散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

テレワークからの出動(2)

2021-02-24 20:33:36 | 飲み歩き・琴似界隈
2軒目も琴似のバー「D」へ。琴似でとにかくお金を落としたくなる店となると、今日の2軒が最優先となってしまう。

先客なしで、カウンターの一番奥の席に座り、1杯目はクリスチャンドルーアン6年シェリーカスク(カルヴァドス)でスタート。これはリンゴの香りと味わいが強めだ。シェリーカスク熟成も悪い方向には出ていないようである。

2杯目はアルケミエワームウッドグリーンジンという、岐阜県郡上八幡製造のジンである。ボタニカルにニガヨモギを使っているそうで、アブサンの方向に近寄りながらも、甘さが極めて少ないので、間違いなくジンである。それにしても、後味は舌がしびれるくらい苦く、これを軽々と飲める人はそうはいないであろう。



悩みつつ仕上げの3杯目はクロフテンギア7年カスクストレングス(SMWS)。タイトルが「HIGHLY A-MUSING」(めっちゃ面白い)という不思議なものだが、スモーキーさとかなり濃厚な甘さが両立しており、この年数にしては素晴らしい出来ばえではなかろうか。

というところで、勘定をしてもらう。



恒例の勢いつきすぎで、もう一軒立ち寄ってみたが、それほど遅くない時間帯なのにのれんが仕舞われていた。営業時間短縮+客が来なかったという事情でもあったのだろうか。私もこれで帰ることになり、このくらいの飲み方だとダメージが少なめで良かった。
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テレワークからの出動(1)

2021-02-24 19:16:26 | 飲み歩き・琴似界隈
今週は割と会社に出勤することになるが、なかなか一杯行く機会がない。ということで、今日は仕事終了後にあえて出かけることにした。まあ近場で琴似の飲み屋さんに行くことにしよう。

ということで、1軒目はいつもお世話になっている居酒屋「D」へ。まだ空には明るさが残っている。



さて、ここまで来るだけでも予想以上に寒く、まずはあたごのまつを燗してもらう。通しはスパサラで、ソーセージと昆布が入っている。



そしていつもの通り、刺身盛合せを注文。今日は手前中央から時計回りに、マグロ、ノルウェーサーモン。柳タコ、タラ昆布締め、しめ鯖、たち、ふくらぎの7種類である。



今日はことのほかマグロの口どけがいい。それからサーモンも上質のものが入っている。柳タコの歯ざわりはちょうど良いし、しめ鯖の脂の乗り具合もいい。タチはもう季節外れに近いのだそうだが、上品な甘みすら感じるね。今日の刺身盛合せは特に当たりのような気がする。

続いて、栄光富士アスタリスクを燗でもらうことにしよう。これは精米度数80%と意外に磨き度合いが控えめなのだが、その分、いい感じで米の味わいが残っている。燗をすると、その味わいはひとしおだな。そして、食べるものは珍しく白身魚フライ。これにタルタルソースをたっぷりつけて食べる。



タルタル以外にも、ソース、醤油といろいろ試してしまったが、やはりタルタルかな?

今日は少し軽めに締めようということで、東洋美人一番纏の純米大吟醸(お得価格である)と秘伝豆という塩味の豆を注文する。





さすがに上品な甘さがあり、クリアーな東洋美人は素晴らしい。

というところで1軒目はここまで。私のいる間には他の客が来なかったので、少々心配になるのだが…。とにかく味と接客は間違いなしの店なのである。

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大事なものを忘れた&贅沢な昼食(12)

2021-02-23 13:26:04 | 食べ歩き
本日はいくつか所用があり、琴似の街中に出かける。出かけるや否や、かなりの猛吹雪。



昼食の候補として考えていた寿司屋さんは「カウンターだとくつろげないしな」ということで、今日は却下。蕎麦屋で一杯という手もあったが、久々にイタリアンの「TI」に行ってみるか。

階段を上り、店をのぞくと先客は2名×2組で余裕をもって座れる。ありがたく席について、注文をすませたから、さてとカバンをのぞくと読むための本を持ってこなかった…。スマホをずっと見ているのって嫌なんだけど、何か読むものがないと落ち着かないからなあ。

