放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

ソロの林道ツーリングは危険ではない

2024年07月16日 16時57分19秒 | バイク・旅の話題

ひとりで林道ツーリングをしていると言うと、何かあったときに危険ではないか、ソロでゆくべきではない、という人がいる。林道を走ったことのない人間が得てしてこういうことを口にするのだが、アクシデントなどほとんどおきないことは、私のブログを読んでいただいている方はおわかりだと思う。中には命の危険がある、クマにあったらどうする、と極端なことを言う者もいる。舗装路しか走らないライダーにこう言う者がおおい。ほとんど交通量のない林道を走っているほうが、国道などをゆくよりも危険はないのだ。クマは北海道の林道もかなり走っているが、出会ったことはない。ブラインド・コーナーではフォーンを鳴らしながらすすむからだとおもう。クマを見たのは軽井沢にむかう碓井バイパスと、福島県の博士峠の国道わきの2回だけだ。いずれも交通量の多い舗装路である。アクシデントはこれまで何十年も林道ツーリングをしてきたが、転倒したのが一度だけ(『2007奥飛騨ツーリング2日目クライマックスはラストにまっていた』)。ほかに立ちごけが一回だ(『2018大荒れの栗原川林道ツーリング』)。道なきみちをアタックしているわけではないし、林道でモトクロスまがいのスピードでかっ飛ばしているわけでもない。したがってバイクを崖下に落とすこともなかったし、命にかかわるようなこともおこらなかった。ひとりで解決できないことはなかったのだ。ジャリ道を、ゆっくりと写真をとりながら走っているだけなのである。林道を走ったことのない人は、むずかしくかんがえてしまう傾向があるようだ。林道にひとりで出かけても危険はない。

 

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2024長野トランポ林道ツーリング5

2024年07月10日 18時50分38秒 | 2024長野トランポ林道ツーリング

信濃山林道などとの三叉路にもどってきた。バイクは登山口をむいているが、右の茂来林道をくだる。

ジャリダートを下ってのぼってくだり、2、7キロで舗装路にでた。ここからわずかな距離の舗装林道をゆくのだが、その先にある牧場にいる犬が気がかりだ。

牧場の犬には今年も吠えられてしまった。つないであるので危険はないのだが、4匹もいると迫力があって不安になる。牧場のはずれで舗装がきれるので写真をとるのだが、その間も吠えつづけているから、茂来林道の最大の難関は、この犬たちである。

茂来林道ダートの後半部にはいった。道はずっと上りで、3キロほどはジャリが入れてあり整備されている。

その先は落石があり、わだちもあって荒れてくる。

頂上に近づくと道のわきに草が生い茂るようになった。

牧場から6キロでピークについた。

桐と山ツツジの花がさいている。紫とオレンジだ。

急坂で石がゴロゴロしている路面もあって、そこは慎重に下った。

10キロで舗装路にでた。これで今回の林道走行はおわりだ。エンジンを切るとウグイスの声がきこえる。深山にひとりきりでいることに心細さをおぼえたりもした。

舗装路になってから4キロで県道124号線にでた。

道路わきには地元の方が丹精している花がさかりだった。

道の駅にもどってきた。

セローをハイエースにつみこむ。

道の駅で野菜を買った。

道の駅のレストランで食事をしようかとおもったら、いろいろな種類の弁当を売っている。

食事のとれるフリースペースがあるので、弁当で昼食をとることにした。

レストランのとなりにポットや水の用意されたコーナーがあった。ゴミ箱もある。

ここにはだれもいないてので私の貸し切りだった。

とんかつと銀だら、まぐろの煮つけ弁当である。

それに梅おにぎり。後から男性がひとりだけやってきた。

帰りに群馬県富岡の登利平で鳥めし弁当をかった。

鳥めし弁当は群馬県民のソウルフードとよばれているらしいが、家内が大ファンなのだ。

毎年ゆきたい佐久・川上村の林道ツーリングはおわった。

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2024長野トランポ林道ツーリング4

2024年07月05日 17時33分32秒 | 2024長野トランポ林道ツーリング

6月9日。日曜日。道の駅ヘルシーテラス佐久南の朝。

天候は薄曇り。車内の気温は17℃だ。

朝の5時半から道の駅のなかの水路をさらったり、除草をするのに重機をうごかしている業者がいる。日曜日の朝にどうかしていると思うが、田舎にはいなかの理屈があるのかもしれない。いずれにしてもものすごい音をだしつづけていた。

