だいぶ更新が滞ってしまいました汗。シルバーノ・ラッタンジのウィングチップ・フルブローグです。
私が以前から親しくさせていただいているIさんという紳士から、破格のお値段で譲っていただいたもので、なんと!今から17年前の信濃屋別注のラッタンジです!感激!
手書きで『SHINANOYA』と書いてあります。かすれた文字が歳月を感じさせてくれます。
フルブローグの靴ってパッと見な~んかいかっちくてちょっと敬遠気味だったんですが、見ると履くとでは大違い!装いをとても軽やかにしてくれるのです。
横顔です。色はやや明るめの中茶で、日差しもだいぶ明るくなってきたこの時期にぴったりですね。硬めのダブルソールが奏でる足音が大変心地好いです。
この曲線が堪りません。
ウィングチップとレース部分の間隔は狭く、古き良きアメリカ靴の雰囲気です。
外鳩目にしてあります。Iさんがご自身でやられたとのこと!Iさんのこと、Iさんとの出会いについてはお話しすることやご紹介することがたっくさんあるので、また日を改めてアップしたいと思います。
とてもクラッシックな靴です。大切に履いてもっと長生きさせてあげたいと思います。この靴を頂いた時はかなりテンションが上がってしまい、ちゃんとお礼も言えたかどうか怪しいくらいでした汗。そして何より嬉しかったのはIさんに『大切に履いてくれる人に譲りたいと思って』と言われたことでした。Iさん有難うございました。
信濃屋さんのHPです→http://www.y-shinanoya.co.jp/top.html
六穴の鳩目が外鳩目なのが味わいを醸し出してますね。おそらく、本人が一人で作っている頃のもので、作りも良く、金額的にも無理の無い頃の逸品なのだと思います。うらやましいなぁ。デザインも正に白井さんのものですね。
良い物を見せていただきました!!
ではまた。
この靴は、ラッタンジ氏が信濃屋とのコラボレートを始めてから4年目のもので、トゥーシェイプや踵の収まり、全体のバランスがようやく完成してきて、価格も10万円前後と適正な頃のものだそうです。信濃屋のエッセンスが詰め込まれているって感じですよね。
私もでれくさんのフィリップⅡが羨ましくて、先日丸の内のジョンロブを訪ねたりしました。でれくさんがブログで仰っていたとおりの革の美しさに購入を真剣に考えてしまいましたが、前述のIさん始め服飾好きの諸先輩方に猛反対され(笑)現在保留中です。ラッタンジもそうですけど近年の価格高騰って・・・どうなんでしょうね(苦笑)。
ではまた。