放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

尾瀬岩鞍リゾートホテルの再生

2024年09月09日 17時41分37秒 | スキー

日経新聞に埼玉県のレトロ温泉、玉川温泉の記事がでていた。私は利用したことはないのだが、特徴のある施設なので前から興味をもっていた。元々古い施設だったことから、昭和レトロな雰囲気にして、客数増を実現したとのこと。温泉道場という会社が運営しているそうだ。

記事を読みすすめると、同社は尾瀬岩鞍リゾートホテルの再生コンサルにたずさわるとのこと。スキーをしない人も楽しめる施設にする策をねっているそうだ。ここで思い当たるのは、新潟県の老舗スキー場、石打丸山スキー場だ。石打丸山はスキーをしない人も集客したいと、スキー場内にグランピング施設をつくったり、スノーボードを優先してコブ斜面をつぶしたりした。その成否については知らない。ただスキーヤーの私には、退屈なスキー場になってしまったので、大好きだった石打丸山にゆくのはやめてしまったのである。

スキーをしない人もたのしめる温泉リゾートにするために、ホテル内の改装をするようだが、スキー場には手をふれてほしくない。岩鞍はひたむきにスキーに打ち込む人のおおいスキー場だ。スキー道場なのである。そこにスキーをしない人のための施策をほどこしたら、岩鞍の良さをスポイルすることになってしまう。温泉道場がスキー道場をこわさないことをのぞむ。スキーをしたことのない人が、温泉の集客だけをかんがえて、ホテルでなくスキー場の改革をするのは、やめてほしい。

岩鞍ホテルのHPをみると、ロビーの改装が発表されている。スキーをしない人もたのしめるように、読書スペースやワーキング・スペース、バーなどを設置するそうだ。いまのところホテルの中だけの改装だ。かさねて言うが、スキー場はいじってほしくない。

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2024只見キャンプツーリング3

2024年09月05日 16時52分07秒 | ツーリング東北

8月4日。日曜日。福島県只見町の奥会津ただみの森キャンプ場の朝。4時半に寒さで目をさました。明け方に気温が下がったのだ。昨夜は何もかけずに眠っていたから、油断していた。

キャンプ場にはガスがかかっていたが徐々にはれてくる。

昨夜は遠雷がきこえていたので、雨にそなえてセローを炊事棟にいれておいた。

降雨はなかった。バイクをひきだしてカップ麺の朝食をとる。

この野営場はゴミがすてられるのがありがたい。準備をととのえて7時10分に出発する。肌寒いのでカッパを着ようかとおもったが、走ってみると不要だった。気温は24℃と表示されていた。

国道252号線をゆくと、会津塩沢で只見線の列車においついた。只見線は時速50キロほどで走っている。国道でしばし並走した後で先行する。河井継之助記念館の先でバイクをとめて、只見線のディーゼル車がやってくるのをまった。

只見線の一両目は山手線のようなカラーで、二両目は昔の総武線のような色だ。

只見線が通過するときに乗客と手をふりあった。いつもはこんなことはしないのだが、自然と手をあげていた。たがいに笑顔だ。

愉快な気分になった。

滝沢炭酸水にたちよる。

天然の炭酸水は冷たくてしゅわしゅわでおいしいが、アブがうるさいので早々に退散した。

会津川口駅に8時に到着した。高校生がたくさんいるが、沼沢湖祭りに参加するようだ。バイクからおりると、高校生をおくるバスの運転手さんが話しかけてきた。同年輩の方だ。昔とちがって夏はあつくてバイクにのれないとのこと。数年前からずいぶん気温があがるようになりましたね、と応じたが、運転手さんがなにに乗っているのかを、聞き洩らしたのが残念だった。

川口駅のホームでは会津若松ゆきの列車がとまっていたが、これはさっき撮影した車両のようだ。只見線はのんびりしている。沼沢湖祭りのクライマックスには、大きな竜が登場するとポスターにあった。

