以前、このブログで「MD再生機が、もう売ってない!」という記事を書いた。本当にないのである。ウソだと思ったら、家電店の店頭に行ってほしい。
そんな中、先日ある音楽好きな人生の先輩と音楽メディアの変遷についてアツく語った時があった。やれLPもカセットもA面・B面があった、カセットはポジションが4つあった、オートリバースはヘッドアジマスが狂った、デッキとウォークマンとカーステは全てテープスピードが違って苦労した…など、平成生まれの若者にはちんぷんかんぷんな話題でエラく盛り上がったのである。
その中で、私は
「MDが、こんなに早く駆逐されるとは思わなかった。CDからダビングしたものは何とでもなるが、私は生録り音源が多いので困る」
とこぼしたのだが、その人生の先輩が私を思いわざわざMDウォークマンを「もう使わないから」と送って下さったのである。ありがたい話だ。
暮れの大掃除のタイミングなどで、MD音源を片っ端から掃除のBGM代わりに再生してはICレコーダーに突っ込んでMP3化してやろうと思うのだが、コレとて未来永劫動くワケではない。コレがもし壊れたら、一巻の終わりだ。
ベータのビデオといい、MDといい、HD-DVDといい、負け組の規格を掴まされた者は振り回されるのである…