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キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2021福島トランポ林道ツーリング2

2021年05月18日 17時20分48秒 | ツーリング東北


花園神社から山を下って県道27号線にでた。これから北にある弥太郎林道にむかう予定だが、その前に昼食をとりたい。花園渓谷をぬける県道をいっても食堂はなさそうだから、手前にあった増渕魚園という釣り堀兼食事処にゆくことにする。入口から急坂を上り詰めると山小屋風の建物があらわれた。



店内はログハウスのようである。平日の13時だが客は4組いた。店に入ると山女かニジマスをえらんでくれと言われる。料理は川魚定食の一種類で、焼き魚をえらぶだけなのだ。元渓流釣師だった私はまよわず山女をえらぶ。ニジマスのほうが大きいが、山女のほうが美味いのだ。刺身はいりますか、とも聞かれた。山女でもニジマスでも刺身にできるのだそうだ。刺身にするなら脂ののっているニジマスのほうがよいので、それもお願いした。



山の中でほかに選択肢がないからここに来たのだが、なんだか面白い店である。なにしろ料金がどこにも書いていないのだ。でもお客は意外といて、美味しい、食べきれないわ、などと話しながら食事をしている。料理はどれも山盛りだ。



川魚を焼くのは時間がかかるが、15分ほどで料理はやってきた。品数が多いのにおどろく。



山女の塩焼き。写真では焼きすぎで塩が強すぎるように見えるが、ベストの焼き加減だった。短時間で魚を焼いてきたので、さすがに川魚のプロだと感心する。まずは熱々のこれにかぶりついた。山女は独特の香りがあって大好きなのだ。



つづいてニジマスの刺身。一人前でもたつぷりとある。サーモンのように見えるが、それをもっとサッパリとさせて、コリコリにした食感である。以前北海道の十勝でもたべたことがあるが、ニジマスの刺身はいける。ほんのりと脂がのり、香りはサーモンと同じだ。



天ぷらの盛り合わせ。隠れて見えないが人参やサツマイモの天ぷらもあるから、これも量が多かった。



刺身こんにゃく。生姜をちらしてあるのが効いていた。刺身こんにゃくに生姜があうのははじめて知った。



そして小鉢がいい。いろいろとあるのであれこれとたべる。



旬のタケノコの煮物がうれしい。どれも素朴な味だがこれは大したご馳走だった。滅多にたべられるものではないと思う。こういうものがたべたいのである。



料金は焼き魚定食が1540円。刺身は770円。合計2310円だった。また通いたい店がみつかった。



県道27号線を北上して弥太郎林道の入口についた。



林道に入ってゆくと二股があり、右の道は閉鎖されている。そこにゲートをくぐって進入するオフロード・ライダーのグループの写真がはってあった。こういうことはしないでください、とある。これはいかんよね。



左の閉鎖されていないダートをすすむと弥太郎林道の基点についた。工事中の案内がてでいる。



出だしの路面はよかった。舗装まじりのダートがつづくが、すぐにアスファルトが波打ち、大荒れになる。



道路は崩壊しているので、歩いて先を見にゆく。



路面は深く掘れてしまっている。これでは走れないし、押してゆく気にもなれない。



停めてあるバイクをみる。



バイクは波打っているアスファルトにとまっている。



弥太郎林道はここで引き返すことにした。



北にある四時川林道にむかうが空の色が悪くなってきた。車にもどろうかと思うが、まだ15時なのですすむことにする。ふだんの生活では淡白なのだが、旅では精力的に行動するというのが信条なのだ。県道と国道をつないで四時川林道の入口に到着した。



四時川林道は川沿いの広くて走りやすいダートだ。今日走ったなかでいちばんよい路面だった。



しかし2、5キロ地点で工事中だった。トラックが3台とまっていて、横を通ることもできない。彼らは仕事中で私は遊びだから、どいてくれとは言えず、ここで引き返すことにした。



国道289号線で道の駅はなわにむかうと、雨が降りだしてしまった。雨宿りをするが、止まないのでカッパを着て走りだす。



幸い雨足は弱まり、濡れずに車にもどることができた。



雷が鳴っているので、バイクの泥をざっと流してハイエースに積み込む。セローに給油してきたが、燃費は42、8K/Lとおどろくべき数字をマークした。インジョクションはすごい。

この直後に夕立となった。空に稲妻がはしっている。林道走行を切り上げてきてよかった。降雨のなか12キロ南にある湯遊ランドはなわという温泉につかりにゆく。さらさらの泉質の湯に500円で入浴した。



雨はあがった。道の駅はなわにもどり、スーパーで買ってきた中華総菜と鯛の刺身で一杯やる。



気温は9℃と冷えてきた。毛布をかさねて入念に寝床をととのえる。朝、道の駅はなわについたときには首都圏ナンバーの車は私しかいなかった。しかし今は5台ほどいて車中泊をしている。自粛警察がいるかもしれないとも思ったが、そんな雰囲気はまったくなかった。

