「オリックス・バファローズ」な日々

Since2004.11.1 
3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

ロッテ対オリ中止でこちらへ 正田樹と対戦したかった(4.11 西武3-2日本ハム)

2005年04月11日 | プロ野球全般
今日は土曜日に出勤した振り替えで仕事が休みで、せっかくなので千葉マリンスタジアムでオリックス戦を観ようと思っていたら雨。
サラリーマンデーと聞いていたので、名刺も社員証もしっかり準備していたのに。
雨天中止が決まったとたん雨が弱くなったりもしたが、これはもう仕方がない。

というわけで、次善の策でインボイス西武ドームに行くことにした。
新宿の金券ショップで300円の指定席用交換券を買う。
とりわけ先行き不透明な状況にある西武にチケット代で貢献できないのは少々心苦しいところもあるが、そこは場内の飲食で穴埋めすることにする。
歌舞伎町の西武新宿駅から、ちょうどホームで待っていた16:30発の特急小江戸号に乗り所沢まで。
西武線の駅構内の売店は皆看板が青に赤と緑のラインが入ったライオンズカラーになっており、インボイスに身売りしたらどうなるのかと思う。
所沢から乗り換えて西武球場前に到着。

スタメン発表の直前という、ほどよい時間に球場入り。
日本ハムはスタメンに小田、稲葉、さらに坪井の名前がなく、一瞬なぜかと思ったが、これは西武の先発が左腕の帆足ゆえにであった。
先日ロッテの渡辺俊介に当たった時は逆に8人左打者というオーダーを組んでおり、最近のヒルマン監督は思い切ったオーダーを好んでいるようだ。
しかしその渡辺と対戦した時と同様に、極端オーダーは今日も裏目に出た。

日本ハムの先発は正田。
桐生第一高校のエースとして、1999年の夏の甲子園で優勝した投手だ。
私も群馬県出身で、しかも彼の出身中学と野球の試合で対戦したことがある。
もっとも、「正田の球は速かった」「正田からヒットを打った」という話ではなく、正田は私より2歳下でその時はまだ小学生だったはずで、しかも私はケガをしていて試合には出場していなかったから、まったく彼との接点はなかったのだけれど。
まあ、とにかくプロ入り後もどこか親近感を持ちながら注目してきた選手ではある。
接線であろうと大差が付いた試合であろうと、いつも表情を変えず飄々と投げるのが正田の特徴だ。

1回裏、アルモンテの2失策に乗じて西武が先制。
しかし3回表まですべてスコアボードに「1」が入り、序盤3回を終えて2対2。
このあたりで気づいたのだが、一塁側にリクルートスーツの集団が相当数固まって座っている。
西武グループの新人研修の一環か、私も人のことを言えるような状況ではないが、彼らもなかなか大変な時期に入社したものだ。
その後は帆足が適当にヒットを打たれ、正田が適当にフォアボールを出しながらも0行進が続く。
帆足は7回でマウンドを降りたが、正田は8回もマウンドに上がる。
しかし中島にタイムリーを打たれ、力投報われることなく敗れる。
西武はどうも今年は危なっかしかった豊田が、最終回ピシャリと3人で抑えたことが収穫か。
相変わらず、調子の上がらない和田はブレーキとなっていたが。

観客は6610人と寂しかったが、私がいなければ6609人だったんだなぁと思うと実数発表というのは偉大で、また足を運んでみようという気になる。
試合終了後、今回初めて上北台行きのバスを利用し多摩都市モノレール~京王線で帰ってみたが、このルートは結構早く、多摩地区の住民にはありがたい。

菊地原、186試合目の初セーブ(4.10 5-3楽天)

2005年04月10日 | オリックス・バファローズ
プロ野球スコア速報(日刊スポーツ)
2001年には、あの鉄腕稲尾に並ぶ78試合登板を記録した。
先発にリリーフにと獅子奮迅の活躍を見せ42勝を記録した稲尾の78試合と、2勝2敗でほとんどが対左打者のショートリリーフだった菊地原の78試合では、確かに質は違う。
事実、菊地原が稲尾氏の記録に並ぶことに批判的な声もあった。

