ふれあいカフェ

鳳本通商店街からお送りします

【月曜鳳カフェブログ:特集・徒然草】

2023-01-09 06:38:14 | Weblog
     ≪特集カフェブログ:徒然草≫


     〈特集カフェブログ:徒然草       その11〉


【ちなみに上記 数字ですが
以下のタイトル番号ではありません。

私が 後残り四十数段まできた時に
秒読みとして私自身のために
つけたものです】


祝祭日は特集号としています。

私が『カフェブログ』を
書き始めてしばらくして
これも書き始めた『徒然草』。

「置き去りにはしたくないシリーズ」
その1が
『徒然草』です。

大晦日~3日までで
一様区切りをつけました。

本日『成人の日』にも
前回3日の続きを
お届けします。


なお 以下のサイトには
リンクは張っていません。

徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋先生訳)
ということでお送りしている
私の『読みオタ 兼  書きオタ・祝日の
オガオガ特集号です。
見たくない人は結構です。


{今回は 二百十段}

前回は:リンク 第二百九段 https://tsurezuregusa.com/209dan/

リンク 第二百十段 https://tsurezuregusa.com/210dan/
リンク 「喚子鳥は春のものなり」とばかり言ひて……………… https://tsurezuregusa.com/210dan/

以下引用します--


徒然草 第二百十段

現代語訳

 「カッコウは、春の鳥だ」と言うけれど、どんな鳥か詳しく書いてある本はない。
ある真言宗の書物に、カッコウが鳴く夜に幽体離脱を逃れる方法が記されている。
この鳥はトラツグミのことだ。
万葉の長歌には、「霞が立つ春の夜長に」とあって、続けてトラツグミが歌われている。
カッコウとトラツグミは似ているのだろう。


原文
 「喚子鳥よぶこどりは春のものなり」とばかり言ひて、如何いかなる鳥ともさだかに記しるせる物なし。
或ある真言書しんごんしよの中に、喚子鳥鳴く時、招魂せうこんの法をば行ふ次第あり。
これは鵺ぬえなり。
万葉集の長歌ながうたに、「霞立つ、長き春日はるひの」など続けたり。
も喚子鳥のことざまに通かよいて聞ゆ。

注釈
 喚子鳥よぶこどり
  かっこう。『古今集』春上に、「をちこちのたづきも知らぬ山中におぼつかなくも喚子鳥かな」とある。

 真言書しんごんしよ
  真言宗における、密教の行法が書かれている書物。

 招魂の法
  幽体離脱から逃れる方法。

 鵺ぬえ
  ぬえ。トラツグミ。夜に寂しい声で泣くので、不吉な鳥とされていた。

 万葉集の長歌ながうた

  『万葉集』に「霞立つ、長き春日の、、暮れにける わづきも知らず、むらぎもの、心を痛み、ぬえこ鳥 うら泣きをれば ……」とあるのを指す。

以上引用です。

俗に『カンコドリ』と言いますよね。
それがトラツグミのことだと
言っていますね。

昼に山で鳴いている
『カッコウ』とは
どうやら違うようですよね。

このあたり整理ができているようで
できていないような?

ところで『ヌエ』という鳥のことは
私若いころに
『応仁の乱』を題材にした
小説を読んだことがありましたが
その中に
「ぬえの声を聴いた人間は
必ず死ぬ」
というセリフが出てきます。

あの小説のタイトルは
忘れてしまっていますが
結構一気に
読み終えたことを憶えています。

ちなみに「お茶を引く」という言葉も
花柳界など古い水商売の
世界でも使われる隠語です。

意味は「売れない遊女などが
お茶ばかり飲んで時間を過ごす」
ということでして。
「『カンコドリ』が
鳴いてるね」となります。

【十一段へ続けます】






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