昨日の夕食後、娘がテーブルの向かい側で何やら朗読を始めた。
聞くともなしに聞いていると、心の草取りがどうのこうの・・・とか耳に入った。
読み終えてから聞いた。
私「心の草取りって言った?」
娘「うん」
私「そうかあ心の草取りねぇ。いつも草取りするときに、
『抜いても抜いても草の執着を抜く』って山頭火の句を思い出すんだけど、
山頭火の言う草も、己のどうしようもない煩悩だよねー」
と、話題は山頭火の自由過ぎる句についてとなった。
私「あれって俳句って言っていいのかねぇ、プレバトの夏井いつき先生だったら
どんな評価をするんだろうねえ?」
娘「うん、ムチャクチャ変テコな句もあるよねえ、ちんぽこもナントカって・・・!?」
私「そうそう、『ちんぽこもおそそも揺れてあふれる湯』だっけ??
湯田温泉で詠んだとかいう・・・。」
(後で調べたら『ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯』だった。すまぬ
湯田温泉にはこの句碑もあるそうだから、変テコなんていっちゃいけない)
私「後援者がいたから放浪できたんだよね。お金の無心も度々してるし・・・」
娘「山頭火の本買ってこようかな?」
私「あ、読むならあるよ」
古い本を引っ張り出してきた。
私「何度も読んだけどね、もう忘れたあ」
娘「読んでも読んでも忘れる本」
私「なんじゃ」
娘「『分け入っても分け入っても青い山』ってあるじゃん。アレよ。」
私「あはは。誰の作じゃ」
娘「『さんとうか』じゃなくて『なんというか』」
アホやん
まあ何というか、私らの頭はこの程度。