白ワインを飲みつつ、しばし待っていると、まずは生ハムとグラナパダーノチーズのサラダ(ハーフサイズ)が出てきた。さっぱりと酸味のあるサラダである。



続いて、豚もも肉のリエットが出てきたので、赤ワインを追加する。



ここまではのんびりムードだったのだが、ここにきて急に客が増えだした。うーん、落ち着かん。

若干、気もそぞろになりつつ、締めはマルゲリータ(Mサイズ)。私はそれほど待った気もしなかったが、ちょっと時間がかかったということで、赤ワイングラスをサービスしてもらう。程よく酔っぱらいながら食べるピザは美味いのだ。



とはいっても、本を持ってくるのを忘れるし(自分のせい)、隣のテーブルに客は来るし(4人組はやめてほしい)、ちょっと予想外だったなと思う祝日の昼食であった。



※結構、贅沢な昼食になったので、タイトルにその旨を付け加えた。
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閉店296

2021-02-23 11:51:25 | いろいろ写真館
琴似の居酒屋「K」が閉店してしまった。なかなかいい店だったのだが、私自身は琴似で行く店がほぼ決まっているので、最後に伺ったのが7年前になってしまう。残念であった。

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20210222最近読んだ本

2021-02-22 23:24:29 | 読書
■「イン・ザ・ダスト」長沢樹
どうも、陰鬱な事件が…。

■「疫病惑星の女神 ペリーローダン633」フランシス、マール

■「エリュシオン脱出 ペリーローダン634」マール、グリーゼ

■「怨み籠の密室」小島正樹
おどろおどろしい事件ではあるのだが、意外と論理的な筋立てに好感が持てる。

■「修羅の紋2」川原正敏、甲斐とうしろう
もういいかな。結局、物理の裏付けがないために、何でもありになるわけなのよ。

■「開化鉄道探偵」山本巧次
鉄道黎明期にトンネル工事現場で起きる様々な事件を解く。

■「庶務省総務局KISS室政策白書」はやせこう
庶務省という官庁におけるトンデモ政策話。シニカルで現代風。

■「伝説の艦隊2」ニック・ウェブ
圧倒的な敵戦力を前に、自軍の犠牲を前提に防衛するしかない地球防衛軍。反転攻勢に出ようとしたときに、さらに新たな異星種族が登場し、状況は混沌。また、おなじみ米露の覇権合戦が話をややこしくするという…。
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久々にカフェ

2021-02-22 18:30:36 | 食べ歩き
最近、出勤で街中に出てきても、歯医者さんに行くことが多い。時間もそこそこかかるし、その後すぐに何かを飲み食いしようという気持ちにはあまりならない。そういう訳でしばらくご無沙汰していたのだが、今週は歯の治療無しということで、久しぶりにカフェ「CC」に立ち寄ってみた。

何となく甘いものは避けて、ブレンドコーヒーMサイズのみ注文。



今日は通勤用のカバンの上に紙袋を持っていたため、たっぷり入れられたコーヒーを受け皿に少しこぼす。ま、しょうがないか。持っていた本が予想以上に面白く、時を忘れて読み進む。

幸いなことに、帰り道はツルツルに凍ってはいなかった。朝は久しぶりにツルツル路面だったのだ。
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かけそば

2021-02-20 21:05:36 | 食べ歩き
1軒目にいた時はそれなりに腹が一杯になったのだが、その後飲んでいるうちに小腹が空いてきた。まあ、大した量を食べたわけでもないので、最後に締めても良かろうということで、蕎麦屋「MH」へ。

最近食べるようになったかけそばが良いだろうと思ったが、つい勢い余ってウーロンハイも注文してしまった。飲み足りないということはないはずだが、まだ飲めると錯覚しての注文か。それともかけそばだけだと貧乏ったらしいとでも思ったのだろうか。



もりそばは通っぽくて良いのに、かけそばは貧相という考えは一般的なものなのだろうか、それとも私だけなのだろうか。先日行った小樽の蕎麦屋さんでも「かけそばはいいものです」と書いてあったが、そのわざわざ書いてあるところが何だか貧乏くささをフォローするかのようにも見えるんだよな。



