山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

トビタケの代わりにチチタケを

2021年08月16日 | キノコ料理

 収穫してきたハナビラタケについては、今日やれることは全てやった。次のキノコは、チチタケだ。

 実はこのキノコ、毎年この時期に出会っているんだけど、連れ帰ったことがない。理由の一番は、あんまり沢山は採れないから。このキノコ、栃木県民から、こよなく愛されていると聞いているんですけど、山形県民のマタギが食べてみてもいいキノコです。山の中に泊まって遊んでいた頃には、見つけたら味噌汁に入れて楽しんでいました。すごく美味しいキノコです。今回は、たまたま、まとまった収穫になったので連れてきたのであります。

       とりあえず適当な大きさに切って虫だし

 どうやって戴こうかな。採ってるときには、『味噌汁の具』と考えていたんだけど、ちょっと多いですね。

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪チチタケとナスの炒め煮≫

 頭で考えただけでは思いつかないので、キノコ料理の本とかネットとかを調べていったら、『ナス炒め』という食べ方に出会った。

 おおっ、これだ!本来は、トビタケを収穫して『ナス炒め』にするはずだったんだから、丁度いいじゃないか。トビタケをチチタケに切り替えて調理してみることにした。

 下ごしらえの部

 ・上の写真のように食べやすい大きさに切って、虫出しと汚れ落としをしました

 ※本体から出てくる乳液に汚れが付きやすいので、丁寧に洗います

 ※小さい個体でも、半分ぐらいに分けた方が味が馴染みやすいかも

 ・ナスも食べやすい大きさに乱切り。水にさらしておきます

 調理の部

 ・中華鍋にゴマ油とサラダ油を適量敷いて熱します

 ・準備しておいたナスとチチタケを投入。高温で炒めます

 ・油が回ったらだし汁1カップを加えて

 ・酒醤油みりん各大さじ2も回しかけて

       強火で煮詰めたけど、火加減には自信なし

 ・チチタケが硬そうに見えたので、蓋をして数分、蒸し煮のようにしてみました

 ・その後、蓋を開けて混ぜながら水分を飛ばしていくと

       味が染み込んだ感じ

       器に盛り付けて常備菜の出来上がり

 摘まみ食いをしてみての感想。味は、トビタケよりもずっと豊かだと思います。ただ、歯切れというか食感は、トビタケの方が上。

 そもそも、チチタケはボソボソした食感のキノコなんですが、炒めて煮詰めることで締まりが出てきます。でも、そこにも限界がありますね。まあ、このぐらいの差は、キノコの個性というところでしょうか。美味しく出来たんだからOKですね。

 山の神様に感謝を込めて、いただきます。これからしばらくの間お世話になりますね。



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