2021福島トランポ林道ツーリング1

2021年05月15日 10時59分10秒 | ツーリング東北


2021年のGWの直前に、東京都にコロナの緊急事態宣言がまたでた。神奈川・埼玉・千葉の都内に隣接する地域には蔓延防止対策がだされている。外出の自粛、我慢のGWが叫ばれているが、ひとりで車ででかけ、日中は単独で山の中の林道をバイクで走り、夜は車中泊をするならば、コロナに感染する確率はほぼないと思う。コロナをうつすこともだ。そこで茨城・福島にソロで林道トランポ・ツーリングにゆくことにした。



4月29日。木曜日の夜にバイクを車に積み込んで出発した。栃木県の道の駅『きつれがわ』で車中泊をする。道の駅についたのは21時で、夜はもつ煮とサバの竜田揚げ、行者ニンニクのおひたしで一杯である。



2日目。4月30日の朝。5時半に大声で話をしている声で目がさめた。若者かと思ったら、静岡ナンバーのじいさん、ばあさんで、ミニバンで車中泊をしている人だ。車の後ろにテーブルをだして炊飯器で米をたいている。ばあさんの声が大きい。耳が遠いようだ。彼らは夜は静かにしていたから油断をしてしまった。



カップめんの朝食をとり、車内を整理して出発する。



今回のツーリングの相棒はセローである。セローはDR650にくらべて軽いので、トランポへの積載も楽だった。



国道461号線で東の大子にゆき、国道118号線で北上して福島県の道の駅はなわについた。この日は平日なので道の駅は空いていた。



道の駅のいちばん端に車をとめて、北茨城市の花園神社周辺の林道にむかう。気温は15℃だ。走りだすと涼しい。バイクを引き出していると暑かったので、薄着をして出てしまった。



花園神社にゆきたいが、道をまちがえてしまい、県道22号線(北茨城大子線)の『ブラトーさとみ』という里見町の施設のまわりを迷走してしまう。枝垂れ桜は釣り堀の前にたっていたが、ぐるりと回ってまたここにもどってきてしまった。



県道111号線(高萩塙線)を北上する。大金田林道だと思って、七ツ滝柳沢林道に入ったのは、走り出してから2時間もたった11時だった。林道は出だしから急坂がつづく。DRだったら行かないほどの激坂で、一度とまって斜度を見定め、寒いのでカッパを着てまた走りだす。この林道は道がちがうのではないかと疑ったが、誰かが1台だけ走った跡があるのと、軽いセローなのですすんだ。



ゆっくりと慎重にすすむと峠にでたが、通行止めの看板がでていた。しかし完全には閉鎖されていなくて、左が開いている。路面にタイヤの跡をのこしているバイクは先にすすんでいた。



案内看板で七ツ滝柳沢林道と確認できたので、いけるところまですすんでみることにする。



路面は安定している。



しかし雨水が道路をけずったところがあらわれた。



道路は深く掘れて荒れてくる。でもセローならこのくらいは走ってゆけた。DRでは引き返しである。車はもちろん走行できない。



上の場面は右の部分をすすみ、奥で左にわたって乗り切った。



やがて難所にでた。



バイクからおりて、押しもまじえてガレ場を2・3ヵ所こえてゆく。寒かったのが暑くなってくる。通行止めだったのだから、素直にやめればよかったと後悔したりした。



やがて花園神社の奥社についた。私は上の画像の通行止めの奥からやってきたのである。



花園神社の奥社の鳥居。



鳥居の前からやってきた方向を見る。



ここは七ツ滝とよばれる土地で滝のような渓流がながれていた。



山を下って花園神社に到着した。七ツ滝柳沢林道8、3キロを走破したのだ。ここがセローでの初林道となった。



花園神社の駐車場から奥社までは通行止めになっていて、徒歩のみ可と看板に書かれていた。



駐車場から花園神社にあるいてゆく。



花園神社に参拝する。大杉や高野槙のご神木にかこまれた神社だ。



神社におまいりしたあとで花園林道に入る。



林の中を上ってゆく。



2キロで二股があり右の大金田林道にすすむ。道幅は狭くなった。



分岐から1キロほどで通行止めになっていた。今回は素直に引き返すことにする。通行止めの先に無理にすすんでも、よいことはないとわかったからだ。バイクを押し引きしてUターンするが、ここでもセローの軽さが光る。ハンドルの切れ角が大きいのもよい。DRよりもあつかいが断然楽で、林道はセローだよと思うのだった。



二股に引き返してゆく。



分岐点にもどってきた。右が通行止めだった大金田林道で、左に林道の入口がある。大金田にむかう道だ。



しかしこの道はすぐに通行止めとなってしまった。立入り禁止である。これで花園神社周辺の林道探索は終了した。数年前の台風の影響で、全国的に林道が寸断されているが、ここも同様にようだ。



花園神社にもどってゆく。私が路面につけた、タイヤの跡が見ながら走るのは気分がよかった。



ここで茨城ナンバーのランクル・プラドとすれちがった。年配のドライバーが、この道はぬけられるかと聞くので、この先に二股があり、右は3キロで通行止め、左はすぐに立ち入り禁止と教えた。しかしプラドの車幅は道幅とほぼ同じだから、よくここに来るなと思う。ジムニーくらいでないと不安で入ってこれないと思うのだが、林道を走りなれたドライバーは、感覚がちがうのだろうか。2010年にこの付近の林道をはしった記録は『こちらをどうぞ
』。

