散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

ちょいと出かけるとなると小樽(5)締めは琴似のバー

2024-05-04 20:35:24 | 飲み歩き・琴似界隈
途中ウトウトしながら琴似駅に到着。そろそろ小樽でも2軒目に行ける新規バーを開拓したいところだが、なかなか踏み切れずに琴似に戻って来てしまう。琴似では交互に行くバーが決まっているのだが、順番通りだと行くことになる「M」が休みのようなので、バー「D」へ。



燗酒を飲み、列車でちょっと寝てしまったこともあり、ここは酸味を求めてジンリッキーでスタート。



これで目が覚めたところで、2杯目はアナンデール・マン・オ・ソード(ローランドモルト)。深く考えないで注文したら、アルコール度数が60.3度だった。これで完全に目が覚めたわ。



3杯目はカリラ11年シグナトリー。飲むのが逆順だったかな。比較の問題でマイルドに感じるのだが、それでも植物由来のピーテッドな感じが口の中に行きわたる。誤解を恐れずにあえて言うと「生ぐさい」ような、沼のようなモワッとした感じがあるんだよね(マズい訳ではない)。



これはもう十分飲んだであろう。



そうそう、私もジャンプ全盛期に読んでいた時は合併号で出ない週があるとショックだったりしてね。

日中はちょっと暑いくらいになったが、それでも外で過ごしやすい一日だった。

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ちょいと出かけるとなると小樽(4)新規開拓

2024-05-04 18:20:47 | 飲み歩き・北海道内
さて、ゴールデンウィークの後半、私が小樽でいつもお世話になっている居酒屋さんは休みになることが事前に分かっていた。それはそれで、普段と違う店に行けるというチャンスでもある。最初は何度か行ったことのある焼鳥店を候補に考えていたのだが、どうにも気になっている店があるのだよね。

観光客の絶対来ないような小路に入る。



店名「TI」を見ると、焼鳥店にも思えるが…。



店頭メニューを見ると「網焼の部」「串焼の部」とあり、重複しているところもあるようだ。ええい、思い切って入ろう。



入ってみると先客なし。客席でおやっさんがぼんやりテレビを眺め、ママさんがカウンター内で仕込みをしている。明らかに地元の人には見えない私に困惑しているようであったが、カウンター中央、やや入口よりの場所に座らせてくれた。では、まず瓶ビールで始めるとするか。いや、通しの沢庵がシビレるね。



メニューを眺めて「ホルモン混合」というのを注文してみると、「網焼の部」と解釈されたらしく、ガス台が私の前に寄せられた。仕込みを見ていると、ものによっては金属のバットから、ものによっては一旦串にさしてあるのを抜いて盛り合せを作っているようで、やはり自分で焼いて食べたい人と、串にさして焼いてもらったのを食べたい人の両方に応えるスタイルのようである。

ホルモン混合(すなわちホルモンミックス)はこんな感じ。ピーマン、長ねぎ、玉ねぎが乗っているのも嬉しい(これ、550円だからね)。



タレはベースの醤油味タレをスープで割ったようだ。これはさっぱりしていて、いいんじゃないか。



よし、早速焼いて行こうではないか。ホルモンはいわゆるホルモン(腸)の他にレバ、ハツ、ガツ、割と肉っぽいところ(サガリ?)があり、バラエティに文句なし。味は、うん、いいんじゃないかな。



もう一シリーズ行こう。次は精肉というのを頼んだら豚精だった(450円)。飲み物は燗酒小とっくりを頼んだところ、見た目より量がある。下手に大とっくりを頼まなくて良かったよ。





豚精は冷凍されていたものをカットしていたが、これで十分なのよ。この店、営業が成り立っているのかなとも思ったが、私の後から地元の夫婦が来て、その後も予約が入っているようだ。そして、ぼんやりテレビを見ていたおやっさんだが、雰囲気からして体調を崩されているのかも。ママさんがきびきびと仕事をしていたが、それでも結構なお年。この雰囲気もそういつまであるものではないのだろう。



またいつか訪問したいと思う。

次の都合上、JR小樽駅に向かう。途中のビアホールは開店70周年とか。



移動は混雑しそうなエアポートを避けて各駅停車に乗り込む。10分先に出て、7~8分遅れて琴似に着くのだが、急ぐこともあるまいよ。

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ちょいと出かけるとなると小樽(3)バラエティ

2024-05-04 16:45:15 | 美術・アート
続いて、市立小樽美術館・文学館方向へ。



建物に入ると柱時計を発見。こんなのあったかなと思ったが、2024年2月に寄贈されたものらしい。



■小樽市民ギャラリー「横山文代GW特別絵画展&教室展」。なかなか爽快な風景画が良かった。



今日は古書市をやっていたので覗いてみるが、前回とは違って収穫なし。

美術館の1階展示は前回と変わらず、とりあえず文学館で一旦休憩。腰が痛い。



■市立小樽文学館「ゲームの中の『物語』ボードゲームとTPRG展」。私はボードゲームをしないのよね。
「オタルスゴロク」:すごろくもボードゲームの一つと言われると、それはやったことがある。



