ミツルのブログだよ!

ライブレポなど自分の妄想と覚書。

劇団ジャングル15幕 第二部

2018-10-28 15:30:00 | レポート
一応はじめましての設定でお願いしますと松崎さん言ってたのに、後で設定ぐだぐだww
松、はじめましてなんですが呼び方、圭ちゃんと……
反、南でお願いします。
南、ややこしいわ!好きか?!
松、反くんで。
ここでも名乗りを奪われる南ww
一部では言われなかったので、二部ではパネルクエスチョンは、参加者からの質問だと判明したら全部開けて行こう、って反くんが言い出してたのでサクサク進めていきますね。

もう飲むってわかってるので、二部では選択肢がカフェじゃなくてヒレ酒になっててww途中でそろそろ入れときましょうかガソリン、って南が言い出してメニューみたいにヒレ酒選ぶものの準備できてなくて、もう少し後でお願いしますの文字がwwwwもうね、モニターをパソコンで即対応してるからね面白いww
ヒレ酒出てきたときは、そりくんがヒレ全部自分の方に入れてて、南の分が無くなってるww
南、うえええええ?!!それ、南のヒレー?!!
途中飲んでる時に南のヒレよって、いってる時にパタパタとお手てでヒレ作ってるのかわいかった。



Q ハロウィンでやってみたいコスプレや思い出話は?

南、プレイヤーになったことある?
反、プレイヤーはないなぁ。
反くんが渋谷で芝居の帰りに巻き込まれて大変だった話、昨日の夜二人で見た大阪での様子など言ってたかな?
反、若手芸人の後輩で手のりタイガーのむらじゅんのすけってのがいるんだけど、毎日ナンパをするっていうクソみたいなやつなんですけど。
南、クソだねぇー。
反、コイツが、ハロウィンに決まってするコスプレがあるんだよね。タキシード仮面。
南、セーラームーンの?
反、渋谷のハロウィンにいくと、セーラームーンが寄ってくるらしいんだよ。
南、はーっははは!クソだねぇー!!(いつもの声高くなってるヤツ)
反、ホンッットにクソです!!もう、ゲス過ぎるでしょ!
南、ゲスだねぇー!!わかんなかったわぁー!俺まだクソポイント足りてなかったわー、普通にタキシード仮面カッコいいからありだなーって思っちゃったもん!
反、下心ありまくりのタキシード仮面だよ、仮面の下ニヤニヤしまくり。
南、変態仮面だな!!
変態仮面wwwwww
後ろの画面にクオリティ低いタキシード仮面の写真が出てくるwww
南は去年のフェイスペイントでホウオウソルジャーやったのを、視線が怖かったらしいww
松、役者さんは普段からコスプレと言うか他の役になりきっているので、あまりそう言う(コスプレしたい)のないのかもですね。
反、化粧もしますからね。

FA 反→タキシード仮面 南→大仏

Q オレオレ詐欺にあったらどんな台詞で撃退しますか?

で、反くんが騙す方、南が騙される方のショートコントをやることに。
ひたすら反くんがボケまくるのを、いつものテンパった裏返った声とアドリブでひたすらツッコミまくる南ってのが、バランスよすぎでめちゃくちゃおもろかったわ。途中反くんが俺だよ徹士、みたいなこと言い出しててww
南、てっちゃんならさ、いつもの高い声で言うヤツ、ほら、あのさー……。
反、イターリアン!!
南、違うねぇ!!てっちゃんじゃないねぇ!!!
反、徹士じゃない。
南、言っちゃったねぇ!!徹士じゃないって言っちゃったよねぇ!!!
って感じで、終始もうおもろすぎで、腹痛かったwww

FA 南→友達になって改心させる。

Q 今世紀最大に恥ずかしかったことは?

松、社会の窓が開いてる時とか?
反、そんなんしょっちゅうです、なんなら舞台の上ではいっも開いてます。
いつもってww

あんまり思い付かなかったようで、松原さんいわく、役者は恥ずかしいことも全部さらけ出せって言われますからねぇ的な事をいってたかな?

あとは反くんがずっと間違えて覚えてて漢字が読み間違えてる事を言ってたかな?
免許更新→免許便新(めんきょべんしん)


Q 幽霊と宇宙人どちらが怖いですか?自分は霊媒氏なら探せそうな気がしますが、宇宙人はNASAまでいかないとダメなので宇宙人です。

反、おい!質問したヤツ誰だよ!!!!
会場爆笑、何これww
南、これは……(戸惑い)
反、僕は一時期見えてたんで簡単です、幽霊はいるだけなんで怖くないです。(しばらく怖い話体験談が続きました)宇宙人は僕いっぱい知ってるんで。
南、え……?えーとね、どうしようかな(更に戸惑い)。
反、まず、ドイカズミでしょ?←(笑)
南、おー、、、、
反、サトウトモヒロっていうのもね。そこらにたくさんいます。
南、あーなんか宇宙人わかってきたわ、八神蓮も宇宙人だね。(要領を得てきたwwそして王子宇宙人なんかww)
反、いっぱいいるんですよ。
南、あーわかってきたわかってきた、いるわ、宇宙人。いるいる。
反、イケメンなんだよね。
南、宇宙人イケメンが多いね。
反、一人ならまだ対処できるんだけど集団だともうだめだね。

質問に戻り
南、僕は幽霊のが怖いかな、霊感ないけど。ホラー系怖い。
反、ホラーとか見えちゃうからさ(ホラー映画とかに写り込んでるのが見えてしまうそうで、ここで上げてたホラーのタイトルなんだったかな、忘れちゃった)
南、ええ、それ今聞いてるだけで怖い。見れないわ。

FA 反→宇宙人 南→幽霊

Q 作ってもらえたら嬉しい手料理

南、オムライスかな。ただ好きなんですけど、お店とかで全部食べきれない自分がいる。
反、年でしょ
南、あええー?!マジっすかー。量が多いのか……、好きなのに最後まで向き合えない自分がいるのが………。(オムライス好きなのに食べきれないから注文できなくて全然食べれてない南かわいすぎでは??)
反、カレーかな?
南、なにカレー?
反、何入れても美味しいからさ。

FA 反→カレー 南→オムライス


質問内容忘れたんだけど、二人で漫才コンビを組んで、即興漫才がみたいって質問だったかな?
画面で出囃子要ります?って出てきて、M1の出囃子がかかり、強制的に漫才が始まるww
ひたすらに反くんがおかしくボケまくるのを、南が乗っかって高い声で突っ込みまくるという、でも南の即応力えらい(笑)。なんだ普通のトークの時ののりだね?(笑)めちゃおもろかったので、今度のイベント漫才ぶっ込んでほしいね。

Q お互いのいいところをプレゼンして。


反、南は優しい。
南、反くんは真面目だし、場を盛り上げてくれる
反、南はどんな相手でも優しい
南、優しい!!優しい!!え、俺のターン?!!料理とか、釣りとか、自分ができないからすごいなぁってね。カッコいい。
そりくんが言う前に、後ろのモニターに優しいとかかれるwww
南、ええ!!!なにそれ!!操られてるの??
反、言わなくても伝わってるんだよ。
南、え?!!言ってないのに俺のターン??!!言った??ええ?!まじで??歌も歌える
反、健康のために、野菜を。

FA 反→多才 南優しい優しい誰にも優しい野菜


対決コーナーは、今度はマリカー!

そりくんが、えげつないほどやり込んでて、レースでは裏技で逆走からのショートカットで大逆転しちゃって、南に勝ち目はなかったwwww
バトルの方でも圧倒的に強かった。
そして南はうるさかったwwwすぐ立つしwwwもう見てるだけで可笑しいwwww


サイン会の時は、そりくんにはゲームうまいですね、対戦してみたいって言ったら、今度イベントでこう言うのアリだね、的な事を言ってたのでいつか実現するかも?

