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一昨日信濃屋さんから、注文していた今期の信濃屋オリジナルシューズが出来上がってきたとお電話があり、昨日久しぶりに横浜に行ってきました。
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モデル名は“Douglas MacArthur”ブラウンカーフでUチップのバルモラル。今期あがった4型の中で特に白井さんお薦めの型で、やはり白井さんご自身も購入されたとか。一昨日はお客様に臨時靴磨き教室を開きつつ早速この靴を例の業で磨いていたそうで、私も先ほどのお電話でお誘い頂いたのですが、残念ながら仕事がまだ終わっていなかったので止む無く断念涙。なんだかとっても良く光る革だそうで、磨き甲斐のある革だな~とご満悦だったそうです笑。因みに色味は赤みを抑えた渋い“スリークォーター茶”といったところです。
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よくエドワードグリーンのドーヴァーのような型を“Uチップ”と言う人がいますがあの型はUチップではありません。ドーヴァーのような型は正式には“オーバーレイプラグ”と言い、こちらが本当の“Uチップ”です!!(一度言ってみたかったこのセリフ笑)ミッドセンチュリーのアメリカ靴によく見られた型を復刻させた靴だそうです。
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正直に言うと、最初サンプルを見せて頂いた時は『白井さんイチ押し!』とお薦めいただきつつも、最近はラッタンジやスウェードのフルブローグなどの印象華やかな靴に目が慣れてきていたせいか、パーフォレーションが無く比較的ツルッとした表情に『なんか地味~汗』とあまり良い印象がなかったというのが本音でした。
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でも2度目に見た時、もう一度よく巨細に眺めてその考えが変りました。やはり最大のチャームポイントは、アッパーの各パーツ(これらそれぞれの名称は何というのかわかりませんが)をなんと大胆にも4重に施されたステッチが縁取りそれぞれが調和しつつ優美な曲線を描いているという大向こうを唸らせるデザイン。その後翻意して購入を決めたポイントがココでした!恐らくどこに行ってもおいそれと見られるモノではないのでは、と思われる希少性がありながらもオーソドックスな全体の印象は着こなしの幅が広そうなこともポイントでした。白井さんの哲学が反映された繊細且つ大胆にして普遍的でありながら特別な存在感を放つ靴ではないでしょうか(大袈裟ですが)。
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他にも、万能のラウンドトゥ、6穴鳩目、コバの張り出した無骨なダブルソール、360度のウェルトステッチの色は私が予ねて憧れていた初の“白”、と信濃屋流てんこ盛りな靴なんですが、白井さん・・・先の靴磨きのときにこのステッチを敢えて黒く塗っちゃったそうです汗。“直感!”・・・だそうです汗。
さてさて、では私もKIWIでがっつり磨くかな笑。