放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2017北海道トランポ林道ツーリング2

2017年09月25日 18時06分23秒 | 2017北海道ツーリング


3日目。

3時半に船内放送が入った。フェリーは定刻の4時半に小樽港につく予定で、小樽の天候は晴れ、気温は15℃とのこと。昨年は18℃で北海道らしいと思ったが今年はさらに低い温度だった。



4時20分に車両甲板が開放された。下船までの間に自衛隊の車両などを見てあるく。



バイクも見にいった。



今年は目的地をふたつの地域に絞っていた。昨年は三つにしたが、それでは移動が多くなって旅が深まらないと感じたので。今年の宿泊地は士幌高原ヌプカの里と屈斜路湖付近と決めていて、ふたつの地域の林道を走るつもりだ。まず向かうのは士幌高原ヌプカの里である。



夕張ICまで一般道でゆくつもりでいた。スマホ・ナビでコースを検索すると、780円で一部高速道路を利用するおすすめルートを提示してきたので、これに乗ることにした。

4時55分に船からおりた。すぐに札樽道にのり札幌を通過してゆく。大谷地ICで高速をおりると料金はナビの案内とはちがって860円と表示された。



国道274号線をすすんでゆくが、そろそろ朝食をとりたい。セイコマに入りたいが6時前に店をあけている店舗はなかったのでローソンを利用した。朝飯はカップヌードルのカレーである。

国道をすすみ夕張から道東道にはいって占冠でおりる。日勝峠は昨年の台風の影響でまだ通行止めとなっており、道東道が無料の代替道路となっている。しかし無料になるのは占冠と十勝清水で乗り降りしたときだけなので、一度高速をでたのだ。再び占冠から道東道にのって十勝清水でおりた。ここからヌプカまで50キロである。



9時20分にヌプカに到着した。さっそく宿泊の手続きをしようとするが、受付は10時からなので、先にバイクを車からおろしてツーリングの準備をすることにする。バイクはスクリーンとバックミラーをはずして車に積載しているので、それを取り付ける。パンク修理の道具や予備パーツの入っているテールボックスもセットし、一年振りにロングブーツをはいた。



ヌプカは風景のよいところだ。牧場や大農場、境界林などが見える。



ロッヂでキャンプ泊の手続きをするが、料金は300円から500円に値上がりしていた。連泊するつもりだが、去年の別海ふれあいキャンプ場のようなとんでもない管理人がいると嫌なので、ようすを見るために1泊だけにしておいた。しかしここはうるさいことは言わないし、対応もとてもフレンドリーだった。

走りだすと寒い。Gパンをはいている足がスースーするが次第に慣れた。道道で屈足にむかう。屈足にはペンケニコロベツ林道とパンケニコロベツ林道というともに30キロをこえるロング・ダートがあるのだが、残念ながら通行止めだ。今日は道道718号線を北上して、ふたつのロング・ダートの北にあるシートカチ林道とレイサクベツ林道にゆくことにしていた。

すすむとオソウシ温泉への分岐があり、ここも今日の目的地だが、まず北の林道にむかう。東大雪湖につくと林道の入口で休んでいるオフロードのライダーがふたりいたので手を上げあった。



林道への分岐点である曙橋に到着した。橋の手前がヌプントムラウシ温泉にいたるヌプントムラウシ林道の入口だが、通行止めになっている。



復旧時期は未定とあるが、ここは廃道になることが決まったと聞いている。



曙橋をわたったところに今日の目的地、シートカチ林道の入口があるが、ここも通行不能とある。秘奥の滝までゆけませんと。秘奥の滝はシートカチ林道からレイサクベツ林道をつないだ先にあるから、シートカチ林道は通行できるのだろうと考えて林道にはいった。秘奥の滝にゆけないのは残念だが、18キロ先の奥十勝峠まではゆけるだろうと思っていた。



シートカチ林道は走りやすいダートだ。川に沿っているので釣り人が4人いた。エサ釣りふたりにフライ・フィッシングが二人だ。



快調にすすんでいったが6キロ地点で林道は決壊していた。道は川に削りとられてしまっている。



崖崩れで林道が埋まってしまった現場は何度も見ているが、川が地形を変えてしまったのははじめて見た。これでは道を右の森の中につけなおすしかないのではなかろうか。



どうしようもないのでここで引き返すことにした。



シートカチ林道は12キロのピストン走行となった。









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2017北海道トランポ林道ツーリング1

2017年09月20日 18時48分51秒 | 2017北海道ツーリング


金曜日の夜。仕事から帰ってきてハイエースにバイクと荷物を積み込み、北海道ツーリングに出発した。フェリーは今年も新潟・小樽便をえらんだ。大洗・苫小牧便よりも往復で13300円も安いので。(詳しくは『北海道行きフェリーの運賃比較』をどうぞ。)フェリー代で得をしても、高速代を余計に払ったら新潟便にした意味がないから、国道17号線を新潟にむけて北上する。フェリーは明日の午前11時45分発なので時間はあるのだ。関越道はなるべく使わず、上越トンネルの区間だけを利用することにしていた。