今日は寒くないように、スリー・シーズンのジャケットに革のグローブをつけて出発した。国道141号線を南下し、国道299号線に左折して十石峠にむかってゆくと、茂来林道(もらいりんどう)の入口についた。茂来山登山道の看板が目印だ。

林道・茂来線の看板もたっている。

入口から山の中にはいってゆくと4、1キロでダートになった。

朝のしずかな林道をゆく。

4キロで林道・鍛冶の入線が分岐していた。茂来林道は3年連続ではしっているが、これまでこの枝林道に気がつかなかった。草むした道だからだろう。

鍛冶の入線の先は深ジャリの路面が多くなり、上ったりくだったりをくりかえしてゆく。

7キロで森をぬけて展望ポイントにでた。畑や民家の先に山々がつらなっている。あの山はなんという名前だろうか。方向は昨日走った日石林道や八ヶ岳林道のある八千穂高原のあたりである。

エンジンを切ると鳥の声がきこえ、足元には野の花がさいていた。

展望ポイントの先には別荘?がたっていて、畑仕事をしている人がいた。

深ジャリにハンドルをとられながら、ゆらゆらとすすんでゆくと、10キロで舗装路にでた。ここで写真をとっているとヤマハ・セロー225とホンダXR250がおいついてきた。彼らは止まらずに会釈をして先にゆく。ここにもロボット警報機が設置されていて、けたたましい警報音がながれていた。

走りだすとセローとXRがとまって地図をみている。たしかにここは枝道がおおくてルートがわかりにくい。農地や伐採地、神社の横の舗装林道をすすみ、信濃山林道との分岐についた。ここは三叉路になっている。バイクの奥が信濃山林道で、バイクの進行方向が茂来山登山口、バイクの手前が茂来林道である。信濃山林道は通行止めがおおいのでゆかない。まず茂来山の登山口にすすむ。

分岐から1、2キロで登山口についた。ゲートがあり徒歩は入れるが、一般車両は通行禁止になっている。

ここに水飲み場があり、毎回湧水をあじわうのをたのしみにしている。一昨年は衝撃をうけるほど鮮烈な味わいで、去年はぬるく、今年はつめたくて新鮮な山水だった。生水は飲むべきではないと言うひとがいる。上流で不衛生なことがあるかもしれないからだと。それを心配する方はそうすればいいだろう。私は山の恵みを受け取りたいとおもって飲んでいる。それで体調がわるくなったことはない。水場のまわりはきれいに草刈りがされていて、地元の方が手入れをしてくれているのがわかった。

セローとXRがやってきた。彼らといれちがいに、手をあげて三叉路にもどっていった。

 

 

 

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2024長野トランポツーリング3

2024年06月30日 08時35分21秒 | 2024長野トランポ林道ツーリング

県道480号線で小海リエックス・スキー場にむけて山にのぼってゆくと、また冷えてきた。県道をすすみ、国道299号線との交差点の手前にある日石林道の入口に到着する。その手前にある、この後で走る八ヶ岳林道の入口も確認しておいた。

日石林道にはいろうとしていると、林道から都内ナンバーのハイエースがでてきておどろいてしまった。地権者か工事関係者だろうか。日石林道は入るとすぐにダートになる。ジャリの入れてある整備された林道だ。

白石団地の看板があるが、開発されそうには見えない。

見通しがわるいところは獣よけにフォーンを鳴らしていった。

4、4キロで舗装路になり牧場にでた。牧場には黒牛がいたが鹿もいっしょに草をはんでいる。黒牛の左に7頭の鹿がうつっているのだが、見えるだろうか。

日石林道をでて五箇にくだるとオオデマリが咲いていた。

五箇からくだり、八ヶ岳林道の入口にやってきた。八ヶ岳林道は日石林道の横を平行するようにはしっている。2023年版のツーリング・マップルには紹介されていないが、2016年版にはダート8キロ、石がゴロゴロしている悪路、とコメントされている。ここは去年も走っているので入ってみた。

八ヶ岳林道の下部は路面が草におおわれている。

廃道のような雰囲気だが路面は安定していて、草も去年よりは茂っていなかった。

左に堰堤があらわれて、小海リエックスの、ふたりの小道という散策路の看板がでてくると路面の草はなくなる。

八ヶ岳林道の上部は小石の敷かれたふつうのダートだ。

林道の出口には別荘がたっていた。セローの後ろに車が2台とまっているところだ。草の廃道4キロに小石のダート4キロ、合計8キロの八ヶ岳林道を走りぬけた。これで今日の林道走行は終了である。