南には、伝えたいことありすぎなのでまたお手紙に書きますって言ったらぜひって。今日も書いてきたんだけど、まだお手元には届いてない感じかな?たけしの時はわりとこまめにプレゼント楽屋に持って行かれてるけど、今回は一部に入れたけど二部の時まだ置いてあったからまとめてお渡しかな



二部とも参加できて本当に面白かった!!

さすが吉本、そりくんのトークめっちゃ面白かったので、本当に関東住みなら毎回ソリパ行きたいよ。さすがに遠征しなきゃならないからあらかじめわかってないと厳しいんだけども。。。
南も、キュウレンの時のみんなにひたすら遊ばれてるのとは少しちがって、突っ込みしながらもうまく遊ばれてるって感じかな?お互い気心の知れた二人だからこその掛け合いみたいな、そんな感じがしたのでソリパ行きたいよ~、南が出る時の行きたいよ~。

そんでもって、座ってトークしてるんだけど、南結構脚組むのが癖なのかな?トリゾとかでもあの狭いところでよく組んでるから。脚長いから持て余してるもんね?(笑)ただ、組み方がこう、文字だと伝わらないんだけど、すごくコンパクトに、膝の上じゃなくて腿の上に乗せる勢いで真横に。その状態で後ろのモニター振り返ったりしてて、なんと言うかそこまでして脚組まなくても、、、と思ったのだ。本人は無意識なんだろうけどね。あと立ち上がってGロ立ちしょっちゅうしてました(笑)。立って「ええー?!」って言ってる時はほぼ反ってるww南のあの反りはなんなんだろう??体が引いちゃってるんだけど、立ち位置変わらないから上半身だけ逃げてるって感じなのかなぁ?ともかく、南=Gロ立ちが当たり前に。もはや南立ちで良いのでは(笑)。





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劇団ジャングル15幕 南圭介×反橋宗一郎 第一部

2018-10-28 12:00:00 | レポート
席は半分より後ろの段の上だったし、プロジェクターで画像を映し出すために舞台の照明が暗めで、正直あまり良く見えなかった。表情まではもちろん見えないけどみなみは動きがウルサイので、まあ、なんとか(笑)。本日も良く立ち、良く反っておりました(笑)
毎度の事ながら南のビックリマークの多さは声のデカさとして脳内再生してください(笑)


MCは劇団ジャングルの松崎さん。
松、はじめましてなので、どうお呼びしたら良いですか?
南、僕は圭ちゃんと呼ばれることが多いですね。
反、僕はさっき言ってた「爽やかで素敵な俳優さん」と呼んでください。
松、爽やかで素敵な俳優さん、ですか(戸惑い)。
反橋さんオモロイデスwwwwトークもうまいし、ボケまくるし、で、めちゃんこ面白かった!これはそりパ行ってみたいわ~。
松、大阪はよく来られますか?
反、先週来てました。昨日も寿司食べましたよ。
南、昨日ね、お寿司食べましたね。
反、東京だと回らないお寿司屋さん時価とかっていくらかわかんなくてめちゃくちゃ高いじゃないですか。
南、アレ怖いですよね。
反、大阪だとそんなこともなくて、そんなに高くないし。
南、入りやすい雰囲気で暖かくて、安心して食べられますよ。
昨日の夜は、お寿司だったモヨウ。

皆から募集した質問はキーワードになってるので、そのパネルあけると質問出てくるスタイル。
その中で南が選ぼうとしたら「特殊」の文字が動くww
南、えー!!!?いま動いたよね!!?え!!?
立ち上がり後ろのプロジェクター画面見ながら反り返るww声もウルサイwww
松、自己主張が強いと言うことですかね。
南、気になるなぁ、じゃあ特殊で。

Q特殊能力が得られるならどんな能力が良いか?

南、わりと普通だね?!!動いたわりに内容は普通だね!!
反、時間操作系はズルいよね。
南、あーそうだねー、未来は怖いから過去に行きたいかなぁ。
松、どれくらい過去?
南、ご先祖様とか、戦国時代とか。教科書で出てくるのを実際にみてみたい。
反、そうだよね、本当にあったかわかんないもんね。目でみた物しか信じないからさ、過去に本当に実在したのかとか。織田信長なんかはいなかったかもしれないし。
南、マジで?!織田信長がフィクションだったらヤバイよ?!結構日本の歴史総取っ替えだよ?!
反、ちょんまげなんてなかったかもしれない。
南、え?!皆やってたのに?!
反、皆やってる設定だった。
南、そ こ ま で ?!
特殊能力の話題に戻り
南、僕は空が飛びたい。
反、飛んでどうするんだって感じだけどね。←ひどいww
後ろの画面にアニメピーターパンが飛んでる画像が現れるww後ろのプロジェクター画面、その場でパソコンとかで即興で対応してるらしく、会話で出てきた画像とかちょいちょい出してきて面白かったww
反、透かす。
南、すかす?
反、やっぱさ、透かしたいじゃん。アレ今何時だっけ?
南、あー、これはちょっと時間取ろ?透かすね。
反、でも透かしたら客席見れないわ。
南、そうねぇ、皆さんねぇ、お透かされてねぇ?
南がいい淀んでる(笑)お透かされてってなんだよwww
松、透かす度合いが調整できるといいね。
反、透かしすぎて内臓見えてたりするのは困るわ。
後ろに人体解剖人形の写真が現れるww
反、これこれ、これだともう病気わかっちゃうよね。
もはや人間レントゲンwww

FA 反橋→透かす、南→空を飛ぶ


Q 好きなものをプロデュースできるなら何?

反、飲食店はやりたいと言うかやります。魚釣ってきて深夜食堂みたいな小料理屋やりたい。昨日もアジ40匹捌いてきた。
南、40匹?!スゴいね!!40匹を一人ずつ向き合うんでしょ?
反、一人ずつ?
南、もうそれアジの先生だね?
南から時々出てくるワードを拾って聞き返してくれる反くんは、南の扱い心得てるわwww私も時々南ワードに引っ掛かるので(笑)
話は反くん何でもできるから欠点見当たらないって話に。
反、寝てるとこ見せらんないです。イビキがすごいらしくて。
南、結構なデシベルってこと?
反、デシベル?それも、ぐぅ~とかじゃなくて、あ゛あ゛あ゛あ゛ーー!!!!とかってほぼ叫んでる。
南、いやいやいやいや、ええ?!!
反、無呼吸症候群もあるから、ぐぅ~ピタッ……………
南、えぇっ、怖い怖い怖い怖い怖い!!
反、ああああああああ!!!
南、うわー!ムリムリムリムリ!!気が気じゃないし!!!
無呼吸のせいか車で寝てるときは気道確保するためなのか顎がしゃくれてるらしくて、その後何度かネタになってた(笑)プロデュースの話に戻り
反、圭ちゃんは大仏とか作ったら?
足組み替えて腕組みして、めっちゃ頷く。語りモードに突入ww
南、あー、そうね、大仏は作りたいより、なりたい。大仏になりたいね。
なりたいってwwwどうやってwww
松、(言いにくそうに)僕は大仏は興味ないのでアレなんですけど
反、皆興味ないよ。←ww
松、顔の違いとかあるんですか
南、ありますあります。(反くんに向き直って)なんなら魚抱っこした観音様とかいるよ。
反、まじで?(←ちょっと興味持ったのか?)性格の違いとか。
南、性格ぅ……(困ってるww)優しくてね、慈悲深いと言うか……。←仏様だからね(笑)
後ろに魚もった観音様の写真が現れる。
南、あーそうそうこれこれ。
松、一番好きな大仏は?
南、いちばんー………(悩)、名古屋にですね、全身緑で唇だけ金色の大仏様がいらっしゃっるんですけどね、結構なインパクトな方がね。名古屋大仏って言うんですけど。
後ろに写真出てくる。
南、あーこれですこれです。
反、ほんとだ唇だけ金色だ。
松、耳の中も金色ですね。
南、そうそう、この後ろのマンションもね、合成のようなこの風景がいいんですよ。
何十年も名古屋に住んでるけど、名古屋に大仏があるなんて今年に入って南から聞くまで全然知らなかったぞwww今度見に行って見よう。

