遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

明日も頑張ろー

2015-04-09 23:49:47 | 大学生活
新年度で新学期で新米先生なんで、講義準備と講義と講義準備と講義と講義準備と講義準備と講義と講義の毎日です。今日も一日かけて講義四回分のプリント作って、実習の段取りやってましたが・・・終わらなかった。orz
明日も頑張ろー。
大学教員の研究時間減少続く 13年、勤務全体の35%  文科省調べ、授業など負担増 (日本経済新聞)
私立大の教員の研究時間は29.9%で、42.5%の国立大という結果だったそうです。引用数が世界の上位10%に入る影響力の高い論文の世界シェアが00年ごろから低下し続けているのは、小泉純一郎さんが首相になったのが2001年だから、ちゃんとリンクしてます。聖域なき改革ってやつで、予算を削り続け、国から引き離し法人化して、若い職員のステータスを不安定化したおかげですよ。

国立大に国旗掲揚・国歌斉唱要請へ 首相答弁受け文科相(朝日新聞) - goo ニュース
まあ、日本の学校なんだから国旗を立てるのは普通のことだと思うけど、国歌を歌えっていうんだったら、まず自分らが国会や閣議のたびに歌うべきじゃないの? そもそも行革と称して国立大学を法人化して、職員は皆国家公務員ではなくなって「見なし公務員」(雇い主は各大学であって文部科学省ではないのだよ)。なんだかずうずうしいなぁ・・・。

The future of the postdoc (Nature)
若い研究者の立場が不安定なのは世界的な傾向のようです。特にバイオロジーの潮流が変わったのは明らかで、研究者が一人で頑張ってどうにかなるものでもないプロジェクト型の研究が幅を利かせる一方。そこで若い人材が名をなして上を目指そうにも、one of themでしかない。最先端の物理学が巨大科学となっていくにつれて、それで食える人間の数が減ったみたいに・・・生物学はちょっと人を増やしすぎた。物理学で育った人材の多くは、メーカー等に流れて今の産業を作り上げたと思う。生物学の人材には、そっちの道も脆弱だ。僕の世代の米国のポスドクなら、ベンチャー企業へ流れる人が多かったんだけど、今はどうなんだろ?

本日のお酒:ASAHI DRY PALE ALE + 長野蕎麦焼酎 天山戸隠
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2 コメント

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one of them (紙屋さん)
2015-04-10 09:05:55
異色の人材とは?奇異の目で見られたり、叩かれり・・・。それでも1㎝でも良い、しぶとく前にでる。
 但し、人が歩いてる歩道を凄いスピードで駆け抜ける自転車はイカン・・・遅い方が良い場合(相手に気配り)も有るんでね。
ともあれ・・・新鮮ですなー、羨ましい。


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新鮮ですよー (いでんや)
2015-04-10 20:48:15
出会う局面が全部初体験です。(≧∇≦)
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