遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

夏空、夏風、夏雷

2012-08-18 20:31:00 | PARAGLIDER
今日は、昼からいつ雨が降るか分からぬくらい不安定なんだそうでして、午前中勝負。というか、午後は仕事があるので天候がどうであれ僕は午前中勝負なのですよ。前の晩からフィルターにトランスファーしかけてましたからね。

さて、1本目。なんとまあ、やたら渋い周期に飛び出したみたいで、上昇させてくれそうな風がなんもない。とにかくテイクオフ南側で山から離れたところで弱々しいサーマルがあったんで、そこでジワジワ高度を上げる。消失しては探し直してそこかしこをゆるゆると滑空。こういう時の初級機は強いよね。ELEMENTの○池さん、いい飛びしてました。とにかくテイクオフよりも高くなったんで、北へ滑空。テイクオフ付近はパイロットから講習生が入り乱れての滞空祭りなので、逃げ出したのです。あのとき、裏の斜面から上昇風出てんじゃないかと読んだんですけど・・・なかた。なかたですよ。なかたのです。でも、もうもどれなかたのです・・・
そのままデコ山へ。
荒れてた。XC-TRAINERが年に数度のバッテリートラブルで起動してないので、本流の風向きは分からんままだったんだが、北北東ぐらいでかぶってたよね。たぶん。それでもローターをしのぎきってデコ山をトップアウトして、北高圧線のかかる稜線にとりつき、さらに上昇。そうやって危険な思いもしながら必死で育て上げた僕の上昇風なのに・・・なのに・・・テイクオフ上空で遊んでた連中が、俺のところにやってきて爽やかに僕のさらに上を通過して行った。
ず る い ぞ 、 お ま え ら 。 
台湾賽嘉ツアー以来、低空でギリギリ勝負を妙に楽しむ癖がついてしまってて(購入して1年以上経ったのに曲久郎でサーマルを上げきるのがどうにも出来ないのは秘密だ)、そのまま北高圧線向こうのボウル状にえぐれた谷の上を滑空。上昇風はあるんだが、かぶってくる風があるみたいで上げきれなかった。そのうちに左翼をたたかれて高圧線の向こうの谷の中低空でクラバット♪ 遥か上空でこれを見てた岩くんは、「はやしさん、不時着確定」と思ったらしい。これくらい大丈夫、ギリギリ着陸場には届いたがね・・・低すぎるって、校長先生には起こられたよ。orz

2本目、昼過ぎてとうとう雷鳴が鳴り始めたんで、下山フライト。かっこいいスパイラルが出来ればいいんだけど、出来ないし必要ないしで、右旋回、左旋回、右旋回で降下。最後の右旋回は遠心力で耳がツーンとなってバリオが落下警告音を鳴らしたんでスパイラルの入り口には入れたかな。すぐに出たけど。w それから両翼端折り(ビッグイヤー)。これが今まで経験したことのないビッグイヤー。左は普通に折れたが、右は変な音と手に妙な感触をさせて折れた・・・クラバッタみたいじゃよ。微妙に変な傾きのまま効率の良い(?)降下。低空でこれはやばいと思って、すぐにやめて翼を回復させたです。

落雷から身を守るには?(R25) - goo ニュース
あちこちで落雷してたいへんだったみたいですね。パラグライディングでも雷鳴が鳴ればフライト禁止。そして、飛んでるグライダーは直ちに着陸がルールであります。アウトドアでの雷対策はボーイスカウトの指導者の研修でもしっかりやります。危ないんですよ。
『光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間』により雷の近さがわかるといわれますが、実際には雷鳴が聞こえる程度ならいつ近くに落雷があってもおかしくない状態なんで、雷鳴が聞こえてるだけで十分に行動を変更する理由になります。稲光が見えなかったからというのは理由になりません。飛んじゃダメです。

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 常きげん 吟醸 雷神
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