会津川口から国道400号線で南下する。やがて昭和村だ。村には藁ぶき屋根の上に赤いトタンを張った家がおおい。野尻川にそってすすみ、くすんだ朱色の屋根の家がならぶ集落をぬけてゆく。田んぼに畑、温泉、古い商店や食堂が点在する。昭和村の名前のとおり、昭和にタイムスリップしたようなところで、ここがとても好きだ。

昭和村をはしりぬけ、会津田島との境の船鼻トンネルの手前にある白森清水でも水をくむ。

この水もつめたくておいしかった。

船鼻トンネルの中はさむかった。

トンネルの先にある田島ダムでこれからのルートを検討する。国道400号線を南下しつづけて那須にぬけることにした。

塩原は28℃だった。那須で国道4号線にはいってもまだ暑くはない。11時すぎに矢板の『ともなりそば処・信生庵』にはいる。昨日そばをたべそこねているから、ここで仇をとろうとおもったのだ。

私が口開けの客だった。天ざるそばの大盛りを注文する。1760円。

ここは以前、北海道ツーリング仲間ときた店なのだ。ものすごくおいしかった記憶がのこっていたのだが、今日はそうでもない。この店は年配の女性たちで運営されている。座敷があるが、テーブル席にしか客をいれていない。待っている客がいてもだ。おばあさんたちは小上がりにのぼったり、おりたりするのが億劫なのだろう。お店も人も年をとったのだ。昨日のそばの仇はうてなかった。

この先は暑いと覚悟してはしりだすと、宝積寺あたりから高温になってきた。宇都宮、古河とぬけてゆく。この日の最高気温は37℃にたっした。体がなれてきたのか先週ほど暑さをかんじなかったが、ヘルメットの内装は汗でしとどにぬれていた。やはり35℃以上ではバイクにのれない。

 

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2024只見キャンプツーリング2

2024年09月02日 19時10分04秒 | ツーリング東北

十日町から国道252号線で山間部をゆくと気温はさがったが、堀之内にくだると気温はまたしても35℃だった。汗がにじむ。JAでガスを入れると燃費は51K/Lだ。

新潟の小出から福島県只見町にむかう。山にのぼってゆくと気温は32℃に下がったが、スノーシェッドがかかるこの山道もあつい。ときどき熱風をかんじる。

六十里越えトンネルをぬけて福島にはいると田子倉湖が見えてきた。湖を見下ろす風景は、何度みてもダイナミックだ。

こんな絶景はあまりないのではなかろうか。この湖をながめるのがこのコースのハイライトだ。

峠をくだり、16時前に宿泊地の奥会津ただみの森キャンプ場に到着した。ここは毎年のように利用しているお気に入りの野営場だ。バイク・ソロ・キャンプは1000円である。

場内は空いている。暑いからだそうだ。キャンプは3組しかいなくて、みなさん日陰に陣取っている。上はジープ・ソロの方。

この上の画像はバイク・ソロのキャンパーだ。ほかにファミリーが一組だから、キャンプ・ブームは完全におわった。

古民家の前の林間のサイトにしようかとおもったが、虫が多いので、西バンガローの前の開けた芝生に幕営した。もちろん日陰である。

テントのまわりにはだれもいない。前に西炊事棟がある便利な場所だ。2018年にもおなじ場所でキャンプをしているが、あのときは混雑していてまわりにテントがひしめきあっていた。興味のある方は『2018只見キャンプツーリング3』をどうぞ。

キャンプの用意をおえると買い出しにでかけた。

只見駅ちかくのデイリーヤマザキにジンギスカンを見にゆく。

味付きマトンが只見町の名物なので250グラム手に入れた。

つづいてスーパーのブイチューンにいって冷えたビールをゲットした。

買物をおえてキャンプ場にもどるとコイン・シャワーをあびた。

料金は200円である。

汗をながして着替えたあとは、ブイチューンで買ったフキの煮物、きゃらぶきで飲みはじめる。こんな煮物、地元では売ってない。

ジンギスカンも焼きだした。

このマトンはニンニクのきいたタレはおいしいのだが、肉がかたい。

おもうように食べられず、マトンをもてあましてしまった。

 

