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星田オステオパシー

2TBのHDD、突然の死! 2024/10/22追記(完結)

 先週辺りから持ち物整理を進めてるんですが、物理世界だけではなくて電脳空間のデータも整理しておかねば・・という気持ちになりました。とりあえず、膨大な量のエロ動画を選抜、カブりを削除、そして不要な部分をカットするという普通の社会人には不可能な作業を続け、ついに!一昨日その作業が完了したのです!

 そして昨日、朝から面倒な健康診断が終わり夕方にはソフトバンクの下請けが電話回線変更の下見にやってくるということで・・・

 「この待ち時間の間に、8TBのHDDに入れてある未整理のデータをエロ動画が入ってた2TBのHDDに移して、今後はこの2TBのHDDで映画の録画とかファイルのダウンロードとかを行うようにすれば、もしもの時にデータの損害が減らせるし普段のメンテナンスも楽だ」

 と思い立ち、2TBのHDDへ5時間かけて未整理データをコピーしたのです。容量、実に768GB。
 コピーがちゃんと行われてるのを確認し、2TBのHDDもCrystalinfoで「正常」である事を確認した上でコピー元のファイルを削除。その後、現状3台ついてるHDDの配置を変更してPCを再起動しました。

 すると起動中に突如異変が・・・実に数年ぶりとなるブルーバック画面が出てPCがシャットダウン。再起動してみると・・
 うおお!2TBのHDDにアクセス出来なくなっている!なんというタイミングなんだ〜(-_-;)

 Windowsのツール「ディスクの管理」ではディスクは見えるし、エクスプローラーでもアクセスは出来ないがドライブ名は見えている(が、再起動前に設定したボリューム名では無くなっている)。

 実はファイルが消えてしまってるだけならファイルをサルベージする方法はある。そういう専用のソフトがいくつか存在し、その内の1つである「DiskDigger」というものを購入してファイル喪失に備えてはいたんです。
 しかし、こちらのソフトではファイルそのものにはアクセス出来るんですが、「ォルダ構造を復活させることが出来ない」のだ。ファイルを復活させようとするとフラットな入れ物にすべてのファイルが復活・・その後の整理が地獄丸見えの結果になってしまう。更に以前は気づかなかったけど、どうも日本語フォルダに対してはアクセスも出来ないようなのだ。

 最初は「ま、なんとかなるか・・」と構えていたんだけど、段々と深刻さが明らかになってきて、何も手につかなくなる。幸い、昨日は週一のバイト休みの日だったので、そこから夜中まであらゆる手段を講じて行くことになるのだが・・

 ネットで調べた結果
・どうやらHDDのインデックスを司るMFT(マスターファイルテーブル)というものが壊れてるっぽい
→調査の結果TestDiskというソフトを使ってHDD内部に存在するMFTのバックアップファイルを読み出してオリジナルにすることが出来そうだと判明する
→→やってみた結果、エクスプローラーやディスク管理にデバイスが表示され「なく」なる
→→→これによりDiskDiggerでのサルベージは不可能にw

・コピー元だった8TBにはもちろん(削除済みだが)ファイルデータは存在する。こちらからサルベージすることは出来るが・・
→DiskDiggerではフォルダ単位での復活は出来ない、そもそも日本語フォルダは読み込めない
→同様のソフトでRecuvaというものがあり、それならフォルダ構造を復活させることが出来ると判明する
→→が、なんとこちらも日本語フォルダを認識できないw

・藁にもすがる思いで、市販のファイル復元ソフトの体験版を試していく
→すると、なんと!EaseUs Data Recovery WizardなるソフトであればWindowsでも認識できない2TBのHDDを認識した上に、日本語フォルダの認識、そしてフォルダ構造を保った上でのサルベージも可能だと判明する!
→→けど、あほみたいに高い・・・(買い切りで17000円)
→→→でも、他には何をやっても助け出すことが出来ない。
→→→→結果、体験版終了時に出て来る半額オファーを受けて1ヶ月分だけ使える権利を買って
→→→→→苦闘8時間、深夜1時にファイルリカバー作業を開始
→→→→→→朝8時過ぎ、全てのファイルリカバリー成功を確認!

