散歩日記XX

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冬の小樽(5)新店開拓

2023-02-25 18:10:42 | 飲み歩き・北海道内
小樽に来ると、大体1軒目は決まった店に行くことが多いのだが、今日は久々に新店を開拓したい。慎重派の私も世の趨勢に流されて、そういう気持ちになっていた。そして、前回来た時に建物の風情がなかなかいいんじゃないかと思っていた、居酒屋「K」へ。開店と同時に入ったので、1番目の客となり、無事にカウンター最奥の席に座る。ここはカウンターが2席区切りになっているので、1番奥に座れば、隣に来る人はいないということになる。

まずは様子見のウーロンハイ、通しはサーモンの昆布和えでスタート。



今日はおばちゃん(いや、お姉さん)3名体制で、私がメニューを眺めていると「たこ美味しいよ」と声がかかった。よし、それでは活たこ焼を注文しよう。生のたこをさっと炙って塩胡椒しただけなので、すぐに出てきた。



これは身にさっくりと歯が入って、食べやすいし、美味いね。さすが箸置きをたこにしているだけのことはあるね。



ここで、後客が来始めて、私の隣(1席空けて)には、韓国人らしい若い女性が座った。こういう時、私は「隣が若い女性で嬉しいなあ」というより、ちゃんと注文が出来て、齟齬が生じないかが猛烈に気になるのである。

ここで私の注文、刺身盛り合わせ(近海もの)1人前が到着した。ボタン海老、カニ、ニシン、イカ、ホッキという品ぞろえで、カニは平凡だが、それ以外は非常に鮮度が良い。ボタン海老の頭の部分なんて、身がかたまってガバッと取れるし、イカやニシンの歯ごたえも申し分なしだ。



これはコップ酒だな。燗にしてもらおうと頼むと、鳩燗(鳥の形をした燗付器で、炭火で温める)したものを入れてくれる。



さて、隣だが、私と同じ活たこ焼が出てきたところで、「私はこれを注文していない」的なことを英語で言っている。これは多分、品名を見て「(粉物の)たこ焼」を想像していたんじゃないかな。なので、低レベルの英語で「たこはオクトパスなのである」ということを説明して、(多分)理解してもらった。

そして次の注文をスマホで翻訳して店の人に見せようとしているのだが、店の人は「字が小さくて見えん」と言っているので、身振り手振りも入れて「ズームアッププリーズ」というと、何とか分かっていただけたようだ。ふー、日本で嫌な思いをさせないためにと思うと、大変だね。

この店の看板には大きく「焼魚おでん」と書いてある。さっき見たおでんはメチャクチャ美味そうだったが、量が多すぎる(1人前5個)。悩んだ結果、焼魚の部からニシンの醤油漬けを注文。巨大ニシンだったら困るのだが、半身だということである。



おお、ちょうど良いじゃない。そして、ニシンを干してあるため水分が程よく抜け、身のきめ細やかさが味わえるようになっている。こりゃ美味いね。店のお姉さんが「皮まで食べられる」というので、全部食べてやりました。

追加したコップ酒が残ったので、締めに椎茸を注文。「ソテーになるけどいいかい」と出てきたのを見ると、椎茸だけではなく、エリンギ、舞茸も入ったバター焼きのようなものであった。ま、これは美味いからいいか。



というところで腹が一杯になった。日と時間帯によっては相当混雑しそうだけど、良い店だった。またいつか来る時があるだろう。

 

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