2020只見キャンプ・ツーリング3

2020年09月16日 17時41分21秒 | ツーリング東北


2日目。5時45分におきると前のキャンパーはいなくなっていた。山にでものぼるのか早立ちしたのである。朝からむかいあってすごすのは嫌だったから、よかった。



天候は薄曇り。
 


まずコーヒーをいれた。



朝食はそばである。



乾麺を茹でて、持参の海苔をのせてざるそばにした。自分でつくったそばを、市販の出汁でたべても十分に美味しいが、昨日昼食にした、小嶋屋のそばと汁がいかにすばらしかったか、再認識することになった。

オピネルのナイフは洗ってグリップを濡らしてしまうと、ブレードの動きがものすごく悪くなってしまう。たたむと開けなくなってしまうのだ。それでネギを刻むことができなかったのが残念だった。



テントの撤収を開始する。オレンジのフライ・シートをとめているのは、古くなったトーストラップーー自転車のペダルにつける固定用のベルトーーである。



バイクに荷物を積んでゆく。作業をしていると汗をかいてしまった。



7時45分にキャンプ場をでた。朝方に雨が降ったようで路面がぬれている。只見川にでると川霧がわいていた。



災害で不通になっている只見線の大規模な工事がおこなわれていた。只見線は只見と会津川口間が寸断されていて、バスで代替輸送されているのだ。復旧するにはまだ数年はかかりそうな感じだった。



路面は濡れていたが空は晴れてきた。



滝沢天然炭酸水があったので立ち寄る。



ここの炭酸水は冷たくて美味しい。2018年には大塩の炭酸水を飲んだが、あちらはぬるかった。炭酸水をペットボトルにつめて走りだした。



滝沢炭酸水に、大塩温泉が朝7時半から営業していると案内があった。料金は300円だ。昨夜はシャワーだけだったので、ここに寄ってゆくことにする。温泉につくと、駐車場にとまっている車のナンバーは首都圏のものばかりだった。



大塩温泉は炭酸泉とのことだが泡つきはよくない。内風呂は39℃、ベランダのようなところにある露天はもっとぬるかった。しかしひなびた、雰囲気のよい温泉である。



温泉のとなりには雪上車があった。雪深い土地なのだろう。ペットボトルに入れた炭酸水を飲んで出発する。晴れてきて気温は30℃をオーバーした。



会津川口から国道400号線で南下する。



国道沿いは茅葺屋根をトタンでおおったような古い民家がならんでいて、よい雰囲気だった。



道の駅からむし会館で休憩する。ここは以前はからむし会館だけがあって、道の駅ではなかったと記憶する。



からむしは和服の高級品だ。興味があるのでからむし会館を見学した。入場料は300円だがJAFの割引で250円になった。



からむしはいらくさの繊維をとりだして、糸により、反物として編んだものだ。途方もなく手間のかかるものなので、麻よりも高級な夏用の反物である。縁があれば一枚ほしいが、超高級品なので、手がでないかもしれない。

ところで、ここの道の駅のバイク用の駐車スペースは、喫煙所といっしょになっている。バイク乗りはタバコといっしょにしておけばよいと思っているのだろうか。無神経にもほどがある運営だ。



会津田島の手前でこれからの進路を検討する。上三依から会津東街道で塩原をぬけてゆくことにするが、あらためて写真を見ると、このとき既に空は危険な色をおびていた。



国道沿いにあった会津ラーメンの『みのや』で昼食とした。道の駅たじまの近くである。



メニューを見て、会津ラーメンの大盛り700円にする。



さっぱりとした昔ながらの中華そばだった。美味しかったがこの店にはエアコンがない。びっくりしたが涼しい土地柄なのだろう。ただラーメンをたべると暑くて汗をかいてしまった。



上三依から会津東街道をゆくつもりだったが、空の色が悪くなり、塩原方面は危険だ。そこで五十里湖をゆく会津西街道で南下してゆくが、路面はぬれていて、雨があがったばかりのようだ。その雨に龍王峡で追いついてしまった。鬼怒川公園駅で雨宿りをする。



はげしい雨降りがおわり、北は晴れてきた。



しかしこれからゆく南の空の色は剣吞だ。



それでも走りだすと、隣の鬼怒川温泉駅で降りだしてしまった。この先の降水地帯を突き抜けないと、埒があかないようだ。覚悟をきめて、カッパをつけて走りだした。

このところトランポ・ツーリングばかりをしていたから、雨の中をバイクで走るのは数年ぶりだ。はっきり言ってつらい。カッパをきているからどこも濡れないが、雨は夕立のように強烈で、視界が悪く、走りづらい。雨粒の乱打をうけつつ耐えるが、ただただ悲惨な時間だった。とんでもない豪雨だった。



その大雨は大沢で突然やんだ。雨が降っていない地域にはいると、路面もやってくる車もかわいているのだ。しかし日光方向は稲妻がはしっている。そしてまた35℃の灼熱の世界になってしまった。たまらずに、休みの店の前でカッパをぬいた。



