散歩日記XX

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気をゆるめると言ったら小樽(3)美術館文学館

2024-08-10 15:22:21 | 美術・アート
少し歩いて市立小樽美術館・文学館へ。

■小樽市民ギャラリー「THEY展」。なかなか良い作品あり。

■市立小樽美術館「現代日本のガラスアート」。北海道立近代美術館でもガラス作品のコレクションを見ることができるが、作品の主体は20世紀であり、やや時間が経過し過ぎである。この展覧会では2011年~2024年の作品が展示されており、まずその点が嬉しい。

磯谷晴弘「泉237815」:深い青の色彩が良い。
上前功夫「border lunar 03」:廃ブラウン管を再生した材料で作った作品。何とも言えないくすんだグレーのガラスに雰囲気がある。
新實広記「Vessel」:どっしりした立方体の形で、表面が波打って見えるところに揺らぎを感じる。

高田賢三「像(カタチ)十一面観世音菩薩」:頭部と半身は木像か錆びた鉄のように見え、残りはガラスづくりの作品。「鋳造」と書いてあるので、金属で作った部分にガラスをはめ込んで作成した菩薩像かもしれない。見るからに驚きのある作品。
森崎かおる「きのき」:ガラスのレース織と言ってよいほどの繊細さ。
山野宏「Drawing on the Vessel」:壺の中からニジマス? 2匹がドロンと飛び出てきたような面白い作品。





美術館の一階と三階は前回と同じ展示であった。

■市立小樽文学館「伊藤整の「幽鬼の街」展」。小樽を舞台にした小説で作家仲間も登場する作品。芥川龍之介は河童に変貌してしまうらしい。





■市立小樽文学館「石原裕次郎と海陽亭」。観覧無料のせいもあるだろうが、わざわざ見に来る市民の方が結構いた。

この後、文学館のカフェで休憩してから、花園グリーンロードへ。

作者不詳「なかよし」:やっと冬囲いのない状態で見ることができた。





鈴木吾郎「春陽 太陽の女」:こちらも前回来た時は冬囲いが完全に取り外されていなかったのである。




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