遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

明日にならないとわからん

2022-07-17 23:31:18 | BIONEWS

午前中はすごく不安定だったけど、午後はちょっとだけ不安定でした。
局地的に雷を伴った激しい雨 こんやにかけて東北から近畿で落雷や突風の恐れ (tenki.jp)
gooニュース
北陸19日頃は梅雨の末期に相当する強い暖湿流が到達警報級の大雨リスクは続く!

三連休最終日は西から雨
連休明けにかけて西日本は大雨警戒(ウェザーニュース)

明日は曇り予報なのですが、雨予報もあります。つまり明日にならないとわからんつーっことです。

いや、ホント、きてるなぁ
コロナ感染、3日連続10万人超 専門家「来週20万超えも」(中日新聞)
新型コロナ第7波 医療逼迫再び 外来急増、熱中症対応(産経新聞)
重症化率が低くても、もう東京では医者に診てもらえるかどうかは怪しい状況らしい。まあBA.5が先行して感染拡大した外国の例では、波の引き方も速かったらしいので、ここは我慢のしどころだと思うけど・・・お盆は吹っ飛んだかも・・・ orz

とりあえず、疫病退散といえば祇園さんです。
博多祇園山笠で3年ぶりに「追い山笠」 (NHK NEWS WEB)
京都・祇園祭の山鉾巡行始まる コロナ禍で3年ぶり(日本経済新聞)
こういう盛大な祭りが行われるのは、疫病というものが昔から我々の社会を悩ませてきたってことなんだろうな。

話変わって、がん幹細胞。
大腸がん再発の仕組み解明 慶応大グループ 治療の開発に期待 (NHK NEWS WEB)

〈以下引用〉
研究グループは、大腸がん患者のがん組織をもとにかたまりとなった「ミニ大腸がん」を人工的に作ってマウスの背中に移植しました。
そして、がん幹細胞だけが光るようにして観察したところ、抗がん剤を投与しても、一部のがん幹細胞は大腸の表面にある「基底膜」に結び付いて眠った状態となって抗がん剤の攻撃を逃れ死滅しませんでした。
そして抗がん剤の投与が終わると、がん幹細胞は「基底膜」から離れて再び増殖を始めたということです。

抗癌剤が効いて癌が一度なくなっても再発するともうその抗癌剤が効かない癌になってしまってます。抗がん剤は増殖して転移しようとしているがん細胞を叩く薬で増殖していない細胞は叩けません。だから正常細胞は無事なんですが、腫瘍組織の中に増殖していない奴がいて、後から抗がん剤に耐えるがん細胞として再発してくるのがいます。これを「がん幹細胞」と呼ばれています。今は、これを叩く薬や技術が研究されています。
慶應大の研究によると、大腸がんのがん幹細胞は基底膜に張り付いてるみたいですね。問題はYAPという遺伝子だそうですが、記事では「これを動かなくすれば・・・」と記述されてます。YAPが細胞増殖に関わってるなんて昔から知られてますよ。その遺伝子を働かなくするって・・・しかもがん幹細胞でだけそうするって・・・YAPの抑制因子MOB1やLATSを使うのか?

本日のお酒:KIRIN 一番搾り + 大慶 純米大吟醸 無濾過

コメント
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