FA 反橋→イビキ矯正ギブス、南→大仏


Q お二人の好きなお酒教えてください

反、一番良く飲むのはハイボールかな。
南、ハイボールね。ウイスキーもね、日本のとか海外のとか、流派がありますよね。ジャックダニエルは思い出がありまして、僕とめちゃくちゃジャックダニエル飲んでる友達がいまして、二人で一本を延々と向き合ってまして、ジャックとダニエルって呼ばれてました。僕がジャックです。
お前誰だよwwwwwウイスキー検定のお話も。
南、最近好きなのはオールドパー、傾けても倒れないってので経営者の方とかが験担ぎで飲んだりね。
その後お酒の席のお話になり、反くんが後輩で酒の席のうまい飲み方する子のお話に。乾杯の次に自分がいきなり日本酒とか入れても、じゃあ自分もそれで、って付き合う。絶対そのタイミングでは飲みたくないはずなのに、合わせてくる。かわいいなぁってなって全部奢りだよってなっちゃうよねって。この辺りで、実演とかがはいるので二人とも立ち上がって話してた。
反、帰るとき俺が小走りでタクシー捕まえにいくと、それを上回るスピードで先に行ってどうぞってやんの。
南、ええーー?ちょっと待って、いないよ?そんなこいる?マジで?!(反ってるそして忙しないww)
反、マジで、こんな子いるんだって。
南、止める方だもん!(自分を指してww)
会場爆笑
南、ええ?!こ……、ええ?!ちょっと一回り下の後輩……後輩なのかわからないけども、友達かな?うん。止める方ね。(タクシー止める実演しようとしてうっかり)きずっち……あ、きずっち言っちゃった(汗)。
お口に手を当てておろおろしてるのがかわいい(笑)名前いっちゃ濁して言った意味がねぇwwwww
反、徹士とかぜってぇやんねぇ(笑)ぜってぇやんねぇよ、アイツ。
南、あれー?!(反ってる)俺上ー?!上だよね?!ええー?!数字じゃないけどね?数字じゃないな?!
反、そうだね、やんない人達に囲まれてるね。
南、いやいやいやいや、洋祐は止めるけどね?!
大統領と司令のサラリーマンコンビがタクシーを止めるんだwww
松、先輩というよりは友達みたいな感じなんですね
南、本当にそうなんですよ、五歳と三十三歳を行ったり来たりしてるんで。(行ったり来たりすんなwww)

FA 二人とも→ハイボール

確かお酒の席の話の中だった気がするんだけど、全然怒らないですね、我々世代は上にも優しく下にも優しいですからね。って、南が言ってたけど、話の流れが思い出せない。

時間がないのでコラボカフェの話をしろと言うことで、キーワードパネル、カフェ以外の文字がめちゃくちゃ小さくなって現れるwwwww

反、ちっせぇ!
南、ええーー?!
松、主張がすごいですねぇ

コラボカフェのメニューが出てくる。
松、劇団ジャングル×メルカフェコラボ「みんなでハロウィンwith南のヒレ酒」~!!
反、反橋どこいった?
うん、予約したときから思ってたwww反橋みがどこにもない(笑)
試食するんだけど、ヒレ酒を反くんのっけからがっつり飲むwwww最終的に南のヒレ酒も奪って飲んでたwww
南、南のヒレ酒よ?!
反、反橋どこいった?
メニューの説明で店員さんが紹介してくれるんだけど、反くん「でしょうね」でバッサリwwwもっと聞いてあげてwww
後ろの画面のコラボメニュー名のところに申し訳程度に「反橋」の文字が追加されるwww
反、「みんなで反橋ハロウィンwith南のヒレ酒」ってみんなで反橋ってなんだよ?!


ゲーム対決

入り口でチケットの半券入れてどちらが勝つかにベットしてるんだけど、それがこのコーナーの結果に対してでした。
64のスマブラで対決。
反くんめちゃくちゃやりこんでるわwwwwいきなりオプションにいって吹っ飛ばし180%に設定wwwwww
南、180%?!!!これデコピンで吹っ飛ぶよね?!!!
南は青鬼の配信でお察しの通り、ゲーム下手くそですwwwもー、ゲーム中騒ぐ騒ぐww吹っ飛ばされると席を立ってしまって、ゲーム中にコントローラー手放すなwwww終わってないからwwwwって何度も私の心の中のゲーマー魂が叫んでましたwww南がカービィつってんのに、カービィ選ぶ反くんwwwコンピューターまでカービィにして、ワケわからん事態にwwww南が一生懸命吸い込みしようとするのに、殴り殺して吹っ飛ばしまくる反くんwww
南、カービィでカービィ吸い込んだ所でなにもかわらないねぇ?!!!
そんなわけでめちゃくちゃおもろかったです。南、ゲーム配信しようよ(笑)

いやぁめちゃくちゃおもろかったわ。一時間半あっという間でした。
宣伝タイムで、南、11月と12月の情報解禁のお仕事があるみたいなので、楽しみだなぁ。イベントももちろん楽しいけど、お芝居が見たいなぁ。



サイン会は、反くんは正直に、初めて拝見したのですがトークうまくて面白かったです、そりパもお休みが合えば行ってみたいって伝えたら、本当に?めっちゃ嬉しい~、って。お休みが不定期なので、来週のはいけないけどって言ったら、俺らと一緒だね、って。あくまで社交辞令のファンサだとは思うけど、すごいフレンドリーで、サインに書いてくれた名前も呼び捨てだし(笑)、距離感にびっくりしました。惚れてまうやろ~!(笑)

南には、12月のイベントいきますね、って言ったら、嬉しい~ぜひぜひ!って、わざわざ目線上げてくれて、直視されたので、あまりの目力とイケメンビームに灰になりました(笑)。チケットとれるようにお願いします!って力説したら、サムズアップしてくれた。うん、ありがとう。そして南の写真が真ん中にお顔があるから、サイン書いたら名前書く場所が上の方狭いとこしかなくて名前キツキツ(笑)。かわいい。ちゃんとさん付けで書いてくれたよ。南はパーソナル距離感遠めですね(笑)。


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Episode of 鳳ツルギ chapter6 epilogue

2018-10-26 02:18:52 | 作品
※宇宙戦隊キュウレンジャーのファンフィクションです。
個人的妄想と捏造で構成されております。
公式関係各所とは全くの無関係です。
でも、もし、万が一、公式がこんな作品作ってくれたら狂喜乱舞します。Vシネでよろしく勇気。
「俺ガン」ならぬ「俺ツルギ」です。


この作品の前提。
・キュウレンジャーの時代から360年くらい過去
・ツルギはこの時点で250歳くらい(本人にも正確な歳は不明)
・宇宙連邦成立前、即ちドン・アルマゲ発生前
・ホウオウソルジャーとして覚醒前




 振り下ろす剣の一撃で次々と敵を葬り、蹴散らして行く。あれほど手こずっていた相手を軽々と倒し、ツルギは言い知れぬ高揚感を覚えていた。
「これが伝説の救世主とやらの力か!素晴らしい!」
 剣と言っても物理的に"斬る"のではなく、剣の先から発生するエネルギーの様なものが、あの防御スーツを超過してダメージを与えているようであった。またツルギの体を覆うスーツも、敵の攻撃を一切通させなかった。 
 包囲網は歪み、崩れ、それでもなお怯むことなく迫り来る。自分達の意思ではなく、全員が誰かの意のままに操られている様な違和感。
 ショーグン、ドン・アルマゲ…………。
 あの人物の意志の元に彼らは動き、戦っているようである。
 ツルギは一騎当千の戦いぶりで敵を倒しているが、無尽蔵に現れる敵に終わりが見えない。大技で一気に片をつけたかった。剣を一旦盾に戻し、柄の部分にあるトリガーを引くと、剣に嵌まっているキュータマが高速で回転して、盾からエネルギーが剣にチャージされる。鳳凰の意思なのか、ツルギに囁く声があり彼に使い方を教えているかのようだった。
「フェニックス・エンド!!!」
 抜き放ち様に横へと薙ぎ払いつつ自らも一回転する。甲高い鳳凰の鳴き声と共にツルギを中心とした斬撃の輪が炎となり広がって、周囲の敵を一掃した。残るは数えるほどの敵を倒して、空を見上げる。そこにはもうドン・アルマゲの姿はなく、いつもと変わらぬ空があるだけだった。


