遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

琉球の味

2009-07-08 23:12:17 | 
豆腐ようをつまみにどなんの古酒(クース)をやっています。ツアーで一緒に行った人たちに豆腐ようというアジア屈指の伝統発酵食品をキワモノ扱いされたのが悔しかったのですが、とても上品で濃厚なアミノ酸の旨味を楽しめる食べ物なんですよ。紅麹(Monascus purpureus)独特の赤い色が毒々しい印象を与えますが、血圧降下やコレステロール蓄積を防ぐ効能を認められてもいる成分の色です。醗酵では微生物の増殖をいかに制御するかがポイントとなるのですが、製造過程で泡盛を使うところがその役割を果たしているようです。塩分も使われているはずですが、しょっぱさはほとんど感じません。ルーツは中国の腐乳です。
どなんは泡盛の超定番銘柄ですから、ご存知ですよね?藍色のかわいい瓶に入ったアルコール度30度の古酒は、素晴らしいまろやかな出来です。泡盛は基本的には米焼酎ですが、タイ米を使い、醪をそのまま低温で蒸留にかけるところが特徴です。説明するまでもないですよね?ね?!
石垣島で美味しいものいっぱい食べましたよ。僕なりの感想で異論があるでしょうけど、石垣牛は焼き肉やステーキ、シチューのような食べ方が美味しい肉のような気がしました。石垣鮪は・・・僕は旬じゃなかったような気がするなぁ。大トロの握りは素晴らしかった。ただ、鉄火巻きまで柔らかい身を使ってたのはいただけなかったぞ。島の石蓴『島アーサ』はいろんな食べ物の薬味のように使われていて良い香りを醸していました。写真はのりば食堂の三枚肉島アーサそば、800円。美味しゅうございました。それから、島豆腐!やっぱ、苦汁が違うのかねぇ。これを使ったチャンプルーじゃないと美味しくないやね。石垣産じゃないけども雪塩は塩味にも柔らかさがあることを教えてくれたように思います。

本日のお酒:泡盛どなん 古酒
コメント
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