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2024只見キャンプツーリング1

2024年08月28日 18時10分55秒 | ツーリング東北

灼熱の千葉キャンプツーリングにいった翌週。8月3日の土曜日に福島県只見町にキャンプツーリングにでかけた。気温が35℃以上になるとツーリングはできないとおもいしったばかりなのだが、会津の高原ならすずしいのではないかと考えたのだ。性懲りもなく。

先週はDR650RSででかけたので、今週の相棒はセローである。セローはセル一発でエンジンがかかって、軽くてスムーズ。今回は林道をはしる予定もないので靴はスニーカーにした。

会津はすずしいのだろうが、その往復の地となる埼玉や群馬、栃木の暑さが鬼門である。そこで朝はやい時間にでて、埼玉と群馬が高温にならないうちに通過してしまう作戦をとった。それでも群馬県はいると気温があがってきたので、国道から山側の県道にそれて、赤城山のふもとから渋川にむかうと、昔の郵便ポストをたくさんならべたところがある。なんだろうと思ったら、古物商のようだった。

渋川の気温は32℃。月夜野で給油をすると燃費は47、6K/Lだった。私の最初のバイクはスズキGSX400Fだったが、今になってみると、カワサキZ400FXにしておけばよかったなんてかんがえる。高3のときにはミッドナイトブルーのFXにのろうと決めていたのだ。それが一浪して大学にはいっていざバイクを買おうとすると、ホンダCBXやヤマハRZも発売されていて、FXは古臭くかんじてしまった。それでお値打ち感のあるGSXにしたのだが、いまになってみると、FXはいい。それよりも古い、KHにも乗っておけばよかった。三国トンネルをこえて新潟にすすむ。トンネルのなかはさむかった。

トンネルをぬけて、雪のない、気温のたかい苗場プリンスの前を通過する。府中で6回目で限定解除をして、Z750GPを買ったのだが、あのときは友人の乗っていたZⅡにするのかでまよった。Z750RSはあこがれのバイクだったのだが、距離が10万キロで、集合管はついているが、ノーマル・マフラーはないという個体だった。ノーマル・マフラーはどうやって手に入れるんだ、なんて考えてしまった。最終的にZ750GPという堅実な選択をしたのだが、ZⅡにしていたらバイク人生はかわっていただろうか。いやそれはないだろう。いつかはオフロードの世界にすすんだだろうから、いまとおなじだとおもう。でもCB750FBやナナハンの刀、ZⅡも所有してみたかった(いずれも試乗したことはある)。

かぐらスキー場にゆくときに、車中泊をする道の駅みつまたについた。高原だからすずしいとおもったのだが、さにあらず。暑くて直射日光が強く、日向にはいられない。新潟よ、お前もか、だった。

石打から十日町にぬけて、へぎそばの元祖、小嶋屋総本店にやってきた。十日町には小嶋屋総本店と十日町小嶋屋のふたつの小嶋屋がある。もとはおなじ会社で本家と分家の関係なのだが、総本店のそばが好きなのでこちらにきた。

店の外で待っている人はそんなにいなかったのだが、店内でたくさん順番待ちをしていて、50組待ちだった。

店の外では暑くてまっていられない。気温は35℃くらいありそうだ。店内で立って15分待つと10組すすんだ。ということはあと40組は1時間ということになる。立ったままでそんなに待てないから(椅子はあるがふさがっている)、ほかにゆくことにした。

もうひとつの小嶋屋の、十日町小嶋屋の支店にゆく。

スーパーの敷地にある支店の和亭だ。以前総本店が大混雑しているときにここにきて、すぐに席につけのだが、今日はこちらも20人くらいまっている。待つのは嫌なのでパスした。