食事をとると持ち金が減るシステムのようだが、「みよしのギョーザ -1000円」「札幌ラーメン -2000円」「つぼ八 -3000円」と固有名詞も楽しい。





■市立小樽文学館「七〇年代記憶の小樽 岡田明彦写真展」。街の特別ではないごく普通の風景写真。目立つシンボルを撮影したものではないところに、実は意義があるのかも。

3階に上がると、阿部典英の作品(タイトル非表示)が階段ホールに設置されていた。



■市立小樽美術館「宮井保郎 デカルコマニー」。
「氷結」:白と黒、うっすらと青色が使われた、まさに氷の中の泡を捉えたような作品。初期作品は墨汁を使ったものが多いそうだが、これは一原有徳が「黒を使った方がいい」というアドバイスがあったのだそうだ。
「無題」:黄色と茶色で異世界の森と湖のほとりを描いたような作品。私はこれが一番気に入った。
「NEBULA」:同名タイトルの作品がいくつかあったが、2018年のこれはまだ見ぬ遠くカラフルな星雲を描いたかのようだ。
「DAY DREAM」:ガラスの表面に付いた霜のような形が見える。

■市立小樽美術館「人生百年 書道大家・宇野静山」。
「兎」:私、「書」って良く分からないのよね。この字は本当の兎っぽさがあって可愛らしかった(という程度の審美眼しかない)。



再び文学館に戻り夕方まで休憩。こちらでは本を1冊購入。
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ちょいと出かけるとなると小樽(2)港物語

2024-05-04 13:46:13 | 美術・アート
街中に来ると観光客らしい人々が多く目に入る。そそくさとこちらへ。

■小樽芸術村旧三井銀行小樽支店「津々浦々・港物語」。今年も4期にわたる浮世絵展示が行われ、その第1期の展覧会へ。
葛飾北斎「唐土名所之絵」:写真じゃ何が何だか分からないが、実物を見ても何だか分からない。中国大陸全土を鳥瞰したというなかなか無謀な図なのだ。



歌川広重(初代)「名所江戸百景 永代橋佃しま」:今の東京とは海岸線のあるイメージが全然違うのだ(当たり前だが)。



「芝山金蒔絵美人置物」。



五雲亭(歌川)貞秀「墨利堅國大船之図」:グレート・イースタン号を資料を見て描いた作品。ほぼ正方形の浮世絵って珍しいかも。



一川(歌川)芳員「亜米利加蒸氣船長四十間巾六間」:長さが72m、幅が10.8mという巨大船。



吉田博「瀬戸内海集第二 静奈る日」:吉田博の人気は高い。



吉田初三郎「小樽市鳥瞰図」:参考資料として出品されていた。



モースは小樽に来た時に、海岸線の岩を「絵画的」「絶景」と評したようだ。しかし、小樽そのものはまだ栄えておらず「寒村」扱いだったとか。



企画展はさほど混雑していなかったが、プロジェクションマッピングを見ていた人は多かったみたいだ。

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ちょいと出かけるとなると小樽(1)蕎麦屋のラーメン

2024-05-04 13:00:55 | 食べ歩き
私は札幌市の西側のエリアに住んでいるので、ちょいとどこかに散歩しに行くかということなると、小樽が非常に行きやすい場所なのである。ということで、ゴールデンウィーク中のまあまあ天気の良い日、西区役所前からバスに乗る。結構な人が乗っているが、ちょうど隣に知らない人が来ないくらいの込み方である。

小樽駅前まで行き、下車してからまずは本屋さんへ。連休中とあって、収穫なし。こんなことならもう一つ前のバス停留所で降りればよかったと思いつつ、少し東方面へと歩く。バスの通り道で見かけていた昼食候補の店があったのだが、店頭でメニューを見ると結構な値段だ。これも物価高なのか、観光客向けなのか。

ならば地元の人向けの蕎麦屋さん「I」に行くことにしよう。



ちょうど出てきた客がいたので、何とか座ることができた(私の後は3~4組待ちになっていた)。メニューの刻みかしわ(親鳥を使っているらしい)、鍋焼・上鍋焼(まだやっているみたい)、かつ丼あたりも気になるが、正油ラーメン(ママ)にしよう。ざるラーメン(そばつゆで食べるらしい)、冷しラーメン(夏季限定だが味はそばつゆベースなんだって)も気になるなあ。



おお、これだよこれ。かなり濃い色のスープに黄色の縮れ麺、チャーシュー(実は2枚入っていた)、海苔、メンマ、ナルト、青ネギという布陣である。早速食べてみると、醤油っ気が強め、でもそこまでしょっぱくはないスープと麺の相性が良い。そこに青ネギを絡めると爽やかさが増す感じ。チャーシューも昔ながらの作りだが、変なトロトロチャーシューよりよほどこちらの方が良いのである。

かすかに物足りないスープ(←そこがいいのだ)であるため、最後は少し胡椒で変化をつけながらついついかなりの量を飲んでしまった(血圧に悪い)。待ち客もいるようだから、さっさと勘定をしてもらうか。ここはぜひいろいろなものを試したいところだが、今年の6月1日から無念の値上げだそうである。ま、それもやむを得ないかな。



この後、花園グリーンロードをちょっと散策。これは国際障害者年を記念して作られたもの。



この銭湯は営業しているみたい。



作者不明「遊泳」。確かにクロールを思わせる形をしている。



鈴木吾郎「春陽」(「太陽の女」という名称でもあるらしい)。ゴールデンウィーク前には雪囲いを取って欲しいものだ。



洋食の店。



焼鳥の店。



街中方向に移動し、「第60回時の記念日」に佐々木時計店から贈られた日時計。この時ちょうど13時頃で日時計は正確だ。



「Bar or Billiard」か。「Bar and Billiard」じゃないかと思ったのだが、まさか「酔った人間にはビリヤードなどやらせないよ」というちゃんとしたマナーの店なのだろうか(と思って検索してみたら、酔っ払いにはビリヤードをさせないとのことだった)。

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