今年も台風がやってきていた。動きのおそい台風は小笠原に停滞していて、これから北上する予報だが、コースによっては道東に影響がでそうな状況だ。その余波で埼玉県の上尾をすぎると雨がふりだして、すすむとはげしくなる。トランポ・ツーリングにしてよかったと実感する瞬間だった。



群馬県に入ると雨脚は弱くなった。伊香保、沼田と北上してゆく。ビールと夕食のサンドイッチをコンビニで手に入れて、月夜野ICから関越道にはいった。三国峠をこえる山道は国道よりも関越道を通るほうがはるかに速いから、この区間は有料道路を利用する価値がある。気温は18℃と表示されていた。

23時をすぎた。トンネルをぬけた土樽PAで車中泊をすることにする。ここは新潟県だ。運転席から荷台にうつって横になり、ビールをあけた。



ビールを飲み干して焼酎の水割りに切り替えるが、隣りにはバイクがいるから、相棒のエンジンをなでてみる。ジャケットは2着用意した。春秋用と冷え込んだ場合に備えての冬用である。北海道は夏でも油断できない。最近は暑い夏もあるが、セーターやヒートテックは必需品で、それでも寒いこともあるからだ。



エア・マットの上で仰向けになるとこんな風景がみえた。車の走行距離167キロ。



翌日は6時半に起床した。



天候はくもり。昨夜は寒くて毛布をかぶって寝たが、車の外にでると外気は冷え込んでいた。



カレーメシの朝食をとる。はじめて食べたがぴんとこない。ふつうのカップめんのほうがよいようだ。



7時に出発する。次の湯沢ICで関越をおりてまた国道17号線を北上する。車の流れは60キロだがやがて速くなり、80キロ、90キロと北海道なみになった。



このまま国道をすすむと10時25分にフェリー・ターミナルにつくとナビは言う。フェリーの集合時間は出港の1時間前の10時45分である。新潟市街では渋滞があるかもしれないし、給油や食料の買出しもするので、念のため中之島見付ICから黒埼PAまで北陸道を利用した。PAのETC出口をでると新潟バイパスが走っていて高速道のようだ。一気に新潟市内に入った。



ガスを入れて食料を買い、10時15分にフェリー・ターミナルに到着した。ターミナルは賑わっている。



自衛隊の車両がたくさんいて、自動車、バイクも多い。



とくにバイクは近年でいちばん多かった。



車とバイクは満席。キャンセル待ちの状況だった。晴れて日差しが強くなり暑くなってきた。



客室はいちばん安いツーリストCだ。



上下二段ベットだが、少数だけある一段だけのスペースを予約していた。



安いから仕方がないが、狭くて隣りとの距離もちかい。隣りはライダーだが風呂にでもいったのか不在で、若い人なのかなと考えた。



フェリーの出港を見届ける。



昼食はカップめんなど。フェリーは新造船で給湯室はなくなり、後部デッキに給湯機が設置されていた。



ビンゴ大会がおこなわれている時間は空いているだろうと思って入浴する。新造船は露天風呂がついていて、海をながめながら湯につかった。



船上コンサートは去年と同じエスペランサ。横浜、川崎で活動するベテラン実力バンドだ。彼らの歌とギターをたのしんだ。



船上コンサートの後でもう一度露天風呂につかり、18時13分の入日を見にゆく。



今年は天候にめぐまれてよい夕日に出会えた。



沈みゆく空をながめる。



太陽が沈むとたくさんいた人たちは船室に帰ってしまった。



このタイミングでサッポロクラシックを買ってきた。



太陽がしずんだ後の空もよいのだ。



空と海をながめながらのビール・タイム。



紅がダークにそまってゆく。



空に変化がなくなるまでデッキにいた。

船室にもどると隣りのライダーがベットに腰掛けて縫い物をしている。若い人かと思ったら同年くらいの男性だ。しかもつくろっているのはブリーフである。白い使い込んだブリーフ。こんな出会いもないだろう。ちょっと会話はできない。ブリーフ・ライダーに会釈して寝台にはいり、カーテンを引いて焼酎の水割りをのむ。ブリーフ・ライダーはしばらく手作業をつづけている気配だった。

車の走行距離 151、6キロ。


















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2017年北海道トランポ林道ツーリングより帰宅

2017年09月11日 20時29分51秒 | 2017北海道ツーリング


2017年の北海道ツーリングから無事に帰宅した。今年もトランポでのツーリングである。士幌高原ヌプカの里に3日間、弟子屈に3日滞在して周辺の林道を探訪した。



2017年の北海道は昨年の大雨の影響がのこり、通行止めの林道が多かった。日勝峠がまだ不通など、国道や主要道の復旧が優先されているようだ。



天候にはめぐまれて雨天は1日だけだった。



そして今年もヒグマには会わなかった。糞を2回見ただけである。

これから記録の整理をしてブログをアップし、来年になったらHPの詳細レポートを公開してゆく予定だ。



コメント (2)
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