遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

立山春山スキー

2012-04-29 21:40:23 | アウトドア
獅子吼エリアでのパラ仲間、イエローM4を駆る@runner933さんと立山へ春スキーに行ってきました。もちろん、ゲレンデスキーではありません。山スキーです。保険のために高見翁を誘ったのですが、危険を察知した彼にはしっかり断られてしまいました。でも、来なくて良かったですよ。うん。

立山の室堂へは直行バスを使いました。荷物があるんで、わざわざケーブルカーで乗り換える手間をとる必要はありません。さて、わたしゃ、そこからテレテレと斜滑降で山の斜面を滑り降りるんじゃないかなっと思ってたんですが・・・雪山登山 orz
いや、経験はあるんですよ。大学生時代は比良山系を重い冬山用テントを担いで上がってキャンプをはるなんて普通にやってました。しかし、その頃からは10キロも無駄に体重が増えてて、荷物はバランスの悪いスキーのセット、靴は軽ハイキングシューズ、そして、ヘルニアをやってから十分に使えない左ももの筋肉を抱え、そもそもおいらは高地適応能力が低い・・・・ネガティブな材料が頭の中を駆け巡る。しかし、雪上の上り斜面の足の運び方を思い出しながら呼吸を整える。山登りは呼吸だ。使える自分の能力を使いきるために。

アウトドアスポーツでコントロールすべきものは、自然ではありません。空も風も水も地も我々の自由にはなりません。征すべき敵は自分自身の中にあります。

マラソン大会に出場して普通にフルマラソンを走りきる@runner933さんは、僕よりもずっとバランスの悪い装備、足にはスキーブーツで抜き身のスキー板とストックを抱え、ズボンの上にまたスキーパンツをはいて・・・ずんずん前を行く(上の写真)。まあ、僕も基本的には山では単独行の人なんで全く気にはならない。行きたきゃ行けばいい。僕は自分の力で行けるように行く。ひたすら衰えた自分の体力を呪い、逃げたがる自分の気持ちをねじ伏せるのが先です。

登ったピークの名前が何なのか知りませんが、それは些末なこと。出逢ったソリ遊びの子供達のことや高山に響く雷鳥の鳴き声は絶対に忘れない。雄大な景色は素晴らしかった。行って良かった。

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 宇奈月ビール ケルシュ + 立山 本醸造
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