星田オステオパシー

良い意味でショックだった話

昨日体験した良い意味でショックな話。

出張先の103歳のおばあさんの話は今までも何回か書きましたけど、肺炎にかかられて入院されたんです。

年齢も年齢だし今度こそはダメかも・・と言われてたんですけど、順調に回復してきて来週には退院かな・・という事になったのだそうです。

いつも大したことは出来ないのですけど、とりあえず少しでも楽になるように・・とは施術をしてたんですけど、毎回

「殺さんといてくれ~」

とおっしゃるわけです。まあ、これは僕にだけではなくて誰にでも空中に向かってもおっしゃってるんで、家族の方も

「誰も殺さないよ~」

と声をかける程度で気にしてなかったのですが。

ちなみにこの方は娘さんと二人暮しで、その娘さんも数年前に脳梗塞で半身が麻痺してらしてて、ヘルパーさんがおばあちゃんとこの娘さんもケアしてる状態です。

 さて、僕は施術中、その殺さんといてくれ~ というのを聞きながら

「人間の生への執着ってのは、なんとすごいものなのだ」

と、ある意味感心しつつ自分はいつ死んでも別に良いやと思ってるけどいざ迫ってくるとこういう気持ちになるものなのだろうか?と考えていたのです。

今回、ヘルパーさんから上記のもうすぐ退院というお話を聞いた時に

「さすがに今回はしんどいみたいで、ご先祖さん迎えに来てくれ~って言い始めはったわ」

続けて

「今までは、ワシが死んでもたら娘が一人になってまうから死なれへんって言ってたけどねぇ」

え・・・? ガーン! 俺はとんでもない思い違いをしていたーっ!!
てっきり死への恐れと生への執着のためだと思ってた・・

オカンイズグレート
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