■昭和館
まず、九段下にある「昭和館」へ。
戦中戦後の日本人の暮らしがわかる品々が展示されているのだが、ほとんど太平洋戦争に関するものだ。
ノートに一生懸命なにやら書き写している女の子たちがいたが、夏休みの宿題とか自由研究のためだろうか。
防空壕のジオラマがあり、防空壕体験ができるのだが、これマジで怖かった。
爆撃機が飛んでくる音と爆弾が落ちてくるヒュルヒュルという音がして、爆弾が爆発した衝撃を感じることができるのだが、自分の上に爆弾が落ちてきて死ぬかもしれないという緊張感や恐怖感と戦いながら、狭い防空壕の中でじっとしているのは耐えられない・・・。
防空壕の作りはしっかりしたものではないので、とても助かるとは思えない。
実際、役に立たなかったようだ。中で焼死した人が多かったと説明が書いてあった。
警報が鳴ったら最初はとりあえず防空壕に逃げ込んでも、爆撃が始まったら飛び出して逃げるしかないんだろうね。
私は空襲で生き残れる自信はないよ・・・。
見学を終えて時計を見ると、なんと15時半を回っているではないか!
確か昭和館に到着したのは11時半過ぎだったはず。
4時間も見学していたとは、ビックリだ。
そんなに時間がかかるような見学コースではないはずだが、コースの所々で見ることができる戦前戦後のニュース映像を一つずつ全部見ていたのが敗因かも。
ちなみに昔のニュース映像を見ると、ここに映っている人たちは、今どうしているんだろう?と思ってしまう。
東京の空襲を受ける前の映像だと、映像の中で笑っているこの人たちは、その後の東京大空襲を免れて生き延びることができたんだろうか?と、心配になってしまう。
■恐竜展
予想外の時間となってしまったので、神保町で空腹を満たしたあと、少し予定を変更し、日本橋三越で開催中の「恐竜展」を次に見に行くことにした。
展示の目玉は、この大きなトリケラトプスのレプリカ。
他の展示はたいしたことない。
レプリカばっかりだし、撮影OKポイントも少ない。
ただ、シーラカンス・三葉虫・アンモナイトに色んな種類がいたということがわかったのが、この恐竜展での収穫だった。
特に三葉虫にはビックリした。
ゴキさんに形が似ているので私はあまり好きにはなれないが、極小のものから50センチ以上の大物まで、様々な形のものが1万種類以上いるらしい。
カタツムリのように角(目)が飛び出てるやつもいた。
アンモナイトの変形がいるのは他の所で見たことがあるので知っていたが、でかいアンモナイトの宝石ってのは、真珠化して、キラキラ赤く光っていてきれいだった。
出口の手前で、30分の恐竜DVDの映像が流れていたので、子供たちに混じって視聴。
恐竜研究の成果を反映し、CGで恐竜の生態を物語風にして作っているのだろうが、よく出来ていると思った。
内容は、本当か?と疑ってしまうが、面白かった。
それから、日本橋三越の入口にいた金魚が涼しげできれいだった。