 薄暗い地下空間、白い石造りの柱の多い部屋、壁や柱のあちらこちらに掲げられた蝋燭の灯り、その場所は旧時代に宗教的な意味を持った祭壇の様な場所であった。正面には禍々しい渦とそれを掴む爪をモチーフにした模様が描かれた旗が飾られ、その前にフードを目深に被った人物が立っている。
 ショーグン、ドン・アルマゲ。彼の手が空中を撫でると、そこにソリッドビジョンが現れ、先程のツルギの戦いの様子が映し出される。
『鳳ツルギ、鳳凰の力に目覚めたか』
 彼の前に跪く異様な姿の者達、ドン・アルマゲはソリッドビジョン越しに彼らを一瞥する。首がキリンのように長い者、半身からイソギンチャクの様な触手が生えた者、女性らしき尖った胸とスカートをはいた者、どれも人々の感情に嫌悪とおぞましさを覚えさせる姿だ。
『テッチュウ、ククルーガ、アキャンバー、見よ。アヤツの鳳凰の力と不死の肉体、我は欲しいぞ』
 それぞれ名を呼ばれ、恭しく一礼する。
「お任せください」
「我々が鳳ツルギを」
「必ずや御前に」
 三人はどこからともなく現れた闇の中へと消えていった。


 ツルギの指に収まる赤い石の付いたクラスリング。リングの形をしているがそれは鳳凰の力を宿した物で、まるで以前からそこに存在したかのように馴染み違和感なく受け入れているが、おそらくそれがなければツルギが救世主に変身する事はできないのだろう。不思議な思いでそれを見つめた。もはや理屈や原理はわからないが、そう言う物だと受け入れるしかなかった。
 避難していたヘラクレス座の住人たちは、破壊の限りを尽くされた街を見て落胆した。多くの住民が殺され、住む家も働く場所も無くなり、これからの生活に不安を覚えていた。だがそれでも生きていれば何とかなる、と、前向きに考える者もいたし、ツルギも出来る限りの支援を約束した。ヘラクレス座の首長が、危機を救ってくれた礼と、伝説の救世主の話を聞いてツルギに渡したい物があると面会を求めてきた。大きな体を小さくして、天井に頭をぶつけないよう少し屈んだ姿勢で首長はツルギの前に立つ。
「礼なら一日でも早く復興し、連邦政府に税金を納めてくれればそれでいいぞ」
 ニヤリと笑って冗談混じりにそう嘯くが、首長は神妙な面持ちでツルギに小さな箱を手渡した。
「これは……?」
「キュータマです」
「なんてこった?!」
 慌てて箱を開けてみると、確かにそこにはキュータマが丁寧に布に包まれてしまわれていた。
「我々の星に遥か遠い昔より伝わる物ですが、使い方も、一体どういった物なのかもわからず、ただただ歴代の首長に大切に受け継がれてきたのです。先程の戦いと大統領のお持ちのキュータマの存在を知り、これを持ち使用できるのはおそらく貴方なのだと思いました」
「…………なるほど」
「ドン・アルマゲを倒して、再び宇宙に平和を取り戻してください」
「わかった、約束しよう」
 表情を引き締め、ツルギは真摯に答えた。

 宇宙初の宇宙連邦大統領の次は、伝説の救世主。ツルギの持つ肩書きがまた一つ増えた。





 大統領府に戻ったツルギは、副大統領に政務の全てを任せて、自身はジャークマターに対抗する方に専念することにした。
 宇宙各地で勃発するジャークマターの侵略に対してはツルギ自身が出向き撃滅していった。だがツルギは宇宙に一人しか存在しないし、広大な宇宙を神出鬼没のジャークマターに後手で対応していては時間もかかる。そこで対抗する手段として敵より奪取した武器を研究し改造したものを生産して兵士達に持たせた。そのお陰か徐々に一般兵でもなんとかインダベーを撃退する事ができるようになっていた。
 チキュウにある鳳ツルギ研究所にはキュータマの研究を急がせた。ヘラクレスキュータマの効果は未知数で、使用してもホウオウキュータマのように変身するわけでもなく特に何も起こらなかったのだが、ホウオウキュータマ同様「使うべき時」がくれば自然に使うことができるのだろうと予測し、今は新たな研究対象として預けてある。
 それとは別に、各星系の特殊能力を持つ者達を探しだして集めていた。八十八星座系それぞれの特殊能力を持つ彼らはツルギが直接スカウトしついてきてくれた者達で、いずれはドン・アルマゲに挑む精鋭達となるだろう。その中にはもちろんオライオンの姿もあった。
「ツルギ」
「オライオン!」
 二人は抱き合い肩を叩きあう。
「どうしたんだ急に」
「もちろんドン・アルマゲとの戦いのために来たんだ。なぜ真っ先に俺に声をかけない」
「すまん……」
 ツルギは困ったように頭を掻く。もちろんオライオンには真っ先に声を掛けようとしたのだが、やめた。彼には家庭ができたのだから、その幸せを優先すべきだと考えたのだ。
「いいのか、平和に暮らすのがお前の望みだったんだろう?」
「宇宙その物が脅かされてるのに隠居なぞできたもんじゃないだろうが」
「…………そうだな。来てくれて助かる」
「おう」
 ツルギの差し出した拳に自分の拳を合わせて頷く。オライオンの実力は疑う余地もなく、孤高の戦いを強いられているツルギにとって唯一背中を預けられる存在がオライオンだ。わずかではあるが旧知の親友の存在は、ツルギに安心と余裕をもたらしてくれた。


 事態が一変したのは、オライオンが来てからすぐ、宇宙連邦政府、大統領府、宇宙軍本部、全ての集まる首都惑星にジャークマターが攻め入って来たのだ。その時ツルギは別の惑星への救援に向かっており、完全に不意討ちだった。それまでのインダベーだけではなく、ツヨインダベーも多数混じり、瞬く間に首都機能は壊滅した。
「鳳ツルギはいるかぁ?!」
 ドン・アルマゲの前に跪いていた一人、ククルーガが、逃げ惑う住人を容赦なく斬り殺していく。もちろんツルギがいるであろうと予測して首都惑星に攻め入ってきたのだ。辺りには悲鳴と泣き声とインダベーの無機質な声が響き渡り、人々を絶望へと追いやる。悲しみは、怨嗟は、そのままドン・アルマゲの糧となり彼の力を増大させていた。だから彼らは住人を殺戮し尽くすことはなく、侵略した星々を支配しているのだ。
 ジャークマターの目的は、人々の絶望の他にも惑星エネルギーのプラネジュウムも手に入れる事だった。これまで制圧された星々にモライマーズと呼ばれるプラネジュウムの採掘ホーム兼貯蔵施設になる宇宙船を次々と降下させ、実行支配をしながらプラネジュウムを集めている。もちろん集めるだけが目的ではないだろう。彼らの最終的な目的は不明だが、エネルギーが搾取されているのは確かだった。


