『あの子はあそこでは泣いちゃいかんて思ったんよ』
『そうやね。人として我慢せないかんとこやったと私も思う』
一昨日の朝、電車内で私の隣に立っていた女子高生2人組の言葉だ。
何の話かよくわからなかったけど、
どうやら学校内での出来事を語り合っていたようだ。
人として我慢しなければいけないこと。
高校生もそういう話をするんだなー。
そういえば、自分の高校時代も友達とよく語り合ったものだった。
その時思っていたことは、
『年を重ねたとえ考え方が変わっても、子どもや思春期の今の思考を理解してあげられる大人になろう』
前言撤回。高校生だからそういう話をするんだよね。
『そうしますと、この3人が買わなくても、手元にはこれだけ入ってきます。図や数字で説明すると理解しやすかったでしょ。このやり方でやるから友達をなくすことはないんです』
一昨日の夕方、某カフェで私の隣に座っていたのは3人組の中年女性。
ひとりが紙に何か書きながら説明をしていた。
『親』『ポイント』『会員の方』などの単語が聞こえてきた。
完全にネズミ講の説明だ。
残りふたりが真剣に話を聞いていた。
3人のコップは汗をかき、氷りは溶けていた。
『はー?警備員?警察呼べば?あなた仕事はなんですか?ソープ嬢でしょ?ソープでしょ!』
『どうしてそんなこと言われなきゃいけないんですか!!』
昨日の夕方、天神から程近い、観光地としても有名な複合商業施設にて。
雑貨屋で女性が言い合いをしていた。
何があったかはわからないが文句をつけている女性は、
広いフロアに響き渡るほど大きな声をあげていた。
日本人の買い物客もだが、中国や韓国からの観光客もびっくりしていた様子。
足を止めて見ていたくもなったが、なんだか同じ日本人として恥ずかしくなり横をそそくさ通り過ぎた。
世の中ではいろんなことが起きている。
人生ではいろんなことが起きる。
人として我慢しなくちゃいけないこと。
がめつくなっていませんか?ずる賢くなっていませんか?
図々しくなっていませんか?横柄になっていませんか?
ここでこう書きながら、自分にも問いかけています。