ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

山下達郎「Performance2015~16」。

2015-10-31 23:47:31 | No Music,No Life.

我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎のデビュー40周年記念となるツアー@フェスティバルホールに、なんと昨日今日の2日連続で参戦する事が出来た。
入場制限が年々厳しくなるが、今日のはファンクラブ優先。昨日のは何と友人から回ってきたので、入場手続きも手伝ってもらった。何とありがたい事か。

全64公演のうちまだ7・8本目なので一切のネタバレは控えるが、去年の「マニアックツアー」が「ヒット曲をやらないツアー」だったのに対し、今回は
「ヒット曲なのにもう15年以上やってない」
「30年経つヒット曲なのに、一度もステージにかけていない」
といった曲のオンパレードで、意外な選曲であった。

またデビュー40周年という事で、シュガーベイブ時代の曲も多く演奏された。チケットを買われた方の中で「SONGS」をちゃんと聴いていない方がもしいらっしゃれば、しっかり予習される事をお薦めする。

もちろん要所要所にド定番はあるし、アッと驚くカバー曲もあるし、私自身ナマ達郎を観て一番笑わせてもらったネタも再演されたし、声の調子もすこぶる良く、文句なしに最後まで楽しめた3時間10分であった。

気になったのは、達郎自身の
「私は、誰に何と云われようと『クリスマス・イブ』をやめません!」
という発言である。そんなにベテランファンから「もう飽きた」と云われているのか…?


さて明日の競馬は東京の天皇賞・秋。
ゴールドシップ以外で考えられるほぼ全てのメンバーが出揃い大混戦だが、中心はやはりラブリーデイだろう。宝塚記念をはじめ今年だけで重賞を5勝しており、二千ならまず崩れないと見た。
相手は去年の皐月賞馬で秋天も3着だったイスラボニータ、夏の札幌で覚醒したディサイファ、去年の秋華賞馬であり秋は走るショウナンパンドラが本線。他にもサトノクラウン・アンビシャスといった3歳勢に、去年の勝ち馬スピルバーグや府中の鬼・ヴァンセンヌにも警戒が必要だ。
問題は、エイシンヒカリの取捨である。府中の二千はスタートしてすぐに2角のキツいカーブを迎えるためペースが乱れ、逃げ馬には厳しいコースだ。もうサイレンススズカのような悲劇は起きないにしても、そうやすやすとは逃がしてくれないような気がする。押さえまでか。

なお、狙って面白いのは去年のダービー馬・ワンアンドオンリーである。複勝に対して単勝が売れすぎている、いわゆる異常投票が起きている。
誰かがインサイド情報を手にして、「ヒシミラクルおじさん」よろしく買い漁っているのか…?

京町家で味わうWスープ、「和醸良麺 すがり」。

2015-10-30 21:47:54 | うまいもん
週末なので、ユルくラーメンネタでも(苦笑)。

京都・四条烏丸近くにある「和醸良麺 すがり」。

「食べログ」で3.6近くを叩き出している人気店。京町家を改装した造りで、レトロモダンでシャレオツな感じだ。

低いくぐり戸を抜けると、こんな土間を抜けていく。

上賀茂で過ごした子どもの頃、農家の友達の家に行くとたいがいこんな造りだった。懐かしいではないか。
その奥に、タッチパネル式の券売機がある。

こんなレトロな店で、券売機か…

この店は圧倒的につけ麺だ。それもそのはず、ここはつけ麺専門店「二条高倉」の系列なのだ。
しかしながら私は、つけ麺があまり好きではない。昔からの店はともかく、ここ5~10年ほどの間に出来た店はどこも判で押したように豚骨と魚介のWスープで飽きているうえ、麺のコシ勝負なので食べていて疲れる。ある体調の悪い時につけ麺を食べ、全部吐いてしまったのがトラウマにもなっているのだ。

そんなワケで、敢えて「豚そば」を注文。
こちらがその「豚そば」大盛り、820円。

えっ、コレだけ?ホンマに大盛り?と言いたくなるくらいの小ささ。麺が太めなぶん、余計にそう思える。
箸で上げてみる。

柚子が練り込まれた、こだわりの麺だ。

スープは見た目通り濃厚で、まさしく豚骨と魚介のWスープだ。しかもかなり魚介が効いており、舌の先がリンとする。
麺もものすごくコシがあり、食べでがある。さらにコシを味わいたければ、一度水でシメたつけ麺にするのであろう。
焼き豚も軽くあぶって脂を立ててあり、見た目以上に柔らかくウマい。

…しかし、大盛りとはいえほんの何口かで食べ終えてしまったほどしかなく、満足感という意味では残念だ。ウマいだけに余計にそう思う。
正直、リピートするかどうか…

ハロウィンの盛り上がりに、違和感…

2015-10-29 22:31:52 | 思うこと

それにしても、近年のこのハロウィンの盛り上がりぶりは一体何なのだろうか。通勤の際、大阪環状線でUSJ行きの客を見かけるので余計にそう思う。
我が家も子どもらが写真のようにフザけてみかんに落書きをし、また私もついつい「ヒロタのシュークリーム」のハロウィンパッケージを買ってしまった(苦笑)。

我々が20代だった20年ちょっと前には、こんな盛り上がりはなかった。生まれ育った京都・上賀茂でも北山通り界隈で「北山ハロウィン」なるイベントをやっていたが、盛り上がりを見せているのはせいぜいこの10年ほどであろう。

この急激なハロウィンの盛り上がりについては、様々な分析がなされている。その最有力な説が、
「日本人は、実は仮装行列が好きだ」
という意見だ。祭りの法被や花火の浴衣も、ハレの服という意味では仮装でありこれはうなずける。
また、
「日本は農耕民族なので、収穫祭的イベントは馴染む」
という話もある。しかしあのカボチャと仮装に、収穫祭的な意味合いはあまり感じないのは私だけだろうか。

