
以前たずねた浜名湖のうなぎがまたたべたいと家内が言う。いちばんおいしいうなぎだったからと。しらべてみると前回は2012年に利用していた。10年前だ。ならばと静岡旅行のおりに10年振りにゆくことにした。

やってきたのは浜名湖の館山寺にある『志ぶき』というお店だ。12時につくと入店待ちとなっている。27分待ちとでていたが15分で席に案内された。

店内は10年前とかわっていた。以前は小上りがあったがテーブル席になっている。テーブルのほうがくつろげるからこれはいいね。注文するものは決めていた。せっかくここまで来ているのだから、いろいろなうなぎ料理のたのしめる大名御膳だ。クーポンでソフトドリンクのウーロン茶をサービスしてもらった。

まずやってきたのは肝焼きとうなぎの酢の物、う裂くである。肝焼きはまったく癖がない。苦くもない。家内はよろこんでいたが、私はにがくてうなぎのにおいのあるもののほうが好みだ。う裂くの下は以前はワカメだったと家内は言う。今回はワカメ・ペーストになっていて、ワカメのほうがよかったそうだ。しかし10年前のことをよくおぼえているねとおもったら、前回は海苔の酢の物だったと記録されていた。ワカメ・ペーストは酸っぱかったが、もしかしてこれも海苔の酢の物?

車でなかったら日本酒をのみたいところだ。

うなぎの玉子焼き、う巻き。甘すぎず好みだ。

うなぎとごはんがやってきた。大名御膳らしく大名駕籠で登場。

蒲焼と白焼き。

白いごはんもたっぷり。蒲焼とごはんはうなぎのタレを好みでかけていただく。白焼きは生姜しょう油でたべるようになっているが、わさびしょう油のほうがいいな。蒲焼がジュワッとしている。

肝吸い。これも上品すぎるほどの仕上がりで、癖はまったくなし。それがものたりなくもある。

小鉢。さりげないが計算されている。

香の物。

大名御膳はうなぎを二本つかっている。これで6800円は安いとおもう。器や箸、箸置きもこっていて、気分よく食事がとれた。家内は10年に一度ではなく、2年おきくらいにきたいとのこと。
ひさしぶりに来たら館山寺はさびれていた。それがさみしい。2012年の記録は『こちら』をどうぞ。