でも蕎麦の味は種ものよりも絶対にかけそばの方が良くわかる。ここのは少し汁になじまない感じの独立した蕎麦であった。



いろいろな蕎麦屋に行って、かけそばだけを注文する特集でもやってみるか? なんかもう一つ気がのらないな。たまたまそういう気分になったら、またかけそばを食べることにしよう。

今度こそ、本当に酔っぱらって帰る。
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酔ってきた

2021-02-20 19:49:05 | 飲み歩き・すすきの周辺
さっぽろ駅から移動し、すすきのへ。休業も多い通りを西に向かい、バー「N」へ。平日、ほぼ飲みに出ることが無くなったが、何とか土曜日に来ることができた。1杯目はヘンドリックスジンを使ったジンソニック。



先客は1名と今日も静かだなあ。2杯目はズブロッカ+マリブ+ディタの甘めのカクテル。ズブロッカのさわやかな風味でバランスが取れているかな。



3杯目は残り少なくなったボトルシリーズから、アードベッグドラムを久々に飲む。アードベッグの重厚さの中にも、明るくて華やかな味。しかし、そろそろやられてきたかもしれない。



美味いウイスキーを飲んだところで、勘定をしてもらう。しかし、まだ時間が早いな。
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試してみたかった晩酌セット

2021-02-20 18:17:12 | 飲み歩き・札幌駅周辺
今日は当初の予定だと主にJRで移動する予定だったので、札幌駅周辺で飲もうと思っていた。そこで気になっていたのが、観光客も来るであろう居酒屋「JB」。結局途中から地下鉄移動になったのだが、さっぽろ駅で降りて本屋さんに行ってからこの店へ。

非常に良い立地なのだが、さすがに混雑する雰囲気はなく、カウンター席の端っこを確保することができた。カウンターの仕切りもちゃんとしているが、隣客がいないのはありがたい。そして注文は迷わず本日の晩酌セットとしよう。





まず、角ハイボールとエビ・くらげの中華風サラダでスタート。



その後で料理4品がくるが、これはまあ、それなりだな。枝豆、南蛮漬け豆腐、刺身3種(マグロ、白身、ブリ)、鶏軟骨というまあよくあるセットである。これが届いたところで、燗酒に切り替える。



枝豆あたりはそのまま食べても良いのだが、刺身には酒が欲しい。燗をつけるのに時間がかかるのかと思ったが、あまりにも来ないので確認してみた。「あら、出てませんね」と店の人が奥に行くとすぐに燗酒がきたので、これは完全に忘れされれていたようだ。

しかしそこはおばちゃんのナイスフォロー「遅れてしまったので2合にしておきました」とのこと。こんなに飲むと先が危ぶまれるという話もあるが、私の眉間のしわもなくなるのであった(単純だな、おい)。

これで刺身を食べると、マグロは正直もう一つ。白身は普通、しかしながら、ブリと思われる刺身が大変良かった。それから南蛮漬け豆腐はピリリと酒を進ませる味である。

さあ、酒をゆるゆると飲みながら、もう一杯頼めるんだよな、となると食べ物は足りないなと思い、一品メニューからラムちゃんちゃん焼きを注文することにした。ふーむ、陶板で出てくるんだね(火は固形燃料である)。



燗酒で体が温まりすぎたので、最後はハイボールにして、ラムちゃんちゃん焼きオープン。


→かきまぜたので、乱雑になっている。

おお、これはいいね。ラム肉も思ったより多めだが(ロール肉なのがまたいい)、キャベツに味噌とバター味がからまり、うまい具合に蒸されているのだ。野菜の甘味がでて、なかなか美味い。

というところで、結構酔ってしまい、一旦腹具合も落ち着いたので勘定をしてもらうことにした。メニューをよく見ると鍋物が1人前から注文できるようだし、晩酌セット+1品というのはいいかもしれないな。