 惑星チキュウにもジャークマターが現れた。チキュウは他の惑星に比べてプラネジュウム貯蔵量が非常に多いとされていて、モライマーズを次々と降下させ搾取に取りかかる。そして鳳ツルギ研究所にもインダベーの大群が押し寄せた。指揮を取るのはアキャンバーだ。
「さあ、出てらっしゃい、鳳ツルギ!」
 両サイドにツヨインダベーを従え、手にした杖の先端には鳥の頭を模したメガホンが付いており、声は施設中に響き渡った。研究者達は研究資料をデータ保存してクラウド上に送る操作をして逃げ出し、アンドロイド達も同様に自分達の脳内データを転送保存した。データさえあれば他の場所でも研究を続けられるし、自分達がいなくなってもツルギに情報さえ渡せれば後々他のアンドロイド達に引き継がれて研究は続けられるであろう事を知っているから。ただ一人、アルタイルだけは研究所の最深部へと向かっていた。厳重に、何重ものセキュリティを通り入ったのは真っ白な空間。さほど広くはないその中央の台座に鎮座するのはヘラクレスキュータマ。キュータマは膨大なエネルギー保存装置であり、大切な研究資料でもある。ジャークマターの手に渡れば今より更にプラネジュウムは搾取されていくであろう。何よりこれはヘラクレス座の首長に託された希望でもある。アルタイルはそれを自分の体の秘密の場所に格納し部屋を出る。しかし出た所にインダベー達が押し寄せて来た。ここに来た目的は彼らも同じであったのだろう。対インダベー用の銃をアルタイルは撃った。従来の鉛ではなく圧縮したエネルギー弾を撃ち出すそれは、インダベーのスーツに着弾すると小さな爆発を起こして敵を倒して行く。空いた隙間を縫うようにして廊下を走り研究所の外へと出た。
「まーだ生き残りがいたわね」
 研究所の周りは完全に包囲され、逃げ出した筈の研究員達の幾人かの死体が転がっていた。アキャンバーがケラケラと笑いながら杖を振りかざす。ツヨインダベー二体が進み出て、アルタイルに向かってくる。銃を向けるが、ツヨインダベーは簡単にエネルギー弾を弾き飛ばしてしまう。振りかざしたバズーコンがアルタイルに激しくぶつかりその場に崩れ落ちる。繰り返し打撃が加えられ、壊れた体の中ではショートした回線から火花が散る。
 何度も。
 何度も…………。
 動かなくなったアルタイルから興味が失せたのか、彼らはアキャンバーの元へと戻っていく。


 事態を知り、大急ぎで首都惑星に戻るツルギの元に一本の通信が入る。文字のみの暗号通信で、差出人は不明だがチキュウの回線を利用しているようだった。

『巨人の魂は牛飼いと共に』

 内容はそれだけだった。意味を考える間もなく通信兵の悲鳴の様な声が飛び込んできた。
「惑星チキュウにもジャークマターが現れたとの報告!」
「なに、研究所はどうなった?!」
 オライオンの声にツルギは画面から顔を上げた。
「わかりません、その後応答が無いので状況は不明です」
 鳳ツルギ研究所は、現存する場所ではツルギが最も長く過ごした場所であり、アンドロイド達は彼と最も長く過ごしてきた仲間である。家庭を持たないツルギにとって、研究所が家であり家族でもあった。
「どうするツルギ、チキュウに向かうか?」
「いや、このまま首都惑星に向かえ」
 だがいくらツルギにとって大切でも、一研究施設と宇宙連邦政府の主要施設とではその重要性は比較しようもない。ツルギの冷徹な政治家の部分が、そう判断した。また一つ、ツルギの生きた証が消えていく。どんなに肩書きが増えても、どんなに伝説的偉業を成し遂げても、それを記憶する人々は死んでいくし、こうして建物も無くなっていく。生まれ育った家などはすでに無くなっていた。
 そしてこのままだと成し遂げた偉業、宇宙連邦の存続すら危うくなっていた。

 壊滅した首都惑星、政府としての役割はすでに機能しなくなっていた。大勢の人々が殺され、或いは捕虜として捕まり、或いは絶望の中震えながら隠れ、宇宙は再び混沌へと墜ちていった。
 瓦礫と化した宇宙連邦政府の前でポケットに両手を突っ込み仁王立ちで、ツルギは眉間にシワを深く刻み睨むようにそれを眺めていた。
「酷いもんだな……」
 手近な瓦礫を動かしてみると、その下からは見覚えのある旗が見えた。宇宙連邦政府の旗が、瓦礫の下に埋もれている。大統領府前の広場には多くの旗が翻っていたはずだ。
「オライオン、一刻も早く八十八星座系の特殊能力を持つ者達を探しに行くぞ」
「ああ、そうしよう。俺も心当たりのあるヤツを探してみよう」
「そうしてくれ。ドン・アルマゲ、アイツを倒さなくては宇宙は恐怖と悲しみに沈む」
 あの日空に映ったフード姿の人物を思い浮かべ、決意を強くする。
 即ち、ドン・アルマゲを倒さなくては平和を取り戻すことはできないのだと。


 チキュウはジャークマターの支配下となり、鳳ツルギ研究所も壊滅したと報告があり一瞬だけツルギの表情が曇ったように見えたが、それもジャークマターの侵略に対しての物だと思われていた。無事に逃げられた一部の研究員やアンドロイド達は、様々なルートを使いジャークマターの目を掻い潜ってツルギの元に集まってきていた。彼らからその時の様子を聞き、アルタイルの姿が見えないのと彼の研究データが殆ど存在しない事に気が付いた。ツルギが最初に作ったプロトタイプの一人であり、長年の友でもあり、優秀な科学者でもあった彼のデータがないのはおかしかった。もし殺されてしまったのだとしても、彼の事だから真っ先にデータを保存してツルギに残してくれたはずなのに。それがないのは、彼がそうできなかった状況にあったためか。
 ふと、あの通信文がツルギの脳を過る。
「牛飼い………彦星、………即ち、アルタイル!」
 巨人の魂とは、おそらく研究所に預けてあったヘラクレスキュータマの事を指している。
「研究所にアルタイルの遺体なり残骸なり残っていなかったか?!」
「いえ、……我々が脱出する時は………」
「チキュウに行ってくる、お前達は安全な星に逃げろ」
「大統領、チキュウはすでにジャークマターの支配下に……」
「俺様一人なら大丈夫だ。それに、もう宇宙連邦は機能していない、大統領はよせ」
 自嘲気味な笑顔を向けて深緋色のコートを翻し、ツルギは艦を飛び出していった。

 闇夜に包まれた空間、見渡す限り岩と砂ばかりの荒野、ジャークマターに支配された星の一つ。ドン・アルマゲの前に跪くのはテッチュウの姿。
「宇宙の半分はすでに我々の支配下に。モライマーズを順次送り込みプラネジュウムの回収に務めております」
『アントン博士に連絡し、プラネジュウム貯蔵に適した星を選定させよ』
「かしこまりました」
『それと、鳳ツルギはどうなった』
「現在チキュウに向かった様ですのでアキャンバーが……」
 大きく頷き片手を振ると、ドン・アルマゲの前からテッチュウの姿がかき消えた。どうやら実体を持たないソリッドビジョンのみだったようだ。


 研究所の建物自体は残っていたが、破壊の限りを尽くされその機能はまるで使い物にならなかった。研究所の前にわだかまる幾つかの塊。放置された研究員の死体は腐敗が始まり辺りには死臭が漂っていた。戦場では毎日の様に嗅いでいたため鼻を覆うでもなく平然と歩き、あるがらくたの前に立ち止まる。ただの鉄屑の塊にも見えるそれは、元は人の形をしていた物だった。
「ここにいたのか……」
 片膝を着き、その塊に触れる。無数の打撃痕と回路がショートした際の火花で焼け焦げた表面。ざらつくそれを愛おしそうに撫で、目を細める。彼の胸の辺りのある箇所を押すと、小さな蓋が開き中にはヘラクレスキュータマが収まっていた。潰れる事もなく無傷のそれを手にした所で、背後に気配を感じゆっくりと立ち上がり、振り返ることなく話しかけた。
「お前がこれをやったのか……」
「そうよ、弱いくせに逆らうからお仕置きしてあげたの」
 アキャンバーの両隣にいたツヨインダベーと、その他大勢のインダベーがツルギに向かって走り寄り斬りつけ、或いは銃を向けた。
「来い、鳳凰よ」
 鳳凰の鳴き声が響き、ツルギの手にシールドとブレードが現れる。斬りかかるサーベルを盾で弾き救世主のスーツに身を包むと、振り返り様にブレードを抜き放ちインダベーを斬り捨てた。
「今、俺様は虫の居所が悪い。手加減はできんぞ」
 ブレードの切っ先をアキャンバーに向けてそう言い放った。





