
4月5日。土曜日。この日は雪山ではなく、家内の運転手をつとめて有楽町にでかけた。

家内の用事がすむまで、車をとめて銀座や日本橋をあるこうとおもっていた。私は日本スキー場開発という会社の株主なので、株主優待で各地の駐車場で割引がうけられる。この近くで背の高いハイエースがとめられるのは、日本橋フロント駐車場というところだけだ。日本橋高島屋ちかくのここにゆくと、桜まつりをやっていて通行禁止になっていて入庫できなかった。そこで以前バイクをとめたことのある、日本橋兜町パーキングにゆくも満車だ。これはこまったとおもったが、新京橋の首都高下の駐車場に車をいれることができた。

銀座をあるくが表通りにある高級店やブランド店にはご縁がないし、興味もない。裏通りをゆくと長野県のアンテナ・ショップがあった。スキーによくゆく長野だ。ご縁をかんじてのぞいてゆく。

となりにはやはりスキーにでかける新潟県のアンテナ・ショップがあった。銀座にきても長野と新潟だ。

新潟ショップにはおいしそうな日本酒がそろっている。しかし五合瓶や一升瓶は重いから持ってあるきたくない。そこで雪男と金鶴のワンカップを購入した。

ワンカップをかばんにいれてぶらぶらとあるいてゆくと、路地にお稲荷さんがある。

こちらもご縁をかんじてお参りにゆくと、

地元の方に大事にされているお稲荷様がいらっしゃった。私も手をあわさせていただく。

裏通りのバーやスナックビルの群れをぬけて中央通りにでた。

柳の新芽がきれいだ。

別の裏通りを京橋方向にもどってゆくとまたお稲荷さんがあった。

こちらにもお参りをする。銀座には外人さんたちがたくさんいて、あちこちの飲食店で行列をつくっていた。ファッショナブルでリッチそうな日本人もたくさんいる。その一方で三越の前には托鉢僧がたち、京橋のちかくでは歩道に手と膝をついて物乞いをしている人がいた。托鉢は修行なのかもしれないが、物乞いはつらい。家内から電話がきて、車で数寄屋橋交差点にむかえにゆく。家に帰ると仏壇にそなえてある父のワンカップを新潟のアンテナ・ショップで買った金鶴にかえ、おさがりの酒を手に夜桜を見にでかけた。