やってきた方向の空の色は悪い。しかしこの後は炎暑のなかをはしって帰宅した。

2020只見キャンプ・ツーリング2

2020年09月10日 18時27分14秒 | ツーリング東北


十日町から小出にでると、気温は35℃だった。汗がにじんでとまらない。六十里越えで福島県只見町にむかう。山越えのルートにはススキが群生していたが、30℃以上のきびしい気温がつづいた。



国道沿いにJRの只見線がはしっている。電車が来ないだろうかと期待したが、残念ながら出会いはなかった。六十里越えトンネルをぬけて福島にはいると田子倉湖が見えてくる。



前回も感じたが湖のながめがダイナミックだ。ただガードレールがすき間のあいたコンクリート・ブロックなのが怖かった。



真っ暗なトンネルの連続する道をすすんで湖畔についた。



ダムの堰堤をあるくことができる。



田子倉ダムである。



下流には発電施設が見えた。



16時前に奥会津ただみの森キャンプ場に到着した。ここは以前は青少年旅行村だったが、リニューアルしたそうだ。バイク・ソロ・キャンプは900円である。因みに2018年は700円だった。



管理棟のすぐ横にはライダーが集まっている。



人のいるところは避けて、オートキャンプ・サイト、Dサイトの奥のだれもいない場所にテントをたてる。キャンプ場は情報どおり空いていた。



温泉のひとっぷろ・まち湯にゆくと、工事中のため今日は女性風呂だけの営業とのこと。バイクで15分ほど走ると他の湯もあるのだが、空の雲が不穏なのでキャンプ場のシャワーを利用することにした。15分で100円である。今日は暑くて汗をかいたからサッパリした。



スーパーのブイチェーンで買物をする。



テントに帰ってくると、目の前にテントをたてられてしまっていた。今日は空いているから、キャンパーは間隔をあけて設営しているのが、わからないのだろうか。かなりガッカリしてしまった。これではお互いに丸見えである。それがわからないのかな。



しかたがないのでバイクで目隠しをすることにする。



これでマシになったが、ほんとうに空気の読めない奴だ。



こんな配置である。



目の前に張られなければ、隣は中央の茶色のテントだったのである。



気をとりなおして馬刺しで飲みはじめる。

  

今回はししとうとニンニクを用意した。ステーキの付け合せにするためである。



ビールを飲み干すと会津の地酒にする。雨がパラパラと落ちてきたがすぐに止んでくれた。



ししとうとニンニクから焼いてゆく。



ここにステーキをオン!



よい感じに焼けてきた。



牛肉をまな板の上でカットする。食べてみるとこれはいける。肉はもちろんピリ辛のししとうもいいし、なによりもニンニクが美味しい。



そこでニンニクを大量に追加する。レアのステーキといっしょにあぶってたべると最高だ。味つけは塩コショーに焼肉のタレである。



熱々のステーキとニンニクを頬張り、焼酎の水割りをぐびりとやる。これがキャンプの醍醐味だ。蚊取り線香を忘れたので、虫が寄ってくるのが玉に瑕だが、気にしないことにした。むかいのキャンパーは40くらいの夫婦だった。なんとも間の悪い人間である。暗くなってからもどってきたから、互いに見えづらいのが救いだ。ふたりでぼそぼそと話している。食事もしているようだ。ステーキを平らげるとテントに入って飲みなおすことにした。


2020只見キャンプ・ツーリング1

2020年09月07日 18時04分09秒 | ツーリング東北


8月の最後の土日に今年初のキャンプ・ツーリングにゆくことにした。例年ならこの時期は夏休みで混雑するのだが、コロナ禍の今年は学校はもうはじまっているから、空いていると聞き込んだのである。宿泊地は2018年に利用して、とても気に入った奥会津ただみの森キャンプ場である。



群馬県の道の駅こもちで休憩した。となりにやってきたのはタイガー・カラーのZ1で、思わず写真をとらせてもらう。風防にアップ・ハンドルなのが気になる。私なら風防なしのコンチハンにするな。しかしピカピカだ。大事にしているね。



国道17号線を北上する。沼田で31℃、水上についても暑かった。三国峠をのぼり、標高800メートルをこえてようやく涼しくなる。三国トンネルをぬけて新潟県にはいると24℃になった。

道の駅みつまたで休憩する。ここは近くにあるかぐらスキー場にゆくときに車中泊をした場所だ。今シーズンはコロナでスキー・シーズンが強制終了してしまったから、かぐらスキー場には一度もゆけなかった。



ハンモックがあったので寝転んでみた。見かけ倒しなのかと思っていたら、意外にもとても楽であることを知った。



かぐらスキー場にある、山小屋の和田小屋まで車でゆけると聞いていた。登山口なのだそうだ。スキーでゆけなかったので、バイクでいってみることにする。道の駅みつまたから、湯沢にむかうとすぐに左にゆく道がある。登山口と看板がでているのが目印だ。深い山の中の舗装林道をゆく。