松原湖のちかくにある八峰の湯(やっほーのゆ)にはいろうとおもっていたが、気温が低下してきているので、湯冷めを警戒してやめた。車をとめてある道の駅ヘルシーテラス佐久南にもどり、ジャケットをスリー・シーズンのものに換えて、ちかくにある穂の香の湯にゆく。料金は500円だ。自動販売機でチケットを買ったのだが、その後でJAFの割引があることに気がついた。50円の損である。湯につかると熱い。しかしそれは体が冷えきっていたせいだった。温泉は適温で、内湯と露天風呂でくつろいだ。

西友で買物をしてガスをいれた。燃費は42K/L。長野はガスは高いが物価はやすい。

道の駅の車にもどり、ラダーをテーブル代わりにしてひとり宴会をはじめる。

つまみは鯛の刺身にきゅうりとタコの酢の物、フライドチキンである。

2024年シーズン20日目の車中泊。

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2024長野トランポ林道ツーリング2

2024年06月26日 18時34分44秒 | 2024長野トランポ林道ツーリング

東山林道をでて国道141号線を南下し、県道68号線におれて川上村にやってきた。川上村は気温がひくい。また寒くなってきた。10時20分にスーパーのナナーズに入って弁当を物色する。

豚ロースかつ弁当637円をもとめて、スーパーの2階にあるラウンジで昼食とした。とんかつは肉厚でたべごたえがある。甘辛いみそだれもよく、ボリュームも十分で満足した。ナナーズにはイートインコーナーがあるので利用したかったが、時間がはやくてまだ営業していなかったのが残念だ。いずれにしてもここで食事をすることが今回のツーリングの第二の目的だった。

今回のツーリングの第三の目的である川上牧丘林道にむかう。

林道の入口には獣よけのロボット・ウルフがいて、警戒音を発していた。

林道に入ると山ツツジがさいていた。

林道の出だしは舗装されている。

2、4キロでダートになった。ここから大弛峠(おおだるみとうげ)まで10キロのオフロード走行である。

未舗装路になると急坂の上りだ。4キロほどゆくと斜度がおちついて走りやすい道となる。

ダートに入って7キロ地点になるとこぶし大の石がゴロゴロした悪路になった。しかも急坂だ。

峠までの3キロは毎年ガレガレの路面でとてもハードだ。でもこの荒れた道をはしりたくてやってきたのである。

ダートを10キロ走って大弛峠に到着した。時刻は12時15分。ここは長野と山梨の県境だ。山梨県側の道は完全舗装されているので、金峰山などへの登山者の車が列をなしている。

ここまでにスクーター1台に大型オンロード・バイク1台、車2台、自転車1台とすれちがった。自転車はクレバスをさけて右側通行をしてきて進路をゆずらなかった。サイクリストはいい年をしたオヤジだったが、キープ・レフトもできない人間と会ったのは、はじめてだったかもしれない。

峠には登山者をのせたタクシーが次々にやってきている。トイレには行列ができていた。

たくさんの人でにぎわっているが、気温はかなり低い。石ころだらけの林道を走ってきて寒さをわすれていたが、また身にせまってきた。

峠の上には山小屋があって、カレーなどの食事がとれ、キャンプ場もあった。

とにかく寒いので早々に山をくだることにする。ガレガレの道をジムニーにジープ・ラングラー、フッィトをぬいてくだっていった。

上ってくるオフロード・バイク5・6台とすれちがった。セローからアフリカまでだが、大きて重いバイクでここはきつい。私はDR650ではもうここに来るつもりはないのだ。

山をくだると気温はあがってきた。肩にはいっていた力がぬける。これで今日の予定はおわったのだが、まだ時間が早いので近くの林道にゆくことにした。

川上村にはたくさんの外国人農業研修生がいて、地域に根づいて生活している。彼らがいないと、農業が成り立たないのではないかとおもうほどだ。それが最近の円安で、彼ら彼女らが日本から去ってしまうのではないかと、部外者ながら心配してしまった。円の価値が落ちれば彼らの収入は減ることになる。それならほかの国で働いたほうがよいことかんがえるのが、当たり前だからだ。川上村から北上して松原湖にたちよった。松原湖は小さくてしずかな湖だ。ボートとサップをたのしんでいる人たちがいた。

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