天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「劇場版 SPEC ~天~」22本目

2012年04月09日 | 映画感想
「劇場版 SPEC ~天~」

珍しくTVドラマにハマった作品の映画化。
あんなに世間で盛り上がった「のだめ」とかまーったく興味湧かなかったんだけど(原作コミックFANだったけど)
本作のドラマは本当に久し振りにどっぷりハマったんだなぁ。
先日TV放映した本作と連続TVドラマの間を取り持っていた特番もちゃんと見てたよん♪

っていうか、先日の特番で凄く重要な情報(当麻のSPECが何なのか)が開示されていて正直驚いた。
こんな重要情報、どうして先の連続ドラマの際につまびらかにせずに映画公開直前の特番で出しちゃうんだろ?って。
というよりも映画を見る前に最低でも先の特番を見ておかないと連続ドラマだけしか見てなかった人には「???」なんじゃね?

あらすじ・・・書くの面倒臭いな^^;
そもそもこの映画版だけのあらすじ書いても意味ないし。先の特番、いや連続ドラマの頃からのあらましをざざーっと
知っておかないと全然世界観判らないだろうし。
まーそんなこんなで当麻と瀬文の所属している「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係(通称:未詳・ミショウ)」の元に
謎の「ミイラ死体殺人事件」の報が入る。コレは特殊能力(SPEC)を持つ者「スペックホルダー」による犯行なのか!?
この事がやがて国家を揺るがす大事件に発展して行く。その中で語られている謎の言葉「シンプルプラン」「ファティマ第三の予言」
とは何なのか?

本作から(本作だけ?)栗山千明ちゃんと伊藤淳史君が登場。伊藤淳史君は何と実名で出演。勿論「芸能人(役者)の伊藤淳史」として。
栗山千明ちゃんは過去瀬文がSIT時代に教官と部下という関係?で仕事を一緒にしていた時期があって、その頃にカレカノだったらしい。
で、何故か日本語がカタコトで、物凄くシリアスな場面でとんでもない言い間違いをバンバンブチ上げるというキャラ設定。
こーいう阿呆なキャラをシリアスな場面でグイグイ差し込んで来て脱力させる手法って、もう本当にいかにも堤監督だなぁ~って感じ。

で、まーオチバレという事でもないだろうけど、本作では話が完結しないので内容にコレと言ってツッコミようがないというのか^^;
あくまでも次回作「SPEC ~欠(結?血?穴?ケツ?)~」で全てがつまびらかになって収束するのであろうと思われるので。

まーそれにしても・・・「どうしてコレを映画化にしたんだろ?」というのが正直な感想。
本作も番組改編時によくやる2時間ドラマ特番枠で充分だったんじゃないの?
つーか、最後の「ケツ」だけ映画化にして、本作は最初から特番枠で作ればよかったのに。だって特番枠程度の話だったし(コラコラ

いやマジでさ。
先日の特番ドラマと本作の映画とクオリティに大差ないってのが個人的な感想なんすけどね。まー映画の方が爆薬が派手に使われたかな?程度か?
浅野ゆう子さんとか先にも挙げたけど伊藤淳史君とか、結構贅沢に役者さん使ってる割に生かし切れてないってのか。
んで三浦貴大君がどうやら完結編で悪のスペックホルダー側の人間だったのだー!みたいな要素をチラ見せしたりしてるけど
本作ではほとんど空気に近いのも何となく勿体無い気がするし。

更に「むぅ~」と思ったのが・・・瀬文ってあんなおちゃらけキャラだったっけ???
オヤジギャグ満載ってか何ていうかずーっと「何か自分が思ってた瀬文とギャップあるなぁ~」ってモヤモヤしまくってたよ。

それから、一応本作のクライマックス?「にのまえ」との直接対決も何だかなぁ~モヤっとするわ。
「倒せる確率、上手く行っても1%」とか言ってた割には拍子抜けするほどアッサリしたクライマックスシーン。
こんな程度の作戦で勝てちゃうんだったらもっと前にヌッ殺せただろうよ、とかモヤモヤイライラ
更に瀬文が不死身過ぎてアイタタだし、とにかく色々穴が開きまくった脚本ってか展開ってか。

まー文句垂れまくりだけどね、「ケツ」も当然見るけどね。
私は連続ドラマの頃から好きだったし、それよりなにより・・・どうやら完結編の黒幕(謎)は向井君みたいだしー♪(キャー
でも、まだ本作を見てない人でTVドラマチラ見程度の人とか「ヒマがあったら見てもいいけど~」程度の人だったら
本作は華麗にスルーして、次回の「完結編」だけ劇場に見に行けば充分じゃなかろうかと。

どーせ「ケツ」公開直前になったら本作を地上波放送するだろうしねw
コメント (2)
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