散歩日記XX

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20210220ギャラリー巡り

2021-02-20 16:49:24 | 美術・アート
本日は北海道博物館(別項)→新さっぽろ→セラミックアートセンター→富士フイルム→大通→三越→スカイホール→アートスペース201→大丸の9か所。

■新さっぽろギャラリー「7sense」。なかなか素敵な写真の展覧会。しかし、ここも3月いっぱいか。



■江別市セラミックアートセンター「瀬戸焼」。当初、昨年5月に開催される予定だった展覧会だが、新型肺炎の影響で9か月遅れで開催することとなった。冷静に考えると昨年5月の方が今よりよほど感染者数が少ないのだが、それは言うまい。

「入子」:13世紀末から14世紀初にかけての重ねて収納できる器。なんと9重に重ねることができて、かなり薄手なもの。
「鉄釉天目茶碗」:緑のもやのような釉薬のかかり方がいい。
「鉄絵唐獅子牡丹文砧形花生」:唐獅子は神獣だから実在のものではないが、それにしても下手。動物としていけない造形だ。

加藤春丹「緑釉瓢型花生」:この作品のように19世紀前期頃から、作者印が作品に入るらしい。形が面白く、色彩もいい。
加藤春岱「織部手鉢」:取っ手が池にかかる橋のようである。
加藤春岱「志野獅子香炉」:丸みと岩を模したような嵌入がいい。

「竹に駱駝図行燈皿」:駱駝を見ずに描いたのだそうだ。
三代川本治兵衛「瑠璃釉瓢型蓋付壺」:瑠璃色をベースに薄青でツタを描いたセンスある作品。
小田切春江「瀬戸窯風景」:採土から陶器の焼成までを1枚の画にとどめた作品。面白い。

六代加藤紋右衛門「染付富士図耳付花瓶」:手前に大きく松を配し、奥に富士を描いている。浮世絵的なデザイン。
五代加藤五平「染付花鳥図皿」:皿の隅々までもれなく植物を描く。この過剰な感じもいい。
二代加藤周兵衛「染付菊唐草鳳凰文三足鉢」:9つの花びら型に3本の足をつけた繊細な作品。

六代川本半助「釉下彩切子形花瓶」:幾何学的多面体の造形は珍しい。
六代川本半助「上絵金彩花図竹籠形花瓶」:下から1/3が網籠のようになっており(陶器で)、そこに花瓶をはめ込んだような作品。
加藤庄平、(画)山田良治「染付内千羽鶴図深鉢」:青と薄墨のような色彩で、実に細かく鶴を描きこんだ作品。

加藤釥「鉄釉金彩花器「條」」:外側に金粉をつけて金属のオーパーツのようにも見える作品。
加藤舜陶「灰釉花器「悠映」」:日本の説話に出てくる、伝説の空飛ぶ船(UFO)っぽい。この辺は平成の作品なので、完全に現代陶器だ。
北川民次「母子像絵皿」:双子のような母子を太い線でぬーっと描いた作品。この辺は画家っぽいね。

大東三進株式会社「白頭鷲」:陶器だが、全体としては木彫に見え、足のあたりは実物の剥製のようだ。
テーケー名古屋人形製陶株式会社「アン王女」:服は全面レースで、ひらひらしたリボンといい、恐ろしい精密作品だ。

展覧会の展示物は撮影禁止だったが、ロビーのこちらは撮影ができた。



重要有形民俗文化財多数で、なかなかの名品と思われるものがかなりあった。行ける人は見に行くべきだと思う。



■同「第21回工房利用者作品展」。
吉村美恵子「急須、他」:なかなかの作品を出品している方もいた。



しばらくバス待ちをしてから、新さっぽろに戻る。



■富士フイルムフォトサロン「山本一写真展 いろこよみ」。多分、奥様と思われる方が写真集の購入に使える「山本銀行券」を来場の皆さんに配っており、その雰囲気にほっと和む。

■アートスペース201「HexaGraphy~六つの扉~」。写真の抽象って、よほどじゃないと受け入れられないんだよなあ。
辻悠斗「Suffocation」:南1西7の風景か。白黒のはっきりしたギラギラトーンが目を引く。

久々に本屋さんに行き、大量に本を購入したため、疲れてしまった。

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