ドラゴンクエスト９ががっかりの結果になったので、ちょっと昔を振り返っていました。
たまにはゲームの思い出なんてものでも書いてみますか！まずはドラゴンクエスト１から。
同世代の人たちの多くがそうであるように、僕も人生最初のRPGってのがドラゴンクエスト１でしたねぇ！
当時、週刊少年ジャンプを定期購読してまして（６００万部の時代、友達の多くが買ってました）、そこで連載されていたファミコン神拳の記事で
今度、こういう面白いゲームが出るぞ！
という提灯記事（キャラデザインが鳥山明で、シナリオが当時ジャンプでライターをやってた堀井雄二だったので）があって、名前くらいは知ってたんだけど、RPGって概念がそもそも無い中で、記事読んでも分からないですよね、魅力なんて。
で、完全ノーチェックで過ごしてたんですけど近所に住んでる金持ちのN君ってのが
「クリアしたから貸したるわ」
と、頼みもしないのに押し付けてきて、しかもそれにクリアしたレベルの「ふっかつのじゅもん」まで付けてきてくれたもんだから
ま、じゃあ暇つぶしにやったっても良いけど！
というノリでプレイしました。もちろん、ふっかつのじゅもんを入れてアイテムも全部持ってる状態で、いきなり「りゅうおう」を倒しに。
で、人型のりゅうおうを倒して
こんなもんか〜
って思ってたら
♪デッデッデッデッデッデッデッデッ、デレレレレ〜ン ゴワーワッ（りゅうおうの吐く炎の音）
な、何〜ッ！？なんだ、この斬新（当時）な展開は〜！？
って感じで、おお、しんでしまった！
その後再戦したんですけど、ダンジョンの深くに潜るほどBGMの音程が下がって来て、そしてりゅうおうのBGM。
恥ずかしながら、僕はそれまで本当にその場面の為に作られて、完全にマッチしてる音楽ってのを意識したことが無かったのですが、このりゅうおうのテーマは本当に
「なんかとんでもない邪悪と戦ってる！」
という気持ちが湧いてきて、自分でもびっくりしてしまったわけですな。
そしてなんとかりゅうおうを倒して、エンディング。エンディングの演出なんかは全然気にならなかったけど、このEDの曲が！！
ファミコンPSG３音のチャカポコサウンドなのに、もう、激しく心打たれてしまってですね、ホントに感動しちゃったんですねぇ。とりあえずもう一度、今度はラジカセとテレビを端子でつないで録音ですよ、ED曲を。
で、何回も何回も聴いて、翌日から学校で友達にその感動を話しまくったわけです。
そしたらオーケストラが演奏してるレコードが当時出てまして、そのテープを持ってるって言う友達が居たので頼み込んでダビングしてもらい、聴きまくった上で
やっぱり買わなくちゃ！
とLPレコードを交野のニチイの２Fにあったレコード屋さんで買ったなぁ・・ちなみに僕が生まれて初めて買ったLPレコードでした。
その後、すっかり作曲者のすぎやまこういち信者になってしまった僕は氏の関わったサントラを集めまくるという事になるのですが、まあ、それは別の話。
まあ、そんな感じで初めてのRPG体験で僕はガツンとやられてしまったわけですねぇ。
当然、ドラゴンクエスト１はその後、また最初からプレイしたんですけど、後悔しました・・・なんで最初にちゃんとレベル１からやらなかったのか、と。全部すっ飛ばしてあの感動だったら、レベル１からだったらどんだけ感動したんだろう・・将来、記憶が消せる機械が出来たらドラゴンクエスト１の記憶を消して、また最初からやろう！と。ま、今ではもう、思ってませんけどね、悲しいなぁ。
そこからドラゴンクエスト２が出るまでの間、何回最初から始めてレベル１０くらいまで（いわゆる、はがねのつるぎが買えるくらいまでってヤツ）やっただろうか・・・ゴールドマンがなんとか倒せるようになるまでが、すごく楽しいんですよね。
まあ、そんなわけで・・やっぱり最初の経験ってのは心に深く刻まれてしまうもんなんですね。今から思えば１なんてストーリーがほんとど無いも同然ですから。
というわけで、気が向いたらドラゴンクエスト２に続きます
あ、大事なことを忘れてた。その後、何作かリメイクされてるドラゴンクエスト１ですが
りゅうおうを倒した→BGMスタート→点滅しながらりゅうおう変身後が表示される→かぶさるように炎の音・・・という、このタイミング、これは初代の１が完璧です！世界に色々と完璧なタイミングはあれど、これに匹敵するのはたたかえ！イクサー１のイクサーロボ対イクサーシグマの最終決戦、イクサーロボの放ったビームがイクサーシグマに命中して、爆発するシーンのタイミングくらいじゃないでしょうかねぇ！
