散歩日記XX

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20220811ギャラリー巡り

2022-08-11 15:49:14 | 美術・アート
本日はHOKUBU→創→レタラ→門馬→大丸→エッセの6か所。比較的街中から遠いところを中心に回ったため、数は少ない。

曇り空の中、9時過ぎに出発。



■HOKUBU記念絵画館「ナイーブに近い小さなポエム」。小品中心の展覧会。展覧会の初日、最初の時間帯を予約して訪問。
鈴木敦子「帰宅」:靴が一つだけ置いてあるところから、一人暮らしの部屋に帰ってきたということだろうか。静かな印象。



鈴木敦子「タネマキ」:写真も今一つだが、本当にこれに近いくらい薄く描かれた作品。花芯から花粉が立ち昇るイメージ。



清宮質文「五月の夜明」:五月の夜明けだともう少し明るいんじゃないのと思いつつ、どこか海の寂しさを感じさせる佳品。



鈴木健介「K氏の帰り道」:ぼんやりと歩道が浮かび上がり、その角には車除けが立っている。画の中心部の円はたまっていた雨水が乾燥したところだろうか。家の形がやけにすっきりとした幾何学形なのも対照的で良い。



木村繁之「声を聴く」:赤い角が声の象徴なのだろうか。3つもあると聞くのが大変そうだ。



三岸好太郎「蝶」:ぐっと有名どころが出品。こんな作品を持っているのか。



水谷恵「蘇声」:描かれているのは果たして雲か波か。下の方が「空摺り」のようになっている所に余韻を感じる。



香月泰男「カタツムリ」:もう一つ、超有名どころを。香月の場合、色彩が抑えられている代わりに、絵肌でもうひと楽しみできる。



山中現「あるかたち」:チューブから出した歯磨きのような、ひょろ長い湖のような不思議な形。



全体的に小品かつ淡い、地味と言ってよい作品が多く、そのセレクションがまた一人で見る展覧会に相応しいような気もするのだ。

これはぐっと大きな作品である、玉井伸弥「無題」。ライトのようなものが写り込んでいるが、これは実際に画の前につり下がったライトなのである。



この後、いつもの通りコーヒーを頂いて、観覧終了。

■ギャラリー創「今井龍満展-偶然を生きるものたち 2022-」。独特の線と色で描かれた動物たち。

■ギャラリーレタラ「下沢敏也展 Re-birth2022[沈黙の栖]‐The gathering of silence‐」。壁と床に配置された巨大な(3mくらい?)の木の枝のように見える陶芸作品が圧巻。かなりの時間見入ってしまう。

■ギャラリー門馬「葛西由香個展 ままならぬまま」。微妙にかけ違えた何かを表現するような展覧会。会場の一角に枯山水のようなエリアがあり、そこに入ることはできないため、そこに展示された作品は窓の外から見るという趣向になっている。

前回来た時、この看板あったかなあ。



バス停の前の公園は幸いベンチが木陰になっていた。バス待ちの間、少し休憩して、街中に戻る。



■ギャラリーエッセ「コラージュの冒険展」。木や紙、プラスチックや写真の素材感が面白い。

札幌駅周辺に来たのは本屋さんに行くためだったのだが、東北辺りの水害のために本の入荷は無し。この先いつ入ってくるかも未定であった。かなりの災害になっているように思えるが、まったく政府の動きが見えないのは組閣していたから? お盆休みだから? さすが「なにもし内閣」である。

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