経絡(けいらく)は、伝統的な東洋医学において、人間の体内を流れるエネルギー(気、血、水)の通路を指します。経絡は、体内の臓腑や器官をつなぐネットワークとして考えられており、全身にエネルギーを供給し、体内のバランスを保つ役割を果たしています。
1. 十二経脈(じゅうにけいみゃく):12本の主要な経絡で、それぞれが特定の臓腑(内臓の一部)と関連しています。これらは、手の陽明大腸経や足の太陽膀胱経などのように命名されています。
2. 奇経八脈(きけいはちみゃく):十二経脈に含まれない特別な経絡で、身体の気の調整やエネルギーの貯蔵などに関与します。代表的なものに任脈や督脈があります。
経絡は、鍼灸や指圧、推拿(すいな)などの治療法において、治療点(経穴)として利用されます。経穴は、気の流れを調整し、特定の健康問題を改善するために刺激されます。
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