 と、言うことがあったのだ。今回はマジで「もうだめか」と思ったねぇ。なんて言っても768GBですよ。ホント危なかった・・

 さて・・・

 一夜明けて冷静になってみる。そういえば過去にも同様にHDDがWindows上全く見えなくなってしまったり、見えてるのにアクセス出来ない・・ということがあった。てっきり物理的にイカれてしまったからだと思ってたけどMFTの異常なんてものがあったのか。
 今回失敗した「TestDiskを使ってMFTをバックアップから修復する」だけではなくて、「新たにMFT作り直すという方法」もあるらしいのだが・・現状まだソフトでサルベージ出来そうな状態のHDDをこれ以上悪くさせるわけにはいかないので試してなかったのだ。この機能を使えばもしかしたら使用不能になってる2TBのHDDも(まっさらな状態であれば)復活させることが出来るかもしれない・・それに、更に別記事でGUI版のディスクの管理ではアクセス出来なかったHDDもコマンドラインのDiskpart(HDDの全容量解放の時によく使ってるツール)であればアクセスして対処できるかも知れない・・と言う記述を発見

 というわけで、本日バイトに出る前にまずは

・ずっと以前に使用不能になったけど惜しくて捨てていなかった6TBのHDDを取り出してきて(なんでもすぐに諦めてはいけないなぁ)
→TestDiskでのMFTリビルド処理をセットして家を出てきました。膨大な時間がかかるっぽいので完了は明日の夕方くらいか?駄目ならその後はDiskpartも試してやろう。
(以下2024/10/11追記)
→→朝10時頃に終了。結果は・・
 なんか駄目だったっぽい。うーん、MFTとやらを初期化して6TB全部使える「工場出荷状態」にしてもらえたら満足なんだけどな?
 まあ、そもそもこの時点で1.45TB分しか認識できてない(もともと未使用だった4TBくらいはどこからも見えなくなっている)ので、この方法では無理だっただろう
→ではもう一つの可能性、コマンドラインからDiskpartを行ってみよう
→→とりあえずパーティションには入れるようだ。パーティションを消せば初期化出来るかな?と思って試したがエラーでDelete出来ない。パーティションには入れるけど操作はできなくなっている
→→→他に何か方法はないか?とヘルプでコマンドを調べる。それらしきものは・・Cleanというのがある。一か八かで実行、そして成功。でもだからって何か変化があるのか?
→→→→なんとディスクの管理でアクセス出来るようになっていた!初期化出来てないとのことなので右クリックで初期化。その後、普通にいつも通りフォーマットが可能になってたので実行。というわけで、6TB中、1.45TBについては(今のところ)普通に使用可能になっている。ちゃんと使えるのか試すためにファイルをコピー中。
→→→→→実験が成功すれば、今回使用不能になった2TBのHDDも同様の方法で使えるようになるかも知れない!だが、別ディスクに退避した未整理のファイルを整理し終えるまではバックアップとしてこのまま触らずに残しておくことにする(慎重になりました)。
→→→→→→6TBのHDDについて、残り4.5TBもなんとか使えるようにならないか?Yahoo知恵袋に質問をしてみた。
(以下2024/10/12追記)
→→→→→→→知恵袋に質問しましたけど、その後にClaude先生を思い出して質問を取り消す(やり取りが面倒なので)

→Claude先生に質問してみたところ「低レベルフォーマット」で願いが叶うのでは無いか?とのこと。パーティションに関係なく、ディスクの全体に0を書き込み工場出荷状態に戻すのだという!知りたかったのはコレだ!

→→WindowsだとHDDメーカーのツールを使わないといけないのだけど、LinuxであればDDコマンドで低レベルフォーマットが出来るという。というわけで、早速開始。進行具合から見て6TBであれば完了まで60時間wくらいかかる模様。逆に言うと、1.45TB分しかアクセスできないなら15時間くらいで終わるので、そこで全体をフォーマットできるか判明するとも言えるな!これは楽しみだ~
(以下2024/10/13追記)

→→→さて、一夜明けてバイト先から帰ってみると・・(昨夜からずっとワクワクしていた)
 ホゲーッ!やっぱり1.5TB辺りで止まってるじゃないか!あ~あ・・最後の望みも絶たれたか・・余生は1.5TBのHDDとして過ごしてもらうか・・とWindowsにつないでディスクの管理からフォーマットを・・
→→→→はぁッ!?全容量使えるようになってる~!!やったぜ!おお~ホーリースピリットよ、今回も奇跡を見せていただけましたm(_ _)m

→ところで低レベルフォーマットで調べてると「不良セクタのシールド機能がある」との記述を発見。え?ってことはCrystaldiskinfoで「正常」状態にすることが出来るということ?とするとだぞ・・過去にヤフオクで買ったことのあるHDD、「正常判定です」って売り文句はアテにならないって事か・・実質正常だったら多少容量減ってても別に良いんだけどさぁ