やがてかぐらゴンドラの乗り場についた。



ゴンドラ駅前からみつまた方向を見る。夏のスキー場はとてもシュールだ。



少しだけダートもあった。



和田小屋の手前で道路は閉鎖されていた。



ゆけたのはかぐらのラーメン・コーナーの上までである。国道からの距離は10キロだった。



このすぐ上に和田小屋がある。ここまで上ってきても日差しが強く、日陰をさがしてしまう。



ラーメン・コーナーの手前が登山者の駐車場になっていた。



たくさんの車がとまっていたが、ここは苗場山の登山口だそうだ。



和田小屋は新型コロナの影響で営業停止とある。



駐車料金はバイクも500円とあるが、登山はしないし、10分もいなかったから支払わなかった。



十日町に移動し、お気に入りの小嶋屋でへぎそばを昼食とした。小嶋屋は越後湯沢の駅にもあるようなのだが、十日町の雪除けの屋根のついた、アーケード街にある本店でたべるのが、好きなのである。13時についたが、混んでいて、席につくまで10分ほどかかった。



へぎそばと上天ぷらがやってきた。



へぎそばはへぎという板の上にのって供されるので、へぎそばとよばれる。硬めのそばに辛目の汁である。ふのりという海草をつなぎにつかっているので香りと喉越しがよい。



上天ぷらはズワイガニの天ぷらがつく。これもお目当てなのである。へぎそば一人前は960円。上天ぷらは1400円。







2019福島山形キャンプツーリング2

2019年08月24日 19時21分08秒 | ツーリング東北


2日目。あだたら高原キャンプ場の朝。右の白いテントが夜になってやってきた女性のもの。フライ・シートを設置せずに寝ている。



キャンプ場にはファミリーやグループもいる。



場内には野花が一面にさいていた。



利用者のバイク。



朝食はカップめんだ。



撤収を開始する。アリが行列をしていてテントに入ってくる。それを追い出していると、気づかぬうちに虫に腕を2ヵ所さされてしまった。アブのようだ。そこがかぶれて腫れてくる。長いことキャンプをやっているが、こんなことははじめてのことだった。



ここにもGS1000のカスタム車がいた。昨日道の駅にいたバイクに似ているが、こちらはキャスト・ホイールだ。GSの他にZ1ーRやマッハもいた。



土湯トンネルをぬけて国道115号線をゆくと旧道に道祖神かお地蔵様が見えた。



立ち寄ってみると馬頭観音しか判別できなかった。



桧原湖をぬけて県道2号線で山形方向の白布峠にむかっていると、展望台から桧原湖がみえた。東鉢山七曲りというところだ。



白布峠をこえてゆくが、高校生のときに東北一周のサイクリングにきた際に、このルートで米沢にでたことに気づいた。その当時は米沢と喜多方をむすぶ国道121号線の大峠トンネルはなかったのだ。



峠をくだってゆくとスキーにきたことのある天元台ロープーウェイ駅がある。夏は山登りの人たちでにぎわっていた。



旅の目的地のひとつ、笹野観音堂についた。



本堂の観音堂が茅葺の建物だと知って、たずねたいと思っていたのだ。



風格のある観音堂。ご本尊は千手観音菩薩だ。



茅葺の屋根は定期的な修理が必要とのことで、心ばかりの寄付をしておいた。お寺の手水場で手と口を清めたときに、キャンプ場で虫にさされて腕をすすがせていただいた。すると腫れとかぶれがおさまってさっぱりとした。



米沢を通過して赤湯駅にやってきた。昨年もここに来たのだが、高校生の東北一周サイクリングの際に、泊まろうとして断られた思い出の地なのである。若い駅員さんは駅舎での宿泊を許可してくれたのだが、その上司がダメだと言うので、近くにあった公園に移動して野宿をした。



その公園を見たくて去年から来ているのだ。駅の近くに公園はふたつあり、昨年は烏帽子公園にいってみたが、そこではなかった。



今年はもう一方の中央花公園にいってみると、ここだった。建物や施設が整備されていて、まるでちがっているが、丘の上にある地形がまさにここだと告げていた。ここのベンチで寝たのである。40年も前のことだが。



公園の池には蓮の花もさいていた。



福島の喜多方にゆこうとして、来た道をもどってゆくと米沢で昼時となった。以前株主だったカルラの運営するファミレスのまるまつがあったので入ることにする。



ランチをたのむとスープがついていた。まるまつは休日の昼でも混まないのがよいところだ。



注文したのはすし天ざるそばの1077円。まるまつの看板商品である。



料理は5分ほどでやってきた。速い。



安くて、速くて、そこそこ。



喜多方の道の駅、喜多の里のとなりにある中山森林公園のキャンプ場にたちよった。温泉のある道の駅に近いから、便利だと思い、今回のツーリングの宿泊地の候補にしていたところだ。現地を見るのはじめてだった。