 その後、何度もフクショーグン達とは
相見える事となり、激戦を繰り広げていく。
 そしてツルギは宇宙中を巡り、数年かけてドン・アルマゲとの決戦のため、八十八星座の能力を持つ仲間を集めていくのだった 。






Episode of 鳳ツルギ
     epilogue そして伝説へ……






















 カラス座系、惑星ベローナ。ジャークマター政治犯収容所。

 夜に一人、石の上に座り星空を眺めてため息をこぼすのは、カラス座星人の姿。全身を覆う黒羽、理知的で可愛らしさのある大きな瞳、尖った嘴、二足歩行には適していないずんぐりとした体型、全てがカラス座星人の特徴だった。彼はもう一度ため息をこぼしながら手元の紙を見つめた。ここに閉じ込められてから何ヵ月たっただろうか。囚われた皆で脱出するための作戦を立ててみたものの、失敗した時のことを考えるとなかなか実行に移せないでいる。そもそも彼がここに収監されたのも、このカラス座星系をジャークマターの手より解放しようとして暴動を起こした事で捕まった。作戦を立てても訓練された軍人でもない一般市民は理解もできないしその通りに動くこともできないので、作戦など無意味だった。実行できない作戦など机上の空論にしかなりえない。暴動の失敗によりすっかり自信を無くしてしまった彼は、こうして星を眺めてため息をこぼすより他に無かったのである。
「なんだ、こんなところで一人でいると危ないぞ?」
 不意にかけられた言葉にビックリして、彼は手にしていた紙を落とし、文字通り飛び上がって振り返る。声をかけた人物はヒューマンタイプの男で、自分と同じ薄汚れた囚人服姿なのを見ると囚われた者なのであろう。しかし男の顔は今まで見たことがなかった。顔に盛大な泥汚れをつけているが、その表情は優しげで敵意は無いとわかるので警戒を解く。男が紙を拾い上げて中を見ると、一瞬こちらを見てから食い入るようにその内容を読み耽った。
「…………すごい、これは伝説級の脱出計画じゃないか!」
 そのオーバーな物言いにこちらが気恥ずかしくなってしまう。
「そんなことないよ。実行できなきゃ作戦なんてただの妄想だ」
「この作戦、実行してみないのか?」
「そもそも僕らには戦う術がないんだから無理だよ」
 男はそれまでと違って不敵に笑って見せた。
「なら、俺様が実行してやる」
「…………キミが?」
 男は笑いながら聞いてきた。
「お前、名前は?」
「…………クエルボ」
「そうかクエルボ、俺様に任せろ。必ず全員脱出させてやる」
 そうして差し出された手を、クエルボは恐る恐る取った。

 英雄になりたかった訳じゃない。ただ自分は何かになりたくてもがいてみたものの、やっぱり何者にもなれなくて。諦めて。
 そんな時目の前に現れた光はとても眩しくて、憧れて、自分も共に光になりたかった。なのに光の前では自分は弱くてとてもちっぽけで……、だから、一緒にいると光になれない自分を思い知っただけだった。

 憧れた光が強すぎて、自分の影がとても暗く濃くなっていく。


 ボクは、何者かになりたかった――――。









to be continue
      宇宙戦隊キュウレンジャー










 
 あとがき


長らくお付き合いありがとうございます!かなりはしょりましたが(笑)、これにて完結です。「始まりの終わり」です。
自分なりに考えていたツルギの過去の部分を形にできて、とりあえずは満足でございます。細かく書くと統一戦争だけで10章くらい使いそうだったので、途中でぶったぎりましたが。たぶん、ツルギの合理主義はあの辺りで形成されていってると思いますし、少しづつ出てきてると思いますし、書き足りないと言えば書き足りないんですけど、きりがないので(笑)。暇なときに気が向いたら書き足しとかしてるかも知れませんが(笑)


タイトルは、ほんと、これ使いたかったので許してください(笑)。DQ3の例の曲が脳内で流れてしまった方は僕と握手!でも過去の話は伝説にしたかったので、このタイトルはほんと、ぴったり来ると思うんです。


そして、それまでは最後にタイトルを持ってくる手法だったのに、タイトル後にクエルボの出会いをいれるのも最初に考えていた形なので、がんばってスクロールしてください(笑)。構成で演出したがるの悪い癖です。


よかったら感想などお待ちしております。感想以外の、この人何者?的な質問や、くだらないネタとかもお気軽に送ってください~(笑)。答えられる範囲のものでしたらお答えしますし、ネタにはツッコミで返しますよ?


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Episode of 鳳ツルギ chapter5 羽ばたく鳳凰

2018-10-16 13:23:31 | 作品
※宇宙戦隊キュウレンジャーのファンフィクションです。
個人的妄想と捏造で構成されております。
公式関係各所とは全くの無関係です。
でも、もし、万が一、公式がこんな作品作ってくれたら狂喜乱舞します。Vシネでよろしく勇気。
「俺ガン」ならぬ「俺ツルギ」です。

この作品の前提。
・キュウレンジャーの時代から360年くらい過去
・ツルギはこの時点で250歳くらい(本人にも正確な歳は不明)
・宇宙連邦成立前、即ちドン・アルマゲ発生前
・ホウオウソルジャーとして覚醒前





 ――――鳳ツルギと言う男ほど自己犠牲の精神の顕著な者はいなかっただろう。それは一重に彼が生きてきた気の遠くなるほど長い時の中で形成された精神構造の弊害とも言えた。


 一人称は俺様、劇場型演説、大言壮語を吐くペテン師のような言動、彼をよく知らないものは偉ぶった大仰な人物だと思っただろう。実際は言動とは違いかなり気さくな人物ではあるのだが、超現実主義でマキャベリズムを地で行くような一面もあり、ある種冷酷さを伴う判断も平気で下していた。政治家としての彼しか知らない者達には冷酷で冷たい男と思われている。その代わり政治としては地に足の着いた政策を行っていたので、批判的意見はあるものの概ね安定したものであった。
 一方で眉目秀麗、高身長スタイル抜群、天才的頭脳、クリーンイメージ、結婚すれば大統領夫人、現在独身となれば彼に恋い焦がれる女性は宇宙中に数多存在し、女性誌では毎号特集が組まれるほどの人気にもかかわらずプライベートは謎に包まれ、世の妙齢の女性達をヤキモキさせていた。もっとも、戦争後に彼を知った者が殆どのため、世間的に不老不死はまだ半信半疑と言った所だった。そしてプライベートは謎に包まれているのではなく、存在しないのである。風呂とトレーニングと睡眠以外の時間はほぼ大統領としての職務に精励しており、休日らしい休日も就任後は殆ど取っていなかった。いわゆる仕事が趣味と言うワーキングホリックの典型で、そんな彼をサポートするため休めと言っても仕事を抱えた生真面目な秘書や補佐官が次々とオーバーワークで病院送りになったので、さすがにツルギも対策を考えなくてはならなくなり、チキュウから彼の設計した秘書型アンドロイドを十数体派遣させた。おかげで大統領府では昼夜問わず業務が行われ、常人では考えられないスピードで宇宙は革新していった。もちろん全ての人、全ての星が満足しているわけではない。万能の政治などあり得ないし、人々はそれなりに不満を抱えつつも妥協し、それなりに満足しているのだった。






 宇宙連邦が成立して五年、宇宙は平和で徐々に戦争から立ち直り、それぞれの星系ではそれぞれの文化や特性が色濃く保全されていった。共通語の第一世代とも言える大学生達が卒業し、社会へと出てくると少しずつではあるが星系間の交流も現れてきていた。オライオンも獅子座系の女性と結婚して先日待望の子供が産まれ、故郷のオリオン座で両親と共に穏やかな日々を送り、たまに長距離通信でツルギと会話する内容も幸せそうであった。

