生杉だよりⅡ

滋賀県高島市の山奥、朽木生杉での日々の暮らしや風景を日記代わりに記録します。(PARTⅡ)

六斎念仏

2018-10-28 08:44:44 | 日記
昨日からお孫さんの文化祭を見に来られていたFさん(家内の仕事関係の大先輩)とまたまた早朝の小入林道を上がります。
今日の雲海は大したことは無いですが、休日の晴天予報ということで道路には30台以上の車の列、我が家は雲海見物第1ポイントに車を止めて第2ポイントまで歩きました。


私だけ第3ポイントまで見に行きましたが相変わらずの三脚の場所取り競争ですね。
以前のリタイア世代のアマチュアカメラマンより最近は若い世代の見物客が多いように思います。これもネット情報の影響でしょうか。
このところ雑誌などでも良く紹介されており、少々人気過熱気味?


今日は雲海より日の出の景色の方が綺麗でした。


紅葉も日に日に色づいて来ましたか。


帰ってから屋根をよく見ると台風で剥がれかかっていた屋根の修理が済んでいました。別でお願いしていた煙突チムニーの補修も片方だけ済んでいました。


午後からは「六斎念仏」のフォーラムがあり、市場のやまびこ館までFさんをお誘いして出かけました。昔は地域に根差した宗教行事だったのですが、人口の減少や生活スタイルの変化により行事の継承が非常に難しい状況になっています。「六斎念仏継承の現状と今後について」というような内容で、地元針畑で唯一継承されている古屋、京都の嵯峨野、若狭の三宅三地域から保存会の方が参加され、実際に実演も見せて頂きました。
若狭の方では今でも20か所くらいの地域で伝承されているそうですが、少子高齢化で今後の継承が懸念されます。京都嵯峨野の方も一時中断したが、芸能化された六斎念仏を再度復活させておられるとのこと。
古屋でも住人が高齢者のみという状況で何とか継承されてきていましたが、継続が難しくなり現在は外部の力(伝統芸能に興味を持つ若い人たち)を借りて何とか継承しようとしているところです。


これは何も「六斎念仏」に限ったことではないのですが、ネット環境の普及、少子高齢化、都会への一極集中などの影響で「田舎」自体の存続が難しくなっているのが実情です。今一度「生きること」の意味を考え直すべきかと思います。

コメント
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