「天道虫(てんとうむし)の会」

私たちは、今井信子さんのライフワークでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、「天道虫の会」を立ち上げました。

アントワン・タメスティさん記事(朝日新聞)

2017-05-17 15:22:50 | 日記

5月13日付朝日新聞記事を紹介します。

多才なビオラを主役に ヴィオラスペース、東京など3都市で

 

世界のビオラ奏者が一堂に会す音楽祭「ヴィオラスペース2017」が今月から来月にかけ、東京の上野学園・石橋メモリアルホールなど3都市で開かれる。提唱者の今井信子の片腕として企画に携わる俊英アントワン・タメスティが満を持して、祖国フランスの音楽に焦点を当てる。

 2004年、難関のミュンヘン国際音楽コンクールに優勝。その時の審査員だった今井に招かれたのがヴィオラスペースとの出会いだ。「ビオラを愛する人々を、世代も国境も超えて結束させるという志を実践の場で貫いている音楽祭は世界にも例がない」

 歌うバイオリンと低音を支えるチェロ。その間でひそやかに、響きの要となるビオラ。「いつもハーモニーの中心にいながら、ひとつの役割に縛られない。流されながらも音楽の核を常に感じていることを求められる。柔軟さの中に限りない自由がある」

 5歳でバイオリンを始め、10歳くらいで初めてビオラを手に。「ああ、僕はこういう音が出したかったんだ、と体の奥から納得できた」

 公演ではフランス人作曲家のみならず、フランスに長く滞在したストラビンスキーや、ドビュッシーの影響が色濃い武満徹なども。ひとつの楽器でどれだけの多様性を生み出すことができるか、自らに問う挑戦だ。「ビオラは個性を前面に出さず、常に陰でエレガントに重要な役割を演じる大人の楽器。日本の文化との親和性も感じます」

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「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内

「天道虫(てんとうむし)の会」のご案内   ―小樽ゆらぎの里での今井信子さんの音楽活動を応援する会の発足― 2014年6月23日   私たちが敬愛する今井信子さんが小樽「ゆらぎの里」朝里川温泉で始めたヴィオラマスターコースは、今年の正月で10周年を迎えました。此の間多くの教え子がここから育ち、年々今井先生に憧れ慕う俊秀のアーティストも多くこの地を訪れるようになり、先生を囲み、手伝い、研鑽し、コラボレートする世界にも類のない活動の拠点として高まっています。 この度、私たちは、今井信子さんのライフワークの一つでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、それぞれの立場でできる支援を行うとともに、それぞれのネットワークを通してこの活動を知ってもらい、多くのクラシックファンに珠玉のコンサートに触れていただくお手伝いをしようと、「天道虫の会」を立ち上げました。 皆さまには、「天道虫の会」の活動にご理解いただき、それぞれにできるご支援・ご協力いただければ幸いです。この会へ参加いただける方は発起人までご連絡ください。会員には、会のシンボルとなる竹製てんとう虫のバッチをお渡しします。 発起人メンバー 高野るみ、諸角憲治、砂岡茂明、樋口義洋、青木真也、須藤正實 <天道虫の会の由来>  天道虫は、太陽=天道(今井信子さん)に向かって飛ぶ習性があるという由来から名付けました <ホームページ> http://blog.goo.ne.jp/igainet  会の活動、小樽での音楽活動、今井さんの演奏活動など適宜掲載します。