廚より 香気漂う 早 林檎頃となりしか・・・
台所で見つけた『紅玉』
妻に聞けば、何やら少なからず手に入ったらしい。
ああ、そういう季節になったのね。だったら1個ちょうだい。作るのは、
≪アップルパイ≫
近年、作ることが多くなったパイだけど、紅玉が出てきたとなったら、何はなくてもこれです。
そんでね、これまでやってきた作り方をまとめてみると、この料理は超簡単になったということになるんです。理由の根源は、『冷凍パイシート』を使うようになったから。このことに伴って、ラクチンになることが沢山あるんですね。
ただ、そこにあぐらをかいているだけではつまらないから、もう一工夫して楽しんでみましょう。
早速開始。
下ごしらえ・調理の部
・卵黄1個分に少し水を加えて、溶きほぐしておきます
・林檎は、普通に皮を剥いて、芯を外しておきます
・幅3~5㎜の銀杏切りにして、皮と一緒に耐熱ボールへ
※今回は、ここが変更点と言うか、キモになります
・砂糖60gとレモン汁少々を加えて
・600w3分レンジ
・その後、よく混ぜてから、2分間加熱追加。リンゴ終了(シナモン忘れた)
・解凍したパイシートを2枚×4対に切ります
分かる?このリンゴの色
・下のシートにリンゴを乗せたら、飾り包丁を入れたシートを被せてフォークで縁を止めます
・照り出し用に卵黄を塗って、200℃11分焼いてみたら
ゲゲッ、焦げすぎじゃない?
第二陣、出撃!
今度は正方形に切って折りたたんでみました
※今回の工夫の効果 皮を入れて加熱した効果で、リンゴが非常に美しく染まったんですけど・・・
たたんだら、見えなくなるわな
・今度は、170℃11分焼きました
前回の、『マロンパイ』のように、ただし、今回は冷めないうちにグラニュー糖を振り掛けました。これで完成。
結構、よい出来映えだと思うんですけど、大きな課題が残りました。
その1、せっかく美しく仕上げたリンゴを視覚的にも楽しめるものにすること。
その2、うちのオーブンで焼くときの温度と時間設定の仕方を極めること。
ま、毎年作る物だから、急がず休まず工夫を重ねていきましょうかね。
ちなみに、パイを切ると
麗しいリンゴが姿を現してくれました
したがって、パイにかぶり付くんじゃなくて、上品に切り分けながら戴くとよろしいかも。
結局、胃に入ったら同じだからと言うお方もいましたが、みなさんお好みの食べ方で楽しんでいました。作者としては、味覚と嗅覚と視覚で楽しんでいただきたいんですけどね。・・・分かった。次回は盛り付け方を変えてみます。
そして、ごちそうさまでした。やっぱり紅玉のアップルパイは美味しかったです。
で、最初の方で書いたように、この料理は簡単なんですね。
マタギにとっては、何てったって『洗い物が少なくて済むこと』です。そして、『加熱器具が一つで済むこと』も魅力ですね。更に、『時間も労力もかからないこと』が、とても貴重です。
いいことずくめのアップルパイ。シーズンに1回と言わず、何回も作りたいお菓子です。
まだ、『アップルパイの頃』は続きますから、いろいろ試してみようかな。
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