相変わらずの梅雨空ですが、緑は生き生きしていますね。
今日は湖北の余呉方面へお出かけ。道中で2輪ほどササユリを見かけました。
昼前にマキノ「蔵カフェ」に寄りランチを頂きました。お父様が怪我をされ、「いろんなことをやらないといけないので大変!」と言いながらいつもながらのパワフルなママさんでした。
代々100年以上伝わってきた五月人形も見せて頂きました。「もっとたくさんあったはずなんだけど・・・」とも。
次は余呉で唯一「小原かご」を継承されているTさんを訪問しました。うまく連絡が取れず、突然の訪問にも関わらず気持ちよく対応して頂きました。
Tさんは先日訪れた高時川の小原地区に住んでおられて、子供の時から隣のおじさんが小原かごを作っているのを見ながら覚えたそうです。
かごのつくり方や昔の山の話など1時間半ほどお話を聞かせて頂きました。
小原かごとはイタヤカエデの若木を薄く裂いて籠に編んでいきます。東北のほうにもあるようですが、この辺りではかろうじてTさんが伝承されているのみです。後継しようという人もいるようですが、原木の調達や材料の下処理など簡単にはいかないようです。
いくつか購入させていただきましたが、よくある竹籠とは違い独特の雰囲気があり、使うほどに色つやが深まってくる一生ものの品物です。きちんと手入れして長く使っていきたいと思います。