6月29日。土曜日。キャンプ・ツーリングにゆこうとおもっていたが、日曜日の午後に雨予報がついてしまった。日曜の早い時間にかえってくれば雨降りはかわせるかもしれないが、あわただしく走るのはいやだし、じっさいに降られると辛いので、土曜日だけの日帰りツーリングに変更することにした。しばらく走っていない埼玉県の秩父にむかうことにする。今回の相棒はDR650RSだ。DRはキック4回で始動した。朝はすずしく、気分良くはしりだす。国道299号線をゆき、西武線の正丸駅で休憩すると、ジムニーがたくさんあつまっていた。オーナーズ・クラブのあつまりのようだ。
ひさしぶりに360ccの2ストのジムニーをみた。
古いジムニーもいい。見ているとなんだか欲しくなってしまった。
正丸トンネルをぬけて秩父にすすむ。
国道140号線を三峰口までゆき、県道37号線に入って北上する。県道279号線の終点にある、両神神社にいってみようとかんがえていた。
道の駅・両神温泉薬師の湯で休憩する。
道の駅には温泉が併設されている。料金は700円。ここで車中泊をするのもよさそうだ。
このころから日差しがつよくなり、気温があがってきた。
県道279号線の両神小鹿野線にはいる。道は入口から7キロで車1台分の幅になった。こんなに細い道でもバスが走っていておどろく。最後の3キロは急坂、急カーブの連続で、この道で大丈夫なのかと不安になるようなルートだった。
途中に何か所か登山者用の駐車場がある細い道をゆくと、県道は両神山荘で行き止まりになっていた。その手前にあるはずの神社は見えない。山荘の下にあるバス停の駐車場で地図を見ていると、ここは有料駐車場とある。この下ある駐車場は無料だが、そこにバイクをとめて神社を見にゆくほどでもないので、これで引き返すことにした。
両神振興会館(元の役場だろうか)の前に年季のはいった食堂があった。ななたき、という店で村の食事処、飲み処といった風情である。この先に昼食のとれる店舗があるのかわからないし、このレトロな雰囲気の店に入らない手はないので、ここを利用することにした。
入口に、秩父で一番モツ煮のおいしい店、とある。
ここの一番人気は唐揚げだそうで、秩父名物のわらじかつ丼もあるが、秩父でいちばんおいしいと言う、もつ煮定食にした。900円也。
もつ煮はたっぷりとあった。料理は素朴で接客はあたたかい。店内は昭和そのもので、長く地元に愛されているのがわかるお店だった。
秩父から熊谷にむかう。日差しがつよくなり、強烈に暑くなってきた。途中にあった道の駅・花園で休憩する。太陽の下を歩くのが辛いほどの気温だ。
道の駅のとなりにはJAの販売所がある。
農協の食堂もあった。
ここのうどんは深谷ネギが入れ放題のお値打ち品と、群馬を紹介するウイ・ラブ・群馬というサイトにとりあげられているのを見ていた。そのサイトによると花園はほぼ群馬なのだそうだ。そうではないとおもうが。
ここのうどんをためしてみたかったので、もつ煮定食をたべたあとで腹はへっていないのだが、天ぷらうどん630円を注文する。もちろん深谷ネギはどっさりといれた。
かけうどんが580円で天ぷらうどんは630円だ。天ぷらは50円ならつけないほうが損ではないかとかんがえたのだが、ボリュームがあり、たべすぎになってしまった。空腹のときにたべたらおいしかったとおもう。
帰りにアルペンが運営しているスポーツ・デポにたちよった。アルペンは30年以上前にスキー用品を買っていて、それきり利用していなかったのだが、前シーズンにスキーの試乗会に参加し、来季のスキー板を予約したので、また立ち寄るようになった。キャンプ用品と自転車のウェアなどをチェックして帰宅した。