また、余らせてしまった。
山形の郷土料理、『ウドのドンコロ煮』を作るために、身欠き鰊を買ってきたんだけど、使ったのは4匹(枚?)。あと2匹残ったことは覚えていたんだけど、賞味期限までは、よく見ていなかった。
そんでですね、刺身の残りなんかを格納するために冷蔵庫を整理しようとしたら、目に入ってしまったんですよ。
身欠き鰊の賞味期限、1月**日!!!
ヤバイじゃないですか。賞味期限過ぎちゃってる!これは、すぐに調理してやらなければなるまい!
・・・身欠き鰊ってものは、鮮度の下がりやすいニシンを長く保存するために編み出された保存方法だと思うんですよ。だから、基本的には、冷暗所に保存しておいて、必要なときに調理すればいいはずだと思ってたんです。でもねえ、この『賞味期限』ってやつがくせ者でね、この期日が近づいたり過ぎたりしたら焦りまくる。そういう風に、飼い慣らされてしまったんじゃないかと思うくらい言いなりになっている自分がいる。
「『賞味期限』は過ぎても『消費期限』は過ぎていないんだから大丈夫!」
という説は正しいと思うよ。
だけどねえ、やっぱりタイムリミットには踊らされてしまうんだよなあ。なんと言っても、自分自身が根拠を持っていないんだもの。
ちょっと、話が長くなってきたので、中止。 料理に移ります。
≪身欠き鰊の甘露煮≫
保存しきれなかった保存食を、更に長く楽しむための先人の知恵だと思います。
下ごしらえ・調理の部
・身欠き鰊の大きな骨だけ外してから、番茶で煮てアク抜き
ここから沸騰させて約20分
・この後、水で軽く洗って四等分にしました
※前もって切り分けた方が良かったかも(崩れやすくなってた)
・水1カップと酒1/2カップ、醤油みりん砂糖を各大さじ2用意して鰊を入れます
・ここから沸騰させて
・落とし蓋をして弱火で20分
・蓋を外して、時々煮汁を回しかけながら煮詰めていきます
・焦げ付く直前に火を止めて完成
美味しそうです
当地では、これを特別に『おかず』と言って珍重しておるのです。
ここまで来ると、前回、ドンコロ煮の脇役だったところから主役に昇格です。
さて、どうやって戴きましょうかって、もう決まっています。
≪ニシン蕎麦≫にしましょう!
色々準備したけれど
やっぱり主役はあなたです
ああ、甘塩っぱくて美味しい!ニシンにしか出せない味わいであります。
お昼にみんなで戴いて、少々残ったけど、ここまでやってしまえば、賞味期限は延長です。冷蔵庫に保存しながら、のんびりといただきたいと思います。
これで、すっかり安心ですね。
今回も、『身欠き鰊』から『甘露煮』と、保存のきく調理方法を編み出した先人の知恵に感謝であります。
ありがとうございました。そして、ごちそうさまでした。
お蕎麦にもご飯にも最高ですね!
美味しそうです♡
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、昨日は、お弁当のおかずとして戴きました。すごく美味しかったです。
また作りたくなってます。