→→というわけでバイト先にHDD(我が家の「注意」判定が出ている中で一番容量が少ないもの)を持ち込んでバイト中にDD行為。結果は・・ホントだ正常に戻ってる!
→→→となるとだぞ・・?手持ちの2.5インチHDDが35枚くらいあるんだけど、その中で「注意」判定のものを全部低レベルフォーマットして正常に戻し・・500GB未満のものはまとめてヤフオクで売り払ってしまったりなんかしたりして。これから数日かけて我が家の低スペLinuxマシンには休まずに働いてもらうぜ~

(2024/10/17追記)
 訂正事項があります!低レベルフォーマットでシールド機能が働いて、異常のあるセクタが使われなくなる事によりCrystaldiskinfoが正常判定になる・・って前の部分で書いたけど、そうなったのは最初の320GBのHDDだけで、その後行ったものは全て判定「注意」のままでした。細かい数字までは見てないけど、思ってたような効果はなかった模様。これは時間と電力、そして全部のセクタにデータを書き込む物理的な負荷を考えると、行うべきでは無かったかと。ただ、認識できなくなったHDDを復活させるのには有効なのは間違いないので覚えておいて損はないけどね。お騒がせしました~

 まあでもね、今回のトラブルで相当に問題がある場合でも、物理的にぶっ壊れてさえいなければ「データ復旧業者に頼まなくてもなんとかなる」ってのが分かったので随分気楽になったかな。


(2024/10/22追記)
 いよいよHDD整理も大詰めを迎えた昨日、バイトに出る前に復活した6TBのHDDに4TBほどのバックアップ用データをコピー指示して出発。

 ルンルン気分(勝手にPCが頑張ってると嬉しい)で帰宅した今朝、驚愕の結果が。

 「データが大きすぎてコピーできません」

 んなワケあるかい!なんで6TBの入れ物に4TBが入らへんのじゃい!
 が、内容を見てガックリ。また1.45TBあたりで止まってるじゃないか・・そう、6TBに復活したと思ったHDDが全然直ってなかったのだ。

 しょうがない・・もともと壊れたHDDだったんだから今後は1.45TBのHDDとしてバックアップの余生を送ってもらうか・・
 じゃあ4TBのデータは別の8TBのHDDにコピーを・・

 「データが大きすぎてコピーできません」

 ナヌッ!?そんなバカな!しかもそのドライブを別の外付け化ケーブルに接続したところ2TBのHDDが使用不能になったのと全く同じ流れで「デイスクの構造が壊れているので読めません」と出た(冷や汗)
 その後、また別の外付け化ケーブルにつなぐとドライブ名はPC電源オフ前に入れていたHDDのボリューム名が表示されいたが幸い内容は正しいものが表示されていた。冷静にプロパティから「ディスクのチェック」でエラーチェックを行った後、ボリューム名を変更。最悪の事態は防げたが・・

 と、するとだぞ・・・?

 犯人は・・


 アンタだ!墓場で拾ってきたHDD外付けドライブ化ユニット!
 ネットで調べたところ、古い外付けケースの規格では1.5TBの壁なるものがあり、ソレ以上の大容量HDDを認識できないという。コイツはその旧規格の機器だったのだ!

 今回の事件は別の要因もからんでいる。最初に2TBのHDDが謎の構造破壊を起こしたのは3つある外付けドライブ化機器の中での付け直しが発端だったわけだが、その際に「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を一々行うのが面倒だったので、一度PCの電源をオフ。その状態でHDDを付け替えたのだが、これによりディスクが読み込めなくなってしまった。ここで冷静に対処しておれば良かったのだけど、読めなくなったHDDを置いといて以前だめになった6TBのHDDを旧規格のケーブルにつないでしまった(一番取り回しが良いんだナ、コレが)。その結果、1.45TBを超える部分が読めないHDDだったと言う捏造された記憶が生成され、解決策を探るべく低レベルフォーマットを、その、取り回しの良い旧規格の機器で行うという・・もはや大混乱の対処を行っていたと。

 結論として
・HDDを外付け機器から取り外す時には、PC電源オフで一括移動とかしないでちゃんと「ハードウェアを安全に・・」の仕組みで取り外す
→ディスクが使用中で取り外し不能の場合はPCを再起動して「ハードウェアを安全に・・」方式で取り出す
・旧規格の外付け化機器は1TBのHDDのみに使用を限定する

 ということで、今後このような悲劇は未然に防ぐことが出来る!

 いや~思わぬトラップだったぜ・・・でもまあ、使用不能だったHDDは生き返ったし、HDDの(論理)構造が破壊されてる場合でもデータのサルベージは可能となったし・・結果オーライ、失ったのは多少の時間と電気代、定レベルで完全に死亡した320GBの「注意」レベルの水没HDD1台くらいのものだった。

 完
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