
3月28日。金曜日。2025年シーズン19日目のスキーに新潟県のかぐらスキー場にでかけた。

関越道の国境の長いトンネルをぬけると、雪国は雨だった。気温がひくいので、雪にならないうちに湯沢からスキー場の近くの道の駅までのぼってしまうことにする。しとしと雨の降る道の駅みつまたについて、沼田のフレッセイで格安で買ってきた寿司ときんぴらごぼうで一杯である。

こちらは明日の昼食もふくんでいる。冷えてきたのでイワタニのカセット・ストーブをつけて暖をとった。2025年シーズン11日目の車中泊。

3月29日。土曜日。道の駅みつまたの朝。雨は夜半に雪になった。車に雪がつもっているが車内の温度は4、5℃とあまり冷えていない。カップ麺の食事をとって、すぐ近くのかぐらスキー場のみつまたステーションに移動した。

道の駅も国道も、かぐらみつまたステーションの駐車場も融水設備があって路面に積雪はなかった。

7時半からリフト券の販売がはじまる。だれでも無料で入れる、セイブ・プリンス・クラブの会員証をしめしてリフト券は500円引きの6700円となった。昨年は6300円だったから400円の値上がりだ。ほかに駐車場代が1000円かかる。

天候がわるいせいか空いている。ロープーウェイにならんだのも先頭ちかくで1便目に乗車できた。しかし混雑している中でベンチにすわっていると、となりにむりやり体をねじこんでくるスノーボーダーがいておどろく。喧嘩を売っているのかとおもったが、日本人ではないのじゃないかなとかんじてようすをみると、なにごともなかったような態度だ。中〇人だろうか。かぐらはインバウンドがおおいからかんがえられないことがおこる。

ロープーウェイとリフト、ゴンドラを乗り継いで45分かかってかぐらメイン・ゲレンデの山頂についた。かぐらスキー場は今シーズン1日目。

雪が降っていて視界がわるい。

雪はアイスバーンの上に重い新雪がのっている。重いパウダーに足をとられるし、雪面が見えないからものすごくすべりづらい。フォームもバラバラになってしまう。コブ道場は閉鎖されていて整備の人がはいっていた。かぐらメイン・ゲレンデを3本すべると、田代への連絡コースと山頂の林間エキスパート・コースがオープンした。パウダー狙いの人たちが競争して第五ロマンス・リフトのある林間エキスパート・コースにむかっている。林間エキスパート・コース、通称ゴロマーランドにもいってみたいが、かぐらは今年はじめてでようすがわからない。怪我をしてはいけないから田代にゆくことにした。

田代の途中にあるチャレンジバーンをまわす。

ここはかぐらメイン・ゲレンデよりも雪がふかい。

視界はわるいままだ。

手さぐりするように滑走するが、ここで新雪になれて体がうごくようになった。

チャレンジバーンにはいつもコブのラインがあるのだが、この日はなかった。

田代のゲレンデをめざす。

田代ロープーウェイ駅の休憩所につくと10時半なので昼食をとることにした。沼田のフレッセイや湯沢のセブンイレブンで買ってきたパンやおにぎり、押し寿司などだ。

ここもいつもは混雑しているのだがこの日は私の貸し切りだった。

かぐらには何年もきているがこんなことははじめてである。

食事をおえて休憩所をでると雪はよわくなっていて、視界がよくなっていた。目の前の田代第一ゲレンデAをすべるが、アイスバーンのガリガリに所々モサモサの雪があって、板がひっかかってすべりにくい。

となりの田代第一ゲレンデBにゆくと、モーグル・コースが整備されていて、選手らしき数人が練習しているだけだ。ジャパンの文字のはいったウェアを着たモーグラーがとんぼ返りをきめている。もしかして日本代表?

ここはモーグル・コース以外はだれもすべっていなくて、パウダーがそっくりのこされていた。

このパウダーをいただくことにする。

ここの新雪はサラサラのパウダーでかるい。しかもだれも踏んでいないのだ。

今シーズン最後であろう新雪のコースを5本まわした。たのしい。こうなると楽しむのが優先になってしまって、フォームもなにも気にしなくなってしまう。後傾も内倒もなんでもありだ。

パウダーをほぼ踏みつくしてかぐらにもどってゆくことにする。

雪は降ったりやんだりだ。ところでロープをこえてコース外にでてゆくスキーヤー、スノーボーダーがたくさんいる。日本人なのかインバウンドなのかは不明だ。放送でスキー・パトロールがコース外滑走は禁止と言っているがおかまいなしである。去年まではこんなにあからさまではなかった。かぐらのマナーは急速にわるくなっている。私のかよっているスキー場では最悪だ。スキー場の係員さんたちもどうしようもないかんじだった。

田代湖は厳冬期よりも水面がおおくなっていた。

雪はやんだが霧がでてきた。チャレンジバーンにまた立ち寄る。

チャレンジバーンの端にまだ新雪がふまれずにのこっていた。

チャレンジ・コースの残りパウダーをえらんで滑走する。ここもたのしくて夢中ですべった。

かぐらメインゲレンデにもどり、林間エキスパートコースにゆこうとおもうとすでに閉鎖されていた。午前中だけの開放だったようだ。

大きなコブのライン、けものみちをくだり、ゴンドラ駅にやすみにゆく。

かぐらゴンドラの山頂駅のレストランで水分の補給をしてメモをとった。レストランのメニューはこんなかんじだ。

その後は浅いコブをもとめてパノラマ・コースにゆくも、コブ・ラインはなくて雪はモサモサだ。

ジャイアント・コースにゆくもここにもコブはない。

ジャイアントの雪質はガリガリのアイスバーンの上にモサモサ雪でたのしくなかった。

その後はけものみちとかぐらコブ道場をまわした。

けものみちはなんとかなるが、道場はきびしい。3、7メートルと4メートルのラインがあり、4メートルをゆくも、ガリガリでむずかしく、5・6ターンでコース・アウトしてしまった。

毎回かぐらメイン・ゲレンデのリフトがおわるまですべるが、その前にみつまたに下ることにした。

みつまたに下ってみるとここはアイスバーンではなくて雪質がよい。

こちらをまわせばよかった。

リフト終了後はゴンドラにならんで駐車場にもどる。やはりインバウンドがおおく、マナーも危ういかんじだ。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイによると、リフト乗車38回、滑走37本、滑走距離57、7キロ、最高速52、6キロ、と記録されている。ハイエースの燃費は8、3K/L。