 
 その日は、連邦議会において資源取引の規制見直しについて議論される予定だった。近年、惑星そのものから採取できる『プラネジュウム理論』が確立され(論文を書いたのは鳳ツルギ研究所のアンドロイドである)、それまでのエネルギーとは別の新たな分野の取引となるため、規制やルール作りが求められていたからだ。ツルギももちろんその論文には目を通したし、もともとはツルギのキュータマ研究の派生から来るものであったので、肌身離さず持っているキュータマをじっと見つめていた。
「大統領、どうされましたか?お気分でも悪いのですか」
「ああ、いや、体調は万全だ」
「それがキュータマですね、初めて拝見しました」
 "美人秘書"のアンドロイドにキュータマを掲げて見せると、ツルギはにこりと笑った。あまりに無邪気な笑顔に秘書は珍しい、と思った。彼女(?)の知る限り鳳ツルギは眉間にシワを刻んで難しい顔をしているか、はたまた自分の政策に自信を漲らせた不適な笑顔か、表情の消えた疲れた顔であったためだ。
「見ろ、このキュータマの中にはものすごい質量のプラネジュウムが蓄積されている。この小さな球体の中に、だぞ。現状プラネジュウムを採取するには巨大な採掘プラットホームが必要だし、蓄積する容器も特殊で大きい。前時代の化石燃料よりも輸送効率は悪い」
「はい」
「だがこのキュータマの研究が進めば、こんなに小さく大量にプラネジュウムを持ち運べてしまうんだ。例えば宇宙船のストックエネルギーがこのサイズになったとしたらその他の荷物や人を乗せることができるし、現地の地上での運搬のためのトラックも要らなくなる。誰が作った物なのかわからんが、キュータマには我々のエネルギー未来が詰まっているんだ」
 目をキラキラと輝かせ、新しいおもちゃを見つけた少年のように楽しそうに
そこまで一気に捲し立てた。数多くの肩書きの中でも科学者としての鳳ツルギは、少年のような無邪気な好奇心で突き動かされているのだとわかる。
「さすがに予算を今から割くのは難しい、俺様の給料なんか必要ないから全部キュータマとプラネジュウムの研究資金に突っ込んでやれ」
「それはちょっとできかねます。大統領としての体裁を最低限保つためにも、給料はお受け取りください」
「なんてこった、じゃあ後から寄付でもなんでもいいから金を入れて設備も人も増やせ。こいつは絶対伝説級の研究になるぞ」
 こんなに興奮して訳のわからない要求をしてくるツルギは初めてだったので、彼女は大層戸惑った。社会福祉のために大統領がポケットマネーから寄付をする事はこれまでも何度もあったのでその点については問題なかったが、問題なのは寄付先で、鳳ツルギ研究所はツルギの持株会社でもある。給料はもらってもいないし、現在は殆ど研究にも携わっていないので単なる名誉職ではあるのだが、寄付をしても結局の所ツルギのポケットに戻ってくると思われるわけで、税金対策の偽のダミーの寄付と思われかねない点である。その誤解を招かぬように資金を動かすにはどうしたら良いのか、彼女は長らく考えなければならなかった。


 プラネジュウムについては未知の部分もまだ多く、取りすぎてしまうと枯渇してしまうようなものなのか、そもそも絶対量がわからないのでどこまでが採掘のボーダーラインになるのか、議会の討論はなかなか進まなかった。ただ予め規制を設けておかなければ、大国が小国から搾り取れるだけ取ってしまって枯渇させたり、果ては惑星そのものが死滅したりしては問題だからである。ツルギは議会の討論をじっと聞きながら、当面の妥協点を探していた。
 その時、ツルギの補佐官(補佐官は人間で厳しく勤怠管理されている)が、蒼白な顔で現れてツルギに小型端末を見せる。ツルギも驚きの表情で、そして立ち上がり議会進行を止めさせる。
「緊急事態だ、皆これを見ろ」
 小型端末を操作し、議会のソリッドビジョンに端末と同じ映像を映し出す。そこには、テレビのニュースキャスターが蒼白な顔で事態を告げている。
『…………ヘラクレス座星系コルネフォロスにおいて、謎の生命体による襲撃があり多大な被害が出ている模様です。死傷者の数は現在わかっておりませんが、相当数出ているようです。この件についてヘラクレス座の首長は政府に対して早急な対応を求めて……………』
 キャスターの後ろでは、ヘラクレス座の住人たちが謎の生命体と交戦している様子が映し出されていた。映像を止め、ツルギはヘラクレス座の議員を呼ぶ。
「まだこちらには正式な応援要請は届いていないが事態は一刻を争う様子。すぐに仮でも良いので要求書を出せ、その間にこちらは宇宙連邦軍の出動態勢を整える」
 それだけ告げてツルギは議会場から出ていった。自治を認めているため、相手側からの要請がない限り勝手に軍事力の介入をすると侵略行為とみなされる。たとえ連邦側にそのつもりがないとしても、前例を作ってしまえば将来への禍根となるからだ。だから形式を整えなければならないのは迂遠に思えるが、大事な事でもあった。
 進行役の議長は議会の休廷を告げ、各星系議員達も慌てて情報収集のために自分達の星に連絡を取るべく出ていった。


 ヘラクレス座星系に向かう艦の中で、次々と寄せられてくる報告に一同は
不安を募らせていた。ツルギはあの深緋色のコートを着て、自ら艦隊を率いて出撃した。
「現在わかっていることは、ヒューマンタイプの形状、生命体ではあるが死ぬと死体が消えて無くなる、通常兵器はあまり効果がない、だがヘラクレス星人の膂力で辛うじて進行を食い止めている、鳴き声のようなものを発しているが言語はない、知能程度は一般的な人類と同程度水準と思われる、以上です」
「映像を見る限り、銃火器は余程威力のあるものでないとダメージを負いません、爆破やヘラクレス星人の馬鹿力で殴り飛ばせばある程度は倒せる様です」
「銃が効かないのは厄介だな」
「一般兵の装備はほぼ銃ですからね」
「死体が無くなると言うのは?」
「文字通りその場で消えて無くなるのです。消滅する、とでも言った方が良いでしょうか。そのため解剖に回すこともできず敵の生態などは一切不明です」
「…………揚陸艦での砲撃なら倒せるか?」
「恐らくはそれくらいの威力があれば可能かと。ただ住民の避難が終わらないことには……」
「急がせろ、次のワープでヘラクレス星系に到達する」
「了解しました」
 ツルギは送られてきた敵の映像を何度も見返しては、どう対抗するかを考えてみるが、通常兵器が効かないとなれば打つ手は少ない。ツルギの表情が険しくなる、想像以上の事態に宇宙は陥っていた。
 人々が多大な犠牲を払いやっと掴んだ平和は、脆くも崩れ去ろうとしていた。


