今回、山の神様からいただいてきた山菜は、どれも春の香りに溢れたものばかり。
ワサビの強烈な辛味と香りは、寝ぼけていた心と身体に喝を入れ、否応なく春の訪れを実感させてくれた。
フキノトウは、全く違ったほろ苦さと香りとで春の喜びを実感させてくれた。
そうして、もう一つ。
もしかしたら、最も万人うけのする春の爽やかな香りを運んでくれるのが、これかもしれない。
あさつきです
天然の小ネギと言ったらよいのかなあ。収穫して、車に積み込むと、間もなく、車内がその香りに満たされてしまうほど鮮烈な香りの持ち主だ。
それが、すごく心地よいのですよ。しかも、
この白根の長さが美人の証し(ワサビで力尽きたマタギに代わって、妻がここまでやってくれた)
どうやっていただくかっていったら、まずは、あれでしょう。
≪あさつきの酢味噌あえ≫
毎年、1回は作っているんだけど、飽きるなんてことはあり得ません。何回食べても、春の香りが口の中どころか、家中に広がる料理です。
ただ、今回は、ちょっと変化をつけてみようかな。少々目論んでいることがあります。その辺も含めて、記録を残しておきましょう。
下ごしらえ・調理の部
・山で収穫したら、先ずは現地で、可能な限り洗って汚れを落として持ち帰ります
※これをやっておくかどうかで、帰宅後の手間とモチベーションに大差が出ます
・ひげ根が絡まっているので、切り落として、株をばらし、再度よく洗います
・茎の外側の薄皮を1枚だけ剥きとります
酢味噌もつくっておきましょう。
・味噌60gに、砂糖30gと酢を50g混ぜて出来上がり
美しい!
・沸騰したお湯に入れて、30秒湯がきました
※その気になれば、生で食べられる山菜ですから、時間はかけません
・冷水にさらして絞ったら、食べやすい長さに切って出来上がりです
今回は、おまけをつけることにしました。一つ目は、
ワカメです
あさつきは、言わば天然の香味野菜ですから、麺類や椀物に散らすだけでも楽しむことができます。で、酢味噌和えにすると、海鮮料理との相性が格段にアップするんですね。イメージ的には、ホタルイカなんかが、すごく合いそうな気がするんですけど、台所にあったのは海藻類だったので、これを組み合わせてみることにしました。
もう一つは、辛子。これは、言わずと知れた、酢味噌との相性抜群の調味料です。
あさつきに、3つの食材を組み合わせます
それでは、本日の朝食、いってみましょうか。
まずは、オーソドックスに酢味噌和え
『ぬた』と呼ぶ地域もあるようです
う~ん、旨い!
まさしく、春の味と香り。
ここに、ワカメを加えると、
やっぱりというか、どういうわけか、海鮮の風味が、よく合うんですよ
今回は、途中から練り辛子も加えて楽しませてもらいました。
いやあ~、満足!
ワサビ、旨かった。 フキノトウ、旨かった。 でも、あさつきも、一歩もひけをとりません。
令和5年、聖地巡礼の一回目、素晴らしい旅が始まったことを実感できる料理になりました。
いただいてきた山菜は、まだまだあるから、料理は続くんですけど、ひとまずは感謝。
神様たち、ありがとうございます。
本当に山の恵み、季節の恵みはありがたいものです。工夫を加えながら、美味しく戴きたいと思います。
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