山の斜面に段々畑のようにサイトが配されている。お盆なのに空いていて、地元の年配の方のグループがにぎやかにすごしていた。



低料金で利用できるようだが、ソロ・ライダーにはアウェー感がつよいかな。他を利用したほうがよさそうな印象をうけた。



会津若松を通過して県道131号線をゆく。大内宿にむかうルートだ。細い舗装林道をすすむと大内ダムについたのでバイクをとめた。ロックフィル・ダムだ。



ダムから大内宿がみえた。



大内宿に近づくと駐車場に入れない車で渋滞していた。道路も駐車場も大混雑しているので、大内宿はパスすることにする。



大内宿から先は路線バスが低速で走っている。道が狭いからだ。これについてゆき湯野上温泉駅についた。藁葺屋根の駅舎だ。



駅の中には囲炉裏がある。



天井を見上げると古民家のつくりだった。



国道を南下して会津田島で水分補給をした。



雲行きのあやしくなってきた国道121号線の会津西街道を南下してゆく。今市から杉並木の日光例弊使街道をつかう。この街道は杉並木保護のため昨年から一部が通行止めになっている。雨に降られることなく帰宅することができたが、虫さされのかぶれは1日の走行で悪化してしまった。

2019福島山形キャンプツーリング1

2019年08月19日 20時49分24秒 | ツーリング東北


8月。福島・山形にキャンプ・ツーリングにでかけた。当日通過する埼玉県や栃木県の予想最高気温は36℃。那須高原までゆけば気温はそんなに高くないだろうと考えて、東北道で高温地帯をパスすることにする。高速を北上してゆくと、栃木県の大谷PAから渋滞していたので、ここで休むことにした。この先は渋滞14キロとのこと。

PAで水分を補給し、渋滞を覚悟して出発するが、5キロほどでながれてくれた。那須で高速をおりるが、気温は予想以上にたかく、高原なのに32℃もある。白河まですすんでもうだるような暑さだった。



白河ではラーメンの有名店のとら食堂にゆく。白河の郊外にお店はあり、混んでるだろうとは思っていたが、すごい人だった。



お店の人によると1時間半待ちとのことなので、即座に断念する。また空いている日をねらってリベンジするばよいのだ。



とら食堂にはW3?もきていた。



当日はお盆休みでどこも混雑していたから、一期一会で縁をかんじた店にはいることにする。みつけたのが手打ち麺屋・雅宗だ。車がたくさんとまっている地元の人気店だった。



えらんだのは手打ちしょう油らーめん700円とミニ豚丼250円のセット。



手打ちなのだが麺はよわく、スープとチャーシュー、メンマは美味しかった。誠実な味で丁寧な接客の店だ。☆5点満点平均3点で3、3点。



白河から県道37号線で羽鳥湖にむかう。ここは二車線の快走路だ。コーナーを次々にぬけてゆくのが楽しい。



羽鳥湖に到着した。空が気持ちよい。



羽鳥湖のさきは通ったことのない県道235号線をゆく。



狭くて暗い舗装林道のルートだが、山の中には隠津島神社という古社があった。一帯は冬は雪で閉ざされるのではないかと思われる山深い地域だった。



深山をぬけて国道をすすみ、会津若松の手前にある道の駅ばんだいで休憩する。山間部はすずしかったがここはまたひどい暑さだった。



売店にはつきたての納豆もちなどがあり、たべたかったが、残念ながらまだ腹は空いていなかった。



道の駅にはGS1000のカスタム車がとまっていた。カッコイイなぁ。アルミ・リムのスポーク車だ。



県道64号線を北上し、五色沼にむかっていると、水汲みをしている人がいる。思わずバイクをとめると栄川(えいせん)という酒蔵だった。



工場は見学自由とのこと。



場内を見せていただいた。



お盆なので従業員の方も少なく、観光客もほかにいなかった。



売店で濁り酒を買った。



水汲みもさせてもらう。栄川はこの山の名水で酒を仕込んでいるのだ。



栄川からすすむと展望台があり、眼下に猪苗代湖がみえた。今回の目的地は山形にある。今日のうちに山形までゆきたいが、その前に夕刻となりそうで、野営地をどこにしようかと考える。候補地は喜多方とあただら高原だった。



五色沼にいたり毘沙門沼を見にゆく。ここは何度も通過しているが、立ち寄ったのは高校生のとき以来だ。何十年もたっているから印象がちがっていた。



遊歩道があるので歩いたみた。



五色沼は太陽のかげんなのか、記憶にあるようなコバルトブルーの沼ではなかった。

16時になったので、お盆でも空いているだろうと思われる、あだたら高原でキャンプをすることに決めた。ここはトイレが汲み取り式なので人気がないのである。一方の喜多方のキャンプ場は、利用したことはないが、夏休みで混雑しているのではなかろうかと考えたのだ。



土湯峠を経由してあだたら高原野営場に17時すぎについた。思ったとおり空いている。



となりのテントと距離をとって場所を決め、キャンプの用意をととのえた。ヒグラシが鳴いている。カナカナカナ、という声を聞いたのは何年ぶりだろうか。もしかしたら何十年かもしれない。トイレは汲み取り式の和式から、汲み取りのままだが下の見えない洋式へと整備されていた。でも最近のきれい好きな若者や女性には受け入れがたいものなのではなかろうか。そのほうが空いていて私としてはうれしいが。