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20210220ギャラリー巡り

2021-02-20 16:49:24 | 美術・アート
本日は北海道博物館(別項)→新さっぽろ→セラミックアートセンター→富士フイルム→大通→三越→スカイホール→アートスペース201→大丸の9か所。

■新さっぽろギャラリー「7sense」。なかなか素敵な写真の展覧会。しかし、ここも3月いっぱいか。



■江別市セラミックアートセンター「瀬戸焼」。当初、昨年5月に開催される予定だった展覧会だが、新型肺炎の影響で9か月遅れで開催することとなった。冷静に考えると昨年5月の方が今よりよほど感染者数が少ないのだが、それは言うまい。

「入子」:13世紀末から14世紀初にかけての重ねて収納できる器。なんと9重に重ねることができて、かなり薄手なもの。
「鉄釉天目茶碗」:緑のもやのような釉薬のかかり方がいい。
「鉄絵唐獅子牡丹文砧形花生」:唐獅子は神獣だから実在のものではないが、それにしても下手。動物としていけない造形だ。

加藤春丹「緑釉瓢型花生」:この作品のように19世紀前期頃から、作者印が作品に入るらしい。形が面白く、色彩もいい。
加藤春岱「織部手鉢」:取っ手が池にかかる橋のようである。
加藤春岱「志野獅子香炉」:丸みと岩を模したような嵌入がいい。

「竹に駱駝図行燈皿」:駱駝を見ずに描いたのだそうだ。
三代川本治兵衛「瑠璃釉瓢型蓋付壺」:瑠璃色をベースに薄青でツタを描いたセンスある作品。
小田切春江「瀬戸窯風景」:採土から陶器の焼成までを1枚の画にとどめた作品。面白い。

六代加藤紋右衛門「染付富士図耳付花瓶」:手前に大きく松を配し、奥に富士を描いている。浮世絵的なデザイン。
五代加藤五平「染付花鳥図皿」:皿の隅々までもれなく植物を描く。この過剰な感じもいい。
二代加藤周兵衛「染付菊唐草鳳凰文三足鉢」:9つの花びら型に3本の足をつけた繊細な作品。

六代川本半助「釉下彩切子形花瓶」:幾何学的多面体の造形は珍しい。
六代川本半助「上絵金彩花図竹籠形花瓶」:下から1/3が網籠のようになっており(陶器で)、そこに花瓶をはめ込んだような作品。
加藤庄平、(画)山田良治「染付内千羽鶴図深鉢」:青と薄墨のような色彩で、実に細かく鶴を描きこんだ作品。

加藤釥「鉄釉金彩花器「條」」:外側に金粉をつけて金属のオーパーツのようにも見える作品。
加藤舜陶「灰釉花器「悠映」」:日本の説話に出てくる、伝説の空飛ぶ船(UFO)っぽい。この辺は平成の作品なので、完全に現代陶器だ。
北川民次「母子像絵皿」:双子のような母子を太い線でぬーっと描いた作品。この辺は画家っぽいね。

大東三進株式会社「白頭鷲」:陶器だが、全体としては木彫に見え、足のあたりは実物の剥製のようだ。
テーケー名古屋人形製陶株式会社「アン王女」:服は全面レースで、ひらひらしたリボンといい、恐ろしい精密作品だ。

展覧会の展示物は撮影禁止だったが、ロビーのこちらは撮影ができた。



重要有形民俗文化財多数で、なかなかの名品と思われるものがかなりあった。行ける人は見に行くべきだと思う。



■同「第21回工房利用者作品展」。
吉村美恵子「急須、他」:なかなかの作品を出品している方もいた。



しばらくバス待ちをしてから、新さっぽろに戻る。



■富士フイルムフォトサロン「山本一写真展 いろこよみ」。多分、奥様と思われる方が写真集の購入に使える「山本銀行券」を来場の皆さんに配っており、その雰囲気にほっと和む。

■アートスペース201「HexaGraphy~六つの扉~」。写真の抽象って、よほどじゃないと受け入れられないんだよなあ。
辻悠斗「Suffocation」:南1西7の風景か。白黒のはっきりしたギラギラトーンが目を引く。

久々に本屋さんに行き、大量に本を購入したため、疲れてしまった。
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