ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

アーモンドアイの年度代表馬に、異論を挟む。

2021-01-06 19:00:00 | 競馬

JRAは、2020年度代表馬にアーモンドアイが選出されたと発表した。
アーモンドアイに何の恨みもないが、違和感を拭えない。

2020年は競馬界もコロナの影響を受け、無観客や入場制限などの措置が取られたが馬券の売上げは堅調。やはりアーモンドアイもさる事ながら、コントレイル・デアリングタクトという3歳の3冠馬2頭が現れたのが大きい。

例年ならばこのどちらかの3歳馬が年度代表馬の座を得るべきところだが、アーモンドアイ受賞の決め手となったのが「伝説の一戦」と称されたジャパンカップの直接対決だろう。
結果アーモンドアイ1着、コントレイル2着、デアリングタクト3着という、どんな作家でも書けないであろうドラマティックな結末となった。

アーモンドアイはその前の天皇賞・秋で史上初のGI通算8勝をマークしていたのが大きいが、私に言わせれば通算勝利というのは現役年数を重ねればチャンスはどの馬にもある。
しかし3歳の3冠馬というのは、一生に一度だ。
そんな輝かしい3歳馬にアーモンドアイが先着したからと言って、例えて言えば百戦錬磨のオネエさんが高卒ルーキーを軽くひねったようなものであり、いくら斤量差があるとはいえJRA自ら3冠の価値を下げるような決断をしてよいものだろうか。
正確に言えば、この賞は競馬記者クラブ員の投票の結果であり、彼ら競馬記者が3冠レースの価値を貶めた事になる。

そんなにアーモンドアイが先着した事が大きな決め手であるならば、同じくG1を3勝し安田記念でアーモンドアイに勝ったグランアレグリアの立場は(笑)…?