私が思うこのハロウィンの盛り上がりの理由は
「秋には、若者が騒げるイベントがちょうどなかった」
のが最も大きいのではないかと思う。
毎年バカバカしいと思いながら、冬にはクリスマスとバレンタインデー・ホワイトデーがある。完全に菓子屋の陰謀だろう。
春には花見、夏には花火があってそれぞれ飲んで騒げる。
しかし秋には、学校行事では文化祭などがあるが分散してしまっている。かといって、紅葉狩りでは飲んで騒ぐワケにはいかない。
その意味で、ちょうど若者が仮装でもして騒げるちょうどいいタイミングでハロウィンが存在するのであろう。菓子屋的にも、ちょうど売り物がない時期だけにオイシいのではなかろうか。

またあのカボチャのオレンジ色も、それまでの祭りにはない色で日本人には新鮮だったのだろう。実際、あの色でお菓子をラッピングされてしまったら妙にウマそうに見えてしまう。

しかしコレはあちこちで云われている事だが、このハロウィンの盛り上がりは幕末の「えぇじゃないか」に通じるものがあるそうな。すなわちあまりいい世の中ではないので、踊らずにはいられないという説だ。
確かに、安保法案は通るしもうすぐ消費税も再増税されるし、辺野古移転反対を掲げて当選した沖縄県知事を無視して工事が始まるし、野党が呼びかけても首相は国会を開かず外遊ばかりだし、TPPで何を話し合ってきたのか国民に全く説明しない。
中学生は殺されるし、やっとの思いで買ったマンションも杭の寸が足りなかったり…

…いい世の中ではないような気がする(涙)

今こそ、関西ローカルもんを商標登録だ!

2015-10-28 22:45:53 | 思うこと
以下、今朝の朝日新聞。

>音や動きなどを登録出来る、新しい商標制度の運用が始まった。特許庁が登録を認めた第1陣には、味の素の「あ・じ・の・も・と」といった、CMでおなじみのメロディーや映像など27企業・個人の43件が選ばれた。

いわゆるサウンドロゴが、軒並み認められたという事になる。
紙面によると、他にも久光製薬の「ひ・さ・み・つ」やフジッコの「ふじっ子~のおま~めさん」、大正製薬の「ファイト~、イッパーツ!」なども登録。
さらに映像では、風呂敷がほどけて酒瓶が姿を見せる菊正宗や、映画の冒頭に東宝が映すロゴなども選ばれたそうな。

だったら、言わせてもらえば関西こそこれらの宝庫である。例えば、
「関西電気保安協会」
「西沢学園」
「有馬兵衛の向陽閣へ」
「奈良健康ランド」
「ホテルニューアワジ」
「ひらパー」
「ハナテン中古車センター」
「箕面温泉スパーガーデン」
という固有名詞を、関西人は普通に読めない。みな、字面を見ただけで勝手に唄ってしまうほどに浸透しているのだ(笑)。

また動きも、551蓬莱の「ある時~、ない時~」や、とんかつKYKの「K!Y!K!うぅ~ん」も、一連の動きとして立派に浸透している。
これらを関西が誇る文化として、是非商標登録してほしいものである…

「おてごろマクド」を、食べてみたのだが…

2015-10-27 22:38:14 | うまいもん
異物混入騒動以前から、100円マックをやめたりカウンター上にメニュウを置くのをやめたり、新メニュウを出したと思ったら一瞬で引っ込めたり、従来のポテトを平皿にぶちまけてトッピングをしただけのものを「新メニュウ」として売ったり、はたまたおトクな「昼マック」セットを急にやめたり、マクドの迷走が止まらない。
そんなマクドが、このほど「おてごろマック」なる新メニュウを3種類発売する事になった。エッグチーズバーガー、バーベキューポークバーガー、ハムレタスバーガーである。
これら3種類を、単品で200円。ポテト・ドリンクを付けたセットを500円で発売する事になった。

ご多分にもれず私もマクドに行く機会がめっきり減ってしまったが、これまで世話になってきたのは事実だ。いつか息を吹き返してほしいと願っている。
この「おてごろマック」が、その起死回生のキッカケになるのだろうか。
早速、単品で「バベポ」を買ってみた。

パッケージは、ちょっとだけ新鮮だ。
中を見てみる。

何だか、とっても残念な気持ちになる。
HPで見たのは、コレなのに。

マクドは、写真の撮り方は最高に上手い。例えば、「マックモーニングプレート」。

実にウマそうではないか。
しかし実際に提供されたのは、こんな代物だった。

刑務所みたい…

ま、写真と現物のギャップは得てしてあるものだ。問題は、味である。
しかしその味も、あのナゲットととほぼ同じバーベキューソースを使っているようで、甘すぎる。私には、この甘さは厳しい。
しかも、悲しいくらいに満足感に乏しい。今日び、コンビニで200円出せばかなりのボリュウムのパンが買える、というのに。
まして、コレにポテトとドリンクを付けて500円取られたとして、果たしてどれだけの人が満足するだろうか?

引き合いに出して恐縮だが、例えば「なか卯」に行けば和風牛丼とミニはいからうどんを組み合わせて490円でこれだけ食える。

差は歴然…

ユーザーが求めているのは、
「こんなに食べさせてもらって、セットでたったの500円?」
と思わせてくれるセットである。その点この商品は、単品200円・セット500円で利益を出す事ありきであるのは見透かされている。

この「おてごろマック」がマクド再生の糸口となるのか?その前途は、厳しいのではなかろうか…?