まんぷく食堂という店内にバイクをかざっているラーメン屋にゆくも、ここもならんでいるので、空いている『そらや』という店にはいった。あやうく昼食難民になるところだったが、ここは当たりだった。

あごだしラーメン850円とミニチャーシュー丼450円にする。

あごだしラーメンは細部のもりつけまで神経のゆきとどいた仕上がり。このビジュアルはうまいに決まっている。しょう油ラーメンなのだが、塩ラーメンのようにすきとおったスープで、あっさりだがあごもきいている。ネギがごく薄切りで、仕事がていねいだ。

チャーシュー丼の肉はトロトロで、濃い味のタレがかかっていてご飯がすすむ。新潟は食生活がゆたかで、酒も米もそばも魚もおいしい。スーパーにいっても食材や総菜が豊富だ。越後の人はふだんからおいしいものを口にしているから、食のセンスがみがかれているのだろう。だからお店のレベルもたかいのではなかろうか。

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2024灼熱の千葉キャンプツーリング3

2024年08月21日 18時44分36秒 | ツーリング関東

7月28日。日曜日。オレンジ村オートキャンプ場の朝。5時半に起床する。昨夜バイクに朝露がかからないようにカッパをかけておいた。その雨具には水滴がたくさんついていた。

カップめんの朝食をとる。気温は25℃以下の感じで、虫もよってこずに快適だった。しかし日がのぼってくると、テントのまわりは日陰ではなくなってゆく。日向にはいられないのだ。7時15分に出発する。DRはキック3回で始動した。

キャンプ場のみかん山からおりてゆくと、辻に六地蔵がまつられていた。

昨日は夕立を警戒してゆかなかった、安房白浜から洲崎をとおって館山へとまわる、房総半島南端の周遊ルートをゆく。フェニックスのたちならぶ先に野島崎灯台が見えた。

野島崎から洲崎にすすむ。公園がいくつもあるがいずれもキャンプ禁止とある。マナーのわるい人間が野営をして顰蹙をかったのだろう。

館山港にやってきた。やはり南房は海風がはいって気温はあがらないようだ。快適に走れる。

船溜まりの風情もよい。

海岸では釣りをしている人もいた。

船形では祭りに遭遇した。

船の形をした山車や神輿がとおる。ただ祭りに参加している人はすくなかった。

上総湊から国道465号線にはいって内陸にむかう。このあたりから気温は急上昇し、耐えがたいほどあつくなってきた。気温は35℃以上で、直射日光をあびた路上は何度あるのかわからない。こうなるとたのしいツーリングではなく、苦行になってしまった。久留里駅について湧水をくませてもらう。これまでここの水は毎度生ぬるかったのだが、今回はとても冷たくかんじられた。

日向にいると肌がじりじりと焼かれるようだ。

久留里駅のホームには一両だけのディーゼル機関車がとまっていた。

久留里駅前の廃屋のような通路を探索する。

この奥に中華料理店があるとテレビで見たのだ。ここを利用すればツーリングのネタとしておもしろいとおもったのだが、エアコンがないようなのでパスした。

国道410号線を北上し、国道409号線に右折して、上総牛久にやってきた。すると中華料理のチェーン店、珍来がある。都内や千葉、埼玉にお店があるグループの店舗だ。私は板橋のお店を利用していたのだが、なくなってしまったのでまたゆきたいとおもっていた。

人気ナンバー1だという、うま煮ラーメン880円に、

餃子5個450円をえらぶ。

千葉にくると海鮮をたべなければと思うのだが、じっさいはこういうのがいいんだよね。ただラーメンは熱々だから汗がふきでる。食後に外にでると灼熱の気温だから、汗がとまらず、バイクで走りだすとヘルメットの内装がびっしょりになってしまった。その後も熱風をかきわけて帰宅したが、こんなに暑いとバイクにはのれない。1990年型の油冷エンジンのDRも、大丈夫なのかと不安になってしまった。もちろん問題はないのだが。燃費は25、2K/L。

 

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