 ワープアウトしたその先で、謎の宇宙艦隊が待ち受けていた。敵は宇宙での戦力をも持ち合わせていたのかと、ツルギは驚きながらもすぐさま反撃の体勢を取る。幸い戦艦の性能的には艦砲もミサイルも問題なく通用するようで、宇宙での艦隊戦に関しては互角に渡り合えた。
「住民の避難完了とのヘラクレス政府の報告です!」
「よし、降下舞台は艦隊戦から切り離せ、俺様が直接指揮をする」
 宇宙での戦闘は同行していた宇宙艦隊司令長官に任せ、ツルギは揚陸艦に移乗して自ら降下隊を率いて惑星コルネフォロスへと向かった。
 さすがに戦艦からの攻撃であれば謎の生命体と言えども倒せているが、その数はまさしく無尽蔵。どこからか涌き出ているのではと思うほどの数で、やがては戦艦への対空攻撃まで仕掛けてきた。もちろん遠距離の地上からの迫撃程度ではびくともしない。
 突然、艦内にアラート音が鳴り響く。
「高エネルギー体、接近!」
 索敵兵の悲鳴のような声と同時に艦が強い衝撃を受けて激しく揺れ、ツルギはバランスを崩してよろめいた。何事かと問う前に何処かから爆発音と衝撃、瞬く間に操縦不能に陥った艦は重力に引かれ地上へと傾く。操縦席から急激な高度低下による警告音が鳴るが、操縦席にいたはずの兵は爆発で吹き飛んで息絶えていた。体勢を崩しながらも操縦席に飛び付き、言う事をきかない操縦棹を目一杯引いて艦を立て直そうと試みた。殆ど地上へ激突するかのように不時着し、艦の大部分は大破、生き残った者達は急ぎ艦を離れる、機関部に引火すれば大爆発を起こすからだ。痛む体を引きずって走りながらツルギは上空を仰ぎ見る。他の揚陸艦の周りを黒い靄のようなものが取り囲み、火花のように赤い稲妻が無数に艦の表面を走っていた。
「なんてこった………」
 自然現象ではない、明らかに意思を持った黒い靄は次々と他の艦を墜落させていった。
 そしてツルギと脱出できた数十名は、地上であの謎の生命体に徐々に取り囲まれつつあった。不気味なマスクのような顔からは、意志や感情の類いは見受けられず、命令されて動く人形かアンドロイドのようであった。見慣れない剣を持ち、見慣れない銃を持つ彼らは一体何者なのか。先頭の一体に愛用の剣で斬りつけてみるが、ゴムのような弾力性の強い着衣に阻まれ斬るのはおろかダメージすら与えられない。
 なるほど、鉛の弾も剣も効かない、衝撃を吸収する特殊な素材なのか。スーツの耐性以上の爆発やヘラクレス星人達のバカ力で殴り付けてスーツの中身にダメージを与えればさすがに無傷では済まないらしいな。
 ツルギの科学者の部分が冷静に敵を分析し、その対抗手段を考えている。だが事態は思わぬ方向へと進む。

『全宇宙に告げる。我はショーグンドン・アルマゲ。今日この日より貴様らは、宇宙幕府ジャークマターの支配下となる』

 上空に写し出されるのは巨大なフードを被った人物の姿。惑星コルネフォロスだけではない、全宇宙、全惑星のあらゆる場所にその姿は現れた。晴れた空、水の中、宇宙空間、街の巨大モニター、各家庭のテレビ放送に至るまで、全ての知的生命体の前にその姿を現し、その言葉は全ての者に届いた。
「………ショーグン、ドン・アルマゲ………だと………?」
 ツルギの表情が険しくなる。今まで聞いたことも無かったが、不穏な気配は察知できる。
 
『貴様らに未来はない。絶望せよ、泣き叫べ、貴様らの悲しみが我の力となる』

 空中のドン・アルマゲが手を翳すとそこから無数の赤い稲妻が発せられ、ツルギの周りに次々と着弾する。爆発に煽られ敵も味方も吹っ飛び、ツルギ自身も大きく飛ばされ転がった。
「くっ………艦をやったのもアイツの力か……?!」
 よろめきながら立ち上がり、砂が混じった血を吐き出すと口元を手の甲で拭った。ツルギの周りは仲間の死体と、消えてゆく敵の姿。稲妻の威力もだが、味方をも巻き添えにして攻撃してくる冷酷さにツルギは薄ら寒さを感じた。人間ではない、何か別の存在にも思える何か。不敵を絵に書いたようなツルギだったが、未知の相手、強大なその力の前に立ち竦む。そんな相手に対抗する手段を、ツルギは持ち合わせてはいなかったからだ。
「あんな相手にどう戦えばいい。いくら俺様が不死身でも、抗する手段がなくてはまるで無力だ……」
 これまで彼が諦めたのは長い人生の中でもたった一度、鳳凰座で宇宙船の事故で自らの命が尽きた時。あの時は朦朧とした意識で暗い暗い虚空を見つめていたら、目の前に光が見えて思わず掴んでいた。それが宇宙空間を漂っていたホウオウキュータマで、それよりツルギは永遠の命を手に入れた。
 今、鳳ツルギは人生で二度目の諦めを覚えていた。


 ――――宇宙が心無き者の手に落ち、人々が涙する時、キュータマに選ばれし究極の救世主が現れる――――


 ツルギのカーゴパンツのポケットから光と共に膨大なエネルギーが溢れ出、ツルギ自身も訳がわからずそれを取り出す。ホウオウキュータマが強烈な光を放ち、渦巻くエネルギー流がツルギを取り巻き上昇気流を巻き起こした。深緋色のコートの裾が広がり、鳥の尾羽のようにたなびく。
「キュータマが………?!」
 眩しさに目を細めキュータマを凝視する。以前薄く浮き上がっていた模様が今ははっきりと表れ、何かを形作っているようでもっとよく見ようとその表面に指を滑らせた。

 カチリ。

 スライドした表面が重なり合い、羽を広げた鳳凰の姿が表れた。どこからともなく甲高い鳥の鳴き声が聞こえ、エネルギー流に炎が混ざって彼の左手に集まったかと思うと、凧型の盾がその手に握られていた。シルバーを基調にゴールドの飾りクロウ、炎をデザインした模様に、ガンメタルのメカ部分。同じくシルバーにガンメタルがあしらわれた剣が刺さり、中央に小さな窪みがあるのが見受けられる。
「これは………ホウオウキュータマの力か?」
 誰にともなく呟いたのは無意識だった。そしてツルギには次に何をすべきか"わかって"いた。剣の中央の窪みにキュータマをセットし、柄に手をかける。盾から剣を抜き放つと、ツルギの全身を炎が覆い尽くす。それは決して物理的な炎ではなく、エネルギーの表れであり、炎が去った後には宇宙を映し込んだかのような模様の体にフィットした全身スーツを纏い、胸元には大きな星形のデザインと心臓部には球体のコア、そこにはキュータマと同じ鳳凰模様が刻まれていた。ヘルメット状の頭部はキュータマがそのまま大きくなったかのようで、顔に当たる正面には羽を広げたホウオウの姿もあった。



 ツルギは、鳳凰の翼を手に入れた。




Episode of 鳳ツルギ
      chapter 6 羽ばたく鳳凰


 





あとがき

あー、、、すいません一話で終わらなかったです(笑)。もう一話あります。
イメージ的にはラストの変身シーンはセーラームーンかプリキュアです(笑)。裸になってるかは描いてませんけど、スーツの下ってどうなってるんでしょうねぇ?物理的にあのコートとかどこ行っちゃったのかな?って考えると、セーラームーンの変身しかないと思いました(笑)。不思議な力に導かれ何度も巡りあっちゃう伝説です。
そして、次こそホントに終わりでございます。タイトルがちょっと考えてるのだと別のアレコレになつちゃいそうで(笑)まだ思い悩んでますが、お楽しみに!
感想やはげましのお便り待ってます!


どうでもいい補足。
星座にはあまり詳しくないのでウィキでヘラクレス座の実在の恒星を調べましたが恒星なのでもちろん人が住めるはずもなく、本来なら惑星の名前を書かなければならないのですが、惑星なんてほぼ地球からは見えないので載っているはずもなく、かといって捏造するのも面倒………ゲフンゴフン、なので、その回りに惑星がある前提で恒星の名前を惑星として出してます。その点については突っ込み不要です(笑)。
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みっひーstyle!!

2018-10-12 17:19:22 | 日記
ゲートタワーに期間限定でオープンしてるキディランドミッフィーstyleに行ってきたよ☆
めちゃくちゃかわいくてどれもこれも欲しくなって困る!!!




カレー皿風の漆器は食洗機電子レンジOKのもの。
スプーンがステンレスだと傷がつくそうなので、樹脂製のスプーンも一緒に。
ポチ袋はなんと500円玉用の小さいのとセット(笑)
あとはおてまみのためのレターセット。

今だと情報雑誌とショッパーがもらえるよ☆

期間限定と言わずずっとオープンしてて欲しいなぁ。何せいっぺんに買えるお金がないもの。
ワンダーシティは遠いしその他は行くのも難しいし。
赤ちゃんの用品だけじゃなく、お年寄りが使う杖まであるので、生まれてから死ぬまでミッフィーグッズをつかえるのって嬉しいかもね。




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