始まりは、この一冊の本でした。
10年も前に主婦と生活社から出版された『新しい和食器の本』。
当時、hideのうつわに関する情報源は、主にこの手の本でした。
わくわくしながら本のページをめくり、気に入ったものがあると居ても立ってもいられなくなり、実際に窯元まで出向いてしまうのがお決まりのパターンのなです。
しかし、花窯は九州。いかんせん遠い!
でも、やっぱりこの目で見たい!
ってことで、ゴールデンウィーク休みを利用して、有田陶器市にあわせて車で九州へ向かうことを決意するのでした。
当時、社会人でありながら遠出する際には高速道路を使わずに下道で というのがhideなりのポリシーでした。
目的地に行くまでの道程も旅の一部であり、たまたま見つけた素敵なお店や温泉施設に寄り道したり、その土地を実際に通ることによってその地方の雰囲気を少しでも味わえる というのがhideの持論です。
そこで、20才代半ばという若さのせいもあってか、当時勤めていた滋賀県の会社の寮から
『下道で滋賀から有田まで 一日で行く!』
という、尋常では考えられない馬鹿な行動にでたのでした。
滋賀県を早朝4時頃に出発し、気になったお店や観光スポットに立ち寄りながらひたすら国道を のんびりと走り、眠くなったら少し寝る。
これって ちょっとした冒険なんですね。男っていくつになっても冒険したがるんです。
そして、深夜3時位かな・・・有田の手前30km程で力尽き、路肩に車を停めて眠りに落ちたのでした・・・
まだお目当てのうつわには出会えない。次回もお楽しみに