「銀色の髪のアギト」
http://www.gonzo.co.jp/works/mov_02.html
http://www.mediafactory.co.jp/anime/gin-iro/
あらすじ:今から遠い未来。植物の遺伝子操作に失敗した人類は「人を襲う"森"(食虫植物のデカイバージョンと言えば良いのでしょうか?!)」の脅威にさらされている。森との共存を築いている中立都市にアギトは暮らしていた。ふとした事から、アギトは森の奥深くに眠る不思議な物体を発見。その中で眠る少女、トゥーラを目覚めさせてしまう。
トゥーラの父は学者で植物の遺伝子操作に深く関わっていた。人を襲う森を焼き、植物の再構築をはかりたいラグナの国の人々はトゥーラをだまし、連れ去ってしまった。
アギトは森の精霊の力を借り「強化体」となって、トゥーラを救い出そうとするのだが・・・。
いやぁ・・・これは往年のジブリ作品「風の谷のナウシカ」とか「天空の城ラピュタ」etc...を連想させる作品だなぁ、と思います。
- ナウシカとラピュタを足して2で割ったような感じ
- っつーか、激似
ナウシカやラピュタのオマージュ(尊敬する)作品
と勝手に考えると幾分か気持ちが安らぐでしょう、と。
ナウシカやラピュタ等を観ていない人は、この作品は「1つで2度美味しい」カモしれませんが、悪い事に
ナウシカやラピュタは何回もテレビで放映されているので「観た事ない人」を探す方が難しい
ような気がするのは私だけでしょうか。
- 声の出演が"俳優さん達"なのでどうしても言葉一つ一つが軽く「棒読みちゃん」
- 話のテンポが早過ぎるというか後半はほぼ急転直下
- むりやり大団円過ぎる
俳優さんに声の出演をあてるのは今のトレンドなので致し方ないのかな・・・と思ったり、広大な設定の一つ一つを説明していくと2時間じゃ終わらないので話が急転直下なのは仕方ないかな・・・と思ってみたり。ただ、
むりやり大団円にする必要性があるのか?
私個人的な感想として他の事は些細な事ではありますが、ココだけはゆずれないのであります。
大団円の方が後腐れ無く終われるので観る方も気持ちが楽なのは確かですが、この「銀色の髪のアギト」に関しては話の流れ(ネタバレになるので詳しくは書けないのですが)から考えると、私の素人の浅知恵かもしれませんが、
大団円にしない方がストーリーが自然で感動的のような気がする
むりやり大団円にしてしまった事で感動が薄いンですわ。ホント。ココだけがどうしても納得できない部分であります。
コレを抜きに考えると・・・
- 絵がとにかく美しく絵画のよう
- 違和感ないCGと迫力ある動き、アニメーション
- 美しい音楽