山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

あなたがクイーンです

2022年09月19日 | キノコ料理

  台風の被害が心配です。皆さん、無理なさらずに、どうぞお気をつけて。

 

 「はじめまして。」

「はい。」

「突然、こんなことを言ったら、人格を疑われてしまうかもしれませんが、あえて言わせてほしいのです。」

「はい?」

「美しい。そして、なんという良い香りだ。あなたこそ、キノコ界のクイーンです。」

「そんな。」

「王様と言われるキノコは、幾つかあります。でも、正直に言うと、あなたほど素晴らしいキノコではない、と思っています。」

「そんなことを言ってはいけません。あの方達には、あの方達の、わたくしにはない魅力が沢山あるでしょう。」

「いえ。あなたこそが一番。あなたこそが、Queen of great japanです!」

・・・すみません。こういうのを書き始めると、連想が止まらなくなってしまいます。悪しからず。

       今回いただいてきたマイタケ

 量は多くない。でも、何てったって、『初物』です。嬉しくて仕方がない。

 そして、袋から出したときに広がるこの香りは極上。他の追随を許しません。

 さて、この量だと単品料理でしょうな。そうであれば、

   ≪マイタケご飯≫

 何はさておいても、これでしょう。家族からの異論は、もちろんありません(マタギが圧力かけたわけじゃないよ。みんな食べたいそうなんです)。

 では、早速始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・舞茸の汚れを落としながら、食べやすい大きさに切り分けていきます

       こんな感じ

 ※これまでにも紹介しているけど、『洗わない』が鉄則。したがって、

       三種の神器(まな板も入れると四種か)

 ※ブラシで汚れを落とすけど、それでも落ちないものは布巾で拭き取るか、ナイフで外します

 今回は、翌日分も含めて、お米5合炊いてみることにしました。

 ・油揚げ4枚を短冊に⇒油抜き。ニンジン2/3本は短めの千切りに

       こんな感じ

 ・鶏もも肉200gほどを食べやすい大きさに切って

       これで、具材の準備OK

 ・といだ米に、酒大さじ5と、醤油大さじ4、顆粒だし大さじ1強を入れ、水を加えます

 ※この辺は、前回の『トビタケご飯』とほぼ同じ割合。つまり、キノコが代わっただけです

 ・ここに、準備しておいた具材を入れます

 ・食事の時刻に合わせてスイッチを入れます

 この時間が堪らないのよ。だって、台所までだったマイタケの香りが、家中に広がり、満ちていくんだもの。

 さあ、夕食です。

       和の食卓

 いただきます!

 !!!!!

 一言で言うと、これぞ『キノコ オブ キノコ』

香りは勿論なんだけど、味、食感、申し分なし。

 みんな、おかわりして食べ続けてました。

 明日は来客があるんだけど、その方々の分までたっぷり炊きましたからね。

 さあ、今日食べたい分は、心置きなく食べましょう。

 はあ~、ありがたやマイタケ様。やっぱり、味覚の秋・収穫の秋ですね。嬉しい季節の訪れを実感することが出来ました。

 また、採りに行きますよう! 調理しますよう! 食べますよおおお!!!

 キノコのクイーン。この秋、あなたへの忠誠を誓います。



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