彼岸を迎えた19日に6年生による市内散策が行われました。僅かひとクラス12人の小規模校でが、6年間共に過ごした仲間との最後の行事となりました。
本来であれば最高学年として、運動会、文化祭など様々な学校行事の中でその中心的役割を果たし、たくさんの思い出となったはずでが、新型コロナの感染拡大のため、ほとんどの行事は中止となってしまいました。特に修学旅行については、見聞を広げる機会でしたが、行くことが叶いませんでした。
そこで代替え案として、担任の先生とクラスの子供たちで共に考え、実現したのが今回の市内散策です。緊急事態宣言解除を前提として、ギリギリまで日程を後ろにして、実現した企画です。
なんとか子供たちのためにこの行事を実現しようと、担任の先生が努力してくださったことがわかります。公立の小さな学校です。ことなかれ主義のもと、『今年は仕方ないよね』といった雰囲気に飲み込まれていく中で、何とかしようという気持ちが伝わってきました。それが一番嬉しかったことです。
市内の至るところで花手水が出迎えてくれます。行田八幡神社にも参拝したようです。
大長寺では、団参記念の御朱印も用意してくださいました。
いよいよ明日は卒業式です。真新しい学生服に袖を通し、小学校生活に別れを告げます。
最後のランドセル姿は恥ずかしそうに手を振ってくれたようです。6年間の成長と時の重さを改めて実感します。
さくらの花咲く素晴らしい日になることを願っています。