先発投手ではないから、いわゆる上がりはなく、毎日ベンチに入る。
こういった投手はいつ出番があるか分からないため、シーズン途中フォームの狂いを感じたところで、使い減りを避けるために投げ込みをすることもままならないという。
体調管理も難しいだろうし、打たれたところで翌日もブルペンで登板に備えなければならず、気分転換をする時間もない。
78試合登板もすごい数字だが、黒田くらいしか信頼できる投手がいない中、ブルペンで肩を作った回数はそれよりさらに多かったに違いない。

昨年までの登板数は178。
どさくさ紛れでもセーブが付いた試合がひとつくらいあってもいい気がしたが、残してきた数字は7勝11敗のみである。
ドラフト当日、神奈川の相武台高校の生徒だった菊地原は、インタビューで「在京セリーグ希望」を口にし、抽選で広島に決まった瞬間落胆の表情を見せた。
そして今では、「在京」にも「セリーグ」にも当てはまらないオリックス・バファローズで、地味な役どころをこなしている。

広島で時に先発をしていた頃と比べ、心持ち腕を下げて投げているように見える。
もはや技巧派で、かつて大型左腕と言われていた頃の面影は失われているが、今の姿はこれはこれでなかなか味がある。
山口の後を抑えた、今日の菊地原は立派な「ストッパー」だった。

ブランボーの2併殺…(4.5 1-3ソフトバンク)

2005年04月05日 | オリックス・バファローズ
プロ野球スコア速報(日刊スポーツ)
楽天が結構いい試合してる。
球団代表が「楽天があんまり弱いと困る」とか言ってた巨人は4連敗しているんだから、世の中分からないといおうか、面白いといおうか。
1000本安打を達成した関川に田尾監督が自ら花束を渡し、場内が歓声に包まれる光景は素晴らしかった。
関川さん、野球が続けられてよかったね。

そしてオリックスの話。
今日負けて3連敗、トータルで3勝7敗となってしまった。
投手は結構頑張っているんだが、いかんせん打線が弱くなかなか得点できない。
つながりが悪いというより、長打が出ずに打線が迫力を欠いており、相手投手にも大怪我はしないだろうと余裕を持って投げ込まれてしまっている気がする。
やはり両外国人に奮起してもらいたいところなのだが、今日もガルシアに当たりなくブランボーも2併殺では得点力不足は解消されない。
チーム防御率はリーグ2位でも、年間1000を越える三振を喫し最下位に沈んだ石毛政権1年目に雰囲気が似てきたと言ってしまうと不吉過ぎるか。

野球選手では前代未聞(と思われる)芝生アレルギーに襲われた北川が、1日で復帰しヒットも放ったことが今日の収穫。

川越に白星つかず(4.3 1-5日本ハム)

2005年04月03日 | オリックス・バファローズ
プロ野球スコア速報(日刊スポーツ)
仰木監督が言うところの「すすきのシリーズ」は3連勝こそならなかったがひとつ勝ち越し。
川越も前半乱れたが後半粘り強く投げ、自責点3での完投は責める対象にはならない。
まだ白星がついていないが、こういう投球を続けていくことができれば、かつてのような連敗地獄にはまることもあるまい。
今日の試合に関しては、CSのプロ野球ニュースで見ただけなので細かいところはわからんので、ここまで。

で、今日の試合から直接は離れた話題になるが、開幕してからここまででバットが折れるシーンが目立っている気がする。
特に統計に基づいていない印象だけの話だが、とかく各チームの中軸打者がよく折っている気がする。
今年から使用されている低反発球も、ボールの重さ自体が増したわけではない。
が、反発力が低くなったということは、バットにかかってくる重さは増すということになるか(このあたり、文学部出身の純文系には難しいが・・・)。

バット自体も近年計量が著しい。
少し前まで、長距離打者といえば1キロ近くの重いバットをブンブン振り回し、遠心力でパワーを生み出していたが、最近は軽いバットを用いる場合が多い(カブレラのバットも900グラム程度らしい)。
バットの材質が向上し強くなったという側面もあっただろうが、高反発の「飛ぶボール」を使用していたがゆえに、バットに重い力がかからなかったということも、軽量バット流行の要因であったのではないか。

パキパキとバットが折れる様子を見ながら、そんなことを思った。