが、止まっていました。

・・・唖然。

前日に降った雪のため、ルートの一部(高原バスの通るルート)が不通になっていて、そのためケーブルカーも運転を見合わせている・・・とのこと。

「現在、除雪作業をしていますので、まもなく動き出します」とのアナウンス・・・。

でも、朝8時から待っている人が、まだ乗れていない状態。・・・時刻は11時半です。

・・・ちょっと、気が遠くなりました。

結局、ここで4時間半ほど待つことになりました。(涙)

あ~あ~・・・。


★今日のひと言アドバイス★(かなめさんからのご要望にお応えして)
アルペン牛乳を飲む時は、足を肩幅程度に開き、瓶はしっかりと右手に持ち、顔の角度は北アルプスのピークを眺める角度(15~30度)に保ちます。そして、左手は腰に添えて、一気に飲み干しましょう。
これ、アドバイスとちゃう?(笑)


アルペンルート旅日記(2)~富山から立山へ~

2006年04月28日 08時36分25秒 | アルペンルート
(写真:北アルプスの山並みが間近に見えてきました)

JR富山駅でサンダーバードを降り、富山地方鉄道・立山行きの列車に乗り換え。

この乗り換えがキツかった!

乗り換え時間、なんと4分!!!

もう、走る、走る!

ゼーハーゼーハー、息を切らして走りました。

・・・・・ふ~。間に合って、よかったぁ~・・・。

・・・と、・・・ふと見ると、大阪から同じ列車に乗っていた老夫婦が、ゆっくり歩いてきて、同じ電車に乗ってきました。

・・・そうでんす。

ゆっくり歩いても間に合うほど、近かったんですね~。

おバカです・・・。(涙)


そんなことはさておき・・・、列車に揺られて、一路、立山駅をめざします。

実はこの列車、もう「立山黒部アルペンルート」の一部なんですよ。

「立山黒部アルペンルート」は、北陸・富山駅から信州・信濃大町駅までの約90kmを結ぶルートとされています。

中でも特に有名なのは、立山~扇沢の区間(この区間は、公共の交通機関のみが通るアルペンルートの中心部で、トロリーバスやケーブルカーなど6つの乗り物を乗り継いでいきます)なのですが、公式には、富山~立山間も、立派なアルペンルートの一部です。

その証拠に、車窓からは、写真のように見事な北アルプスの姿が見られました。


★今日のひと言:う~ん、アルペンルートらしい雰囲気になってきました。(笑)