昨日、鳩山首相が就任後初めて沖縄県を訪れ、普天間問題で関係者と会談を行い、基地全部の県外移設は困難な状況になっている旨の説明をし、沖縄県に日本の防衛上での負担をお願いせざるを得ないとの考えを伝えました。それとともに自身の認識の甘さについても謝罪しました。鳩山首相は沖縄の基地問題を真剣に考え、負担を国内で分かち合う術を模索していましたが、防衛上での運用策や他都道府県が積極的に受け入れのテーブルに着かなかったなどの事情から、思いとは裏腹にかえって沖縄県民の期待を裏切り信頼を失ってしまう結果となってしまいました。でも、今まで自分の言ったことに対して、周りからあれだけ非難されながらも、自ら現地に赴き期待に答えられなかった結果を報告し、謝罪をした総理大臣がいたでしょうか？始めからできもしないことを約束し、できなくて当たり前と意に返さない総理大臣はいましたが、今の現状をなんとしても変えていかなければならないとの思いで約束をし、その結果が意図したものではなかったことの責任を認め、謝罪した鳩山首相はうそつきでもなければ、リーダーシップがない訳でもありません。沖縄の基地問題は日本の防衛とアメリカの関与、国内での負担、そして国際社会での役割、経済など、様々な要因が複雑に絡み合ってのことなので、５月末と期限を切ることなく、もっと国内論議をする必要があると思っています。
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