いつものように、いつもの道を歩く。
本日は、8498歩。
10月も残す所29日、30日、31日の3日となった。
例年と比べて暖かく異常気象を感じながら歩いた。
「ほっ」・・・・・・・・・・・
国立西洋美術館開館50周年記念事業「古代ローマ帝国の遺産」展を見て来た。
「ローマは一日にして成らず」。
初代皇帝アウグストゥスによって創建された「史上最強の国家」。
2000年の時を経ても光り輝く作品を目の当たりに見て驚きの連続であった。
特に次の作品が目を引いた。
輝く白大理石を素材にした数々の彫像。
*皇帝坐像「アウグストゥス」
*豹を抱くディオニュソス
*ユリウス=クラウディウス
*南壁を彩る「庭園の風景」 フレスコ。
*「カノポスのイオ」 フレスコ。
ゼウスと交わったギリシアの都市アルゴスの女官イオが、女神ヘラの嫉妬を買い、牝牛に変身させられ後、ナイル河口カノポスにたどり着き、エジプトの女神イシスに迎えられる場面をフレスコ画にて表している。
*アレッツォのミネルウァと呼ばれるブロンズ像。
ミネルウァはギリシアの女神アテナと同一視されるローマの女神。
知性及び種々の技術の守護神であり、戦いの女神でもある。
(ミネルウァはラテン語)
*コンピューター・グラフィックス技術を駆使してのポンペイの邸宅の遺構を映像で復元は分かりやすくてとても面白かった。
2000年前の生活水準の高さが信じられない!!
足はクタクタに疲れたが、心の中は爽やかな風が吹きぬけた。
公園で、行き交う人たちを見ながら食べた握り飯も美味しかった。(*^_^*)
柔らかい光と心地よい風が疲れた足を癒してくれた。
スズメやハトが寄って来て良寛さんのような優しい気持ちになった。
フレスコ (fresco) は「新鮮な」を意味するイタリア語。西洋の壁画などに使われる絵画技法。または、その技法で描かれた壁画。(イタリア語では技法または壁画を指す場合はアッフレスコ affresco)。壁に漆喰を塗り、その漆喰がまだ「フレスコ」である状態で、つまり生乾きの間に水または石灰水で溶いた顔料で描く技法。やり直しが効かないため(失敗した場合は漆喰をかき落とし、やり直すほかはない)、高度な計画と技術力を必要とする。
古くはラスコーの壁画なども洞窟内の炭酸カルシウムが壁画の保存効果を高めた「天然のフレスコ画」現象と言うこともできる。古代ローマ時代のポンペイの壁画もフレスコ画と考えられている(蜜蝋を用いるエンカウストという説もある)。フレスコ画はルネサンス期にも盛んに描かれた。ラファエロの『アテネの学堂』やミケランジェロの『最後の審判』などがよく知られている。
いつものように「ぽちっ」と・・・・・・・