岳温泉に買い出しにでかける。



温泉街で食料品店をさがすもなくて、ファミリーマートで買物をすませた。



ファミマでえらんだもの。でもその前にキャンプ場の前にある温泉施設、スカイピアで汗をながした。料金は510円。



風呂の後で酒をのみはじめた。そのままでもたべられるのだが、あたためるとずっと美味しくなるのでハラミを火にかける。それとマカロニサラダに栄川のにごり酒だ。



ひとりで飲んでいると、すぐ前に女のソロ・キャンパーがテントをはりだした。なんでそんなに近くに張るんだよとおもったが、女性はひとりでぽつんといるよりも、いくつかのテントの間にいるほうが安心なのかもしれない。鬱陶しいが、気にしないことにした。






2018奥只見キャンプ・ツーリング6

2018年09月30日 11時04分18秒 | ツーリング東北


国道400号線を南下して玉梨温泉にやってきた。ここに低料金の温泉があると聞き込んだのである。



国道から野尻川におりたところに素朴な湯があった。八町温泉だ。



こんな案内がでている。



ライダーがひとりだけ入っていたが出てきた。お湯は熱いのかたずねると、対岸が源泉で、湯をひいて加水しているからそうでもないとのこと。彼は帰ったので私ひとりの貸し切りとなった。温泉は熱く、鉄分の多い泉質だ。それでもつかっていると身体によく馴染んできた。



建物は丸太を組み合わせたつくりで、壁には寄付者の名前が張られていた。



川の対岸の源泉。その奥に立派な立ち寄り湯のせせらぎ荘もあった。

国道400号線を南下してゆく。舟鼻峠から会津田島間は冬季閉鎖だそうだ。夏のこの時期には想像できないが雪深いところなのだろう。



10時半に会津田島駅についたが、駅舎がきれいになっていてびっくりした。



駅前の蕎麦屋にはW1とメグロあり、これまた驚いた。ツーリング・ライダーのものかと思ったら、蕎麦屋のディスプレー? バイクにはナンバーがついていたが蜘蛛の巣がはっていた(帰ってからしらべてみると、みやもり、という店で、店主が旧車マニアのようだ)。こことは別の、駅前にある柏屋という蕎麦屋が目的で田島駅にきたのだが、11時になっても開店しないのでーーWとメグロの店もーー他で食事をすることにした。



会津田島の駅から国道121号線にでると営業している店があった。三保屋という店舗だ。ここをキープして他の食堂も物色する。



町を見てゆくと山車があったのでバイクをとめた。祭礼が近いのだろう。他にレストランはないようなので三保屋にもどることにした。



三保屋に客はいなかった。私が口開けの客だ。メニューをみて会津名物のソースカツ丼950円を注文する。



カツは豚肉をたたいてうすくして揚げたもので甘辛ソースがかけられている。味噌汁は薄味で出汁をきかせたもの。漬物が多いのがうれしい。でもちょっと高いかな。☆5点満点・平均3点で3点。



会津田島から南下し、上三依で国道400号線にはいって塩原方向にすすみ、日塩もみじラインに接続した。このルートにはずいぶんと久しぶりにきた。20年以上来ていなかったと思う。



日塩もみじラインは狭いワインディング・ロードがつづき、森の中には小川がながれていた。



スキー場のハンターマウンテンに到着した。ここで開かれている、ゆり博の招待券をもらったのでやってきたのだ。スキー場で夏に花を売物にしているところは何ヶ所もある。どこかに行ってみたいと思っていたので、ここに立ち寄ってみることにしたのだ。



みやげもの店とレストランをぬけるとゆりの花を売っていた。華やかな花たちだ。



ゆり博はリフトにのったゲレンデの上で開催されているのでリフト券を買った。入園料とリフト券のセットが1600円のところ、招待券があるのでリフト代だけのの800円となった。



リフトにのって山の上にむかう。



リフトの下にはゆりが植え込まれている。見事な風景だ。



ゲレンデにもゆりが咲いていた。



リフトをおりるとゆりタワーがたっている。



ゆりタワーからはゲレンデを見下ろすことができた。



リフトの上部にもゆりが植えられている。



早咲きと遅咲きの種があり、花のおわっているゾーンもあった。



白樺の林に色とりどりのゆりが咲く。



男ひとりでもたのしい。



花を愛でるのもよいものである。



ゲレンデを下ってゆく。追加料金を払えばリフトにのって下山することも可能である。年配の方はそうする人も多かった。



ゲレンデ植えられたゆりを楽しみながらあるく。



ハンターマウンテンのセンターステーションにもどってきた。ゆり園は女性だけでなく男性も楽しめると思う。

ハンターマウンテンをでて日塩もみじラインをぬける。料金は410円だ。



国道を南下してまちの駅鹿沼で休憩する。



その後は鹿沼から東北道にのり一気に帰宅した。


2018奥只見キャンプ・ツーリング5

2018年09月27日 18時39分13秒 | ツーリング東北


朝の人通りの少ない只見の町をぬけてゆく。国道252号線を5・60キロの速度ですすむが、DRにとってはギャロップをしているようなものだ。ゆったりとゆくとツバメがたくさん飛んでいる。町のツバメは高いところを飛ぶが、ここのツバメは地面すれすれの路上を飛んでいるから追いついてしまう。ツバメの最高速度は50キロほどだ。耳はよいようでバイクで背後に近づくと左右に散ってにげていった。





天然の炭酸泉があると案内がでていて、珍しいので見てゆくことにする。国道沿いの駐車場にバイクをとめてあるいてゆくと、神社のようなところにでた。



山すそに炭酸泉がわいている。



炭酸泉は湧水のように整備されていた。



一口飲んでみたが、たしかに炭酸だ。シュワシュワしている。ただしぬるいので、冷せればかなり美味しいと感じられた。隣には炭酸水の工場もつくられていて、ボトルに詰められて商品化されているようだ。



バイクにもどってゆくとカボチャがたくさん実っている。でもカボチャって地面を這っているものではなかろうか。農業はまったくわからないが、カボチャが縦になっているのは珍しいと思った。



弱い雨が降りだしたがすぐに止んだ。霧だったのかもしれない。スノーシェッドのかかる山道を只見川をながめてすすむと、ダム工事をしているところに出た。止まってみるとダムの工事ではなく、鉄道の橋がいくつも落ちてしまっているのだ。このときは知らなかったのだが、只見線は2011年の豪雨災害で会津川口と只見の間が不通になっていた。上の写真ではわかりづらいが、ダムの手前の只見川の上を線路が走っているはずが、鉄橋が落ちてしまっていた。



会津川口駅についた。ここから只見駅までが不通なのだ。駅の前には代替のバスがとまっていた。



ホームにゆくときは駅員に一声かけて、とあるのでそうしてホームにゆかせてもらう。会津川口と只見の間が不通になっているからだろうか、入場券は不要である。ホームには会津若松方向にゆく電車がとまっていた。



ホームから駅舎をみる。



線路の横には只見川がながれている。とても風情のある駅だ。駅には雪景色の風景写真が飾ってあったが、それもとても魅力的だった。



只見川は水量豊富だ。只見線が復活すれば、会津川口と只見の間は絶景のつづく風景が見られるだろう。キャンプ場でいっしょになったランドナー氏が、只見線に沿って走ると言っていた気持ちが、わかったような気がした。



会津川口駅をでて沼沢湖にむかう。途中でひまわりが咲いていたのでバイクをとめた。



沼沢湖にキャンプ場があるので見にきたのだが、ファミリーがたくさん詰めかけていて、湖水浴をしているから、ソロ・キャンパーの来るところではなかった。














2018奥只見キャンプ・ツーリング4

2018年09月25日 20時39分43秒 | ツーリング東北


2日目。5時に起床する。テントをでると肌寒いので長袖シャツを羽織った。



まだだれも起きていない。コーヒーをゆっくり飲んでから、朝食のカップめんとパンをたべた。



食後に場内を散歩する。昨夜は時間がなかったからできなかったのだ。ログハウス風の建物はトイレでウォシュレットが装備されていた。



となりのハーレーのカップルのテント。



林間サイトにあるファミリーの大型テントの群れ。



炊事場にあるゴミ箱。ゴミが捨てられるのはポイントがたかい。



オートキャンプ・サイトは林の中にある。ここはとてもよいところだ。また利用したいと思う。



旅行村には古民家がありここにも泊まることができるようだ。



管理棟の上のサイト。空いているが水場とトイレが遠い。



管理棟の裏には池があるがマスのつかみどりでもするのだろう。



だんだんとキャンパーが起きてきた。



隣りのランドナー氏も起きていて、ここはよいところですね、と言う。私もそのとおりだと思うと答えた。ランドナー氏もたまたまここをみつけて泊まったのだそうだ。ここにしてよかった、と話すが私も同感だった。ランドナー氏は小出まで輪行できて、六十里越えをのぼってきたとのこと。同じルートだからどこかでぬいたはずだが気づかなかった。小出からここまで60キロだそうで、6時間半かかったそうだ。あのルートをのぼってくるのはたいへんな健脚だ。私には無理である。自転車のいちばん軽いギヤ比をたずねると32×24とのこと。ちなみに私のランドナーの最も軽いギヤ比は30×24だから、私の自転車のほうがギヤが軽いことになる。ランドナー氏は鉄道の只見線にそって走る計画なのだそうだ。電車にはくわしくないので細部がわからなかったが、会津若松方向にすすみ、喜多方がゴールのようだった。

ランドナー氏の自転車は片倉シルク・ランドナーだった。このモデルは丸紅ベニックスやBSダイヤモンド・シリーズとともに、私たちの世代の定番の輪行ランドナーだ。40年はたっているはずだがとてもきれいだった。マッドガードは輪行をしやすいようにはずしてあるとのこと。

ところでランドナー氏はセローにも乗っていたそうで、私のDRが古くて珍しいとおっしゃる。こんなバイクに乗っている人はいませんよ、と言ってくださったが、キックで始動すると大量の白煙を吐き出してしまい、エンジンをオーバー・ホールしたときにピストンとシリンダーのクリアランスが大きくなって、オイル上がりを起こしていると説明する始末となってしまった。

ランドナー氏に見送られて出発した。