遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

落ちちゃだめ、落としちゃだめ

2017-01-02 21:32:12 | PARAGLIDER
1本目、翼が頭上にきて振り返ると左翼が崩れた。身体を右にシフトして前傾し回復を図るが、回復せず。ストップがかかって、斜面にかかるギリギリで足を止め、振り返りながら左ブレークを引き込んだ。いつもの癖だ。これが間違い。生きてる右翼が僕を引っ張って… テイクオフ前の急斜面に… ドサッ、ずざざざざざざ・・・ 背中から落ちていった。草が覆っているので痛くもなんともないが、止まらない。やっと潅木のおかげで止まった。
斜面が急で履いてるアディダスのジョギングシューズでは全く踏ん張れない。地面が砂状にボロボロと崩れるのだ。草や潅木を掴んでもすぐ抜けて支えにならない。おかげで無傷なんだが、体勢をなんとかしようとするだけで、ハアハアいうてしまう。僕を回収しに来てくれた人たちはともかく、ハーネスを装着しながらではとうてい自力で上がれず、上から下ろしてもらったロープを掴んで引き上げてもらいました。すいませんでした。ありがとうございました。多謝多謝です。

それから長い休憩。レースの選手が離陸するので一般フライヤーは待機。

選手が出払って離陸場が再オープン。念入りに慎重に準備して再離陸。25分粘ってぶっ飛んだ。すぐに再入山。そして、性懲りもなく再々離陸。今日がツアー最終日なので、最後のフライトくらいはバッチリ楽しみたい。空は渋くてリッヂフライト。斜面の形状と風の流れの変化に全注意力を注ぎ込んだ。バリオメーターが鳴る空域から離れない。可能なら出来るだけサブロクをかく。バリオメーターが鳴らない空域ではターンしない。鉄則であーる。そうして粘ってる間に細いサーマルを捕まえた。一人乗りだ。バンクを決めて引き手を内引きと外引きにするコントロールで上昇。外さないように流しながら賽嘉エリア離陸場南の山を登山。山頂の標高は1030 mらしい。この山頂をトップアウトしてさらに上昇。雲に届きそうになったところで「こんなに上げて何処行くんや?」という気持ちになった。時刻的にもう朝日山に突撃かけるには遅すぎる。てなわけで、平野部に打って出た。すでに海抜1100 m越えたんで、エリア新ルールは簡単にクリアしてるし。
残念ながら濃厚なPM2.5のせいで展望は楽しめないが、ゴルフ場を越えずになめるように南進して高美大橋に挑んだ… けど、怒られたらいやなので撤退。ちょい手前まで行って帰還。アーベントコンディションぽくなったので、どこに行っても高度が下がらない。しょうがないので、着陸場近くの空域から川を渡って角度を変えてエリアの景色を楽しんだりしてました。
着陸して、ジュースを買うついでに着陸場横の屋台のおじさんにお別れを言ってきました。
「ミェンティエン(あした)、リーベン(にほん)、ツァイツェン(さよなら)」
「あした日本にかえりますか? おーさよなら」
とりあえず通じました。( ̄▽ ̄)

身体を落っことした僕が今日の主役だと思っていたんですが、食事を終えてみんなで談笑している時に岡Z君に主役をもってかれました。彼が何を落としたのかは、ひ・み・つ・☆
日本は台湾と正式な国交がないから、再発行は香港の領事館になっちまうらしい… 拾ってもらえてよかったね♡

本日のお酒:台湾啤酒